「Re:初期ベイ(後期)まとめ」
ドラグーングリップアタッカーの存在も忘れてはなりません。

ベイブレードのほとんどは、ビットチップにキャラクターを配し、アタックリングが、そのキャラクターの顔や頭を彫りこんだデザインとなっております。
まさにその先駆けとなったベイブレードがグリップアタッカーでした。

それまでのアタックリングのデザインは、回転対称的な幾何学模様がベースでしたが、キャラクターを明確にデザインに取り入れることにより、幾何学模様が生物化し、あたかも命をやどしたかのように、魂が吹き込まれたわけです。

これは、素晴らしいアイデアです。
コマとコマがぶつかり合う勝負（＝バトル）が、単なる無生物のモノとモノのあたり合いで、まるで歯車と歯車があたっているように味気なくなってしまいがちでした。それはどれだけ形状を考えても同じかと思います。
しかしそれが、ビットチップキャラと今回のアイデアの相乗作用によって、まるで自分が創造した（育てた）生き物同士が争い戦うようなドラマチックな演出効果を生んだと思います。

アタックリングの形状についてですが・・
３枚羽より４枚羽の方が圧倒的に多いです。
ビットチップやシューター取付けにあたり、構造上左右対称な４枚羽の方が重量バランス的にあっていたからではないかと思います。
なおこの初期ベイにおいて、２枚羽はローラー系及びウイング系のもののみでした。
ローラーやウイングのギミックは、ビスネジの取付けなど複雑になってしまうので、そんなに多くの羽を付けるわけにはいかなかったからと思います。

ところで、ウエイトディスクが六角形だったのは、ベイゴマの｢角六｣が起源だったのではないかと思いましたがいかがでしょう。

初期ベイブレードの前期にて、ベイブレードの｢基本｣が確立されたわけですが、後期では、その｢応用｣が展開されたと考えて良いのではないでしょうか。

具体的には、初期ベイ前期の仕様をベースに、回転方向（右回転）、オモリ（六角形のウエイトディスク）、ビットチップ（透明カバー付きショートのチップ）等はそのまま継承し、その応用として各種ギミックのアイデアを初期ベイ後期にて展開したと思います。
まさに伝承玩具の独楽に対して真剣に向き合い、現代(平成）の玩具として作り直した際に、この玩具で何ができるか、熟考されたと思います。そして、まず最初にやりたかったことがふんだんに展開されたと思います。
特にベアリングステインガーは、その早かった発売タイミングからも考えて、現代ゴマとして一番やりたかったことの代表ではないでしょうか。

ギミックのアイデアは、主に
１、アタックリング
２、ブレードベース（または軸）
に展開されました。
アタックリングでは、
①風圧系２種、②２重構造系２種、③ローラー系２種、④羽（ウイング）系２種、⑤火花系１種
※２種あるものは、攻撃用と防御用にテーマ分別されておりました
ブレードベースまたは軸では、
ベアリング軸、自動軸先変換、金属玉
と、まさに素晴らしいアイデア、現代技術だと思います。
当時の売れ行きがどうだったかよく把握しておりませんが、開発者は凄い意気込みであったと聞いた記事を以前みかけたことがあります。

｢次世代ベイゴマバトル｣は、やがて来る大きな波の前に、しっかりとそして着実にその奥行きをひろげていたわけですね。

「Re:Re:№３３スパークリングアタッカー」

またギミックの補足ですが・・
下の画像の通り、アタックリングが２重になっております。
小さい内側のアタックリングに挟まれている「石」が、遠心力で突出し、大きい外側のアタックリングの内側に貼られた「紙ヤスリ」と接触することにより、火花が発生します。
ただし、このベイ単独で回転させるだけでは、それほど火花は発生しません。
と言うのは、相手のベイがこのベイのアタックリングに接触することにより、外側のアタックリングと内側のアタックリングの回転差ができた時に、はじめて火花が出るわけです。
また、単独では、回転開始した時ぐらいですね。

近くの大会の時、外側のアタックリングを外して、内側１重だけでジョイントしているブレーダーを見かけ、それはＮＧになることがありました。
結局公式では最終的にどうだったか・・・忘れてしまいました。
ダメだと思いましたが無責任な発言でゴメンなさい。

そう言えばこのアタックリング、２重だけに、久しぶりに外す時に、ほんの一瞬悩むことが・・
あと、その際に石が行方不明になることも（笑

「Re:№３３スパークリングアタッカー」

アタックリング・・・・スパークアタックリング
ウエイトディスク・・・ワイドじゃなくてヘビーだよ〜
ブレードベース・・・・フラットベース

ビットチップのキャラクター指定はありませんが、画像のチップの「スパークドラグーン」が主体的に使用されております。

申しわけありませんが、所持しているこのベイのシールがボロボロでみっともなかったので今回無しの状態です。

良くできておりまして、バトルしますとしっかり火花が出ます。
お持ちの方は、よくその火花を確認するのに部屋を暗くしてみたのではないでしょうか？
・・・・しかし、ハタから見ると部屋を暗くして何してるのかと思われますね（笑

２０００年６月 発売されました№３３のスパークリングアタッカーです。
初期ベイと言う区切りも様々ですが、とりあえずこのベイ以降のものはスピンギアと言う新しい機構のコマなので、このベイでひと区切りとします。
このコマのギミックは、ズバリ「火花」です。
アタックリングが２重（２層）になっておりその間に内蔵された「石（ライターの石と同じようなもの）」が火花を散らします。

火花と言えば、既にウエイトディスクとして、パーツ販売された「スパークディスク」がありましたが、またそれは追ってご紹介したいと思います。

ベイブレードはベイゴマが起源です。ベイゴマ同士が強く当たると火花が出る醍醐味があるのですが、ベイブレードは、残念ながらプラスチックが主体だけにそのままではそのような楽しみを味わうことができません。きっと何か良い方法はないか検討された結果「スパークディスク」のようなパーツや、このようなベイブレードが考案されたと思われます。

「Re:№３２ドラシエルメタルボールディフェンサー」

アタックリング・・・・マックスシールド
ビットチップ　・・・・ドラシエル
ウエイトディスク・・・ヘビィ
ブレードベース・・・・メタルボールベース

ギミックの補足ですが・・
メタルボール（金属の玉）が２個ブレードベース内で、移動します。
高速回転中には遠心力で外側にボールが移動し防御力を上げ、低速回転中は内側へ移動して持久力を上げるとのことです。
よく考えると何故防御力？何故持久力？と、「？」が頭の中でいっぱいになるお話です。(笑
でもある意味、「制振装置」や「振り子式」のような凄いシステムの基本理論だったりして・・。

ブレードベースの軸先は、どちらかといえば、シャープに近いようで、結構バトルに使える方だったそうですが・・・当時我が家では、何とか入手できて良かった！と言うものでしたので、あまり試しておりません。

たくさん入手できれば「玄武」だけに、黒色で塗りたくなるベイです。・・赤も青もイイなあ（笑

しかし、「金属の玉が２個移動する」ってことなら聖獣はタヌキの方が・・・・・・・お粗末でした。

２０００年５月発売の通称「メタボー」こと、ドラシエルメタルボールディフェンサーです。
ようやく我が家に初販００年４月の刻印のものが出てきました（上）ので嬉しくて、今回３個も画像掲示してしまいました。
でも、０１年４月の刻印（左下）と比べると、全く同じような気がして・・。
ちなみに、右下のハスブロ（シールは？）とも同じようです。
強いて違いを言えばハスブロはビットチップがロングのものが付いているくらいです。（あくまでも私の見た目です）

２個のメタルボールを内蔵するこのベイのギミックは脱帽ですね。
すばらしい、面白いギミックです。
どうやって思いついたのか本当に不思議です。そんなの日本の独楽にあったのでしょうか？とても感心しました。
もしや開発者が、パチンコ店で・・・・大人の私の発想は、こんな程度です。メーカーさんごめんなさい。

ともあれ、
アニメでは、ＭＡＸ君が使用した、四聖獣のドラシエルを冠する重要なベイです。
緑色が定番となったのは、昔から子供たちに人気のミドリガメが起因？亀は緑ってことだったのかな？

「Re:Re:たくさんのアクセスありがとうございます！」

ついでなんですが・・

左下、右下も破損後、再生改造したベイです。息子が発案して私が多少手を加えてます。
上は、なぜか息子のケースに入っていた私の失敗塗りベイです。・・・やっつけられる用ベイだったからかもしれません（笑

ああでもない、こうでもない、と親子でやりとりしたのが、いつか懐かしくなってしまうのでしょうね。

でも、くれぐれも危険な改造だけはしないでくださいね！

※このスレッド（返信元の167）は、後からこっそり画像を追加してます。見られた方は、ちょっと幸せになるかもしれません（笑

「Re:たくさんのアクセスありがとうございます！」

10000アクセス記念に何か我が家の自慢のベイはないかと思いましたが・・・特にありませんでした（笑

でも、息子が壊れたベイを改造したものを今でもケースに入れて大事にしているものがありましたので、ご紹介します。

何だコレは？と思われるかもしれませんが、

・・・・みすぼらしくてごめんなさい。
でも、必死になって、夢中になってイジってましたので許してください。

左上は何でしょう？

そうです。あの空飛ぶ大きなベイブレード（笑）が折れたので、どんどん切ったり削ったりしたあげく、小さくなってしまったものです。
ビットチップは大事な映画館でもらったもので、いかにも｢塗っちゃいました！ビットチップ｣です。さすがに私もこれには一瞬閉口しましたが、すぐ諦めました。でも、このベイ実は結構強いです。もちろん大会には出せませんが。

右上は何でしょう？
ご想像におまかせします。（笑

下のジャンピングベースは、壊れたベイの再生ではありませんが・・ガルズリーのアタックリング１枚仕様（何故？）に息子オリジナル聖獣の神（紙）ビットチップです。何が描かれているのかさっぱり判らないので、見えないように曲がってます。後から気付いたのですが、この聖獣恥ずかしかったのかな？（笑

改造は危険を伴うので推奨できませんが、親のしっかりとした監督が必要ですね。

下手ながら・・不器用ながら・・我が子の独創性をのばしてやりたい！時にはワクにとらわれることなく自由になって！壊れても捨てないで大事にして欲しい！そんな思いが創ったベイです。

なぜか、ずっとずっと、取っておきたいと思う大切なベイです。
いつか、息子が親になった時、私の未来の孫に見せてやろうと私はたくらんでます。
｢お父さんが小さい時に作ったベイだよ！｣って。
・・・・その時どんなベイブレードが売っているのでしょうか？

「Re:Re:№３１ウイングディフェンサー」

アタックリングの裏側です！

ウイングアタッカーと同じなのでこの画像も省略！と思いましたが、形状の違いの他に・・
ウイングの向きも反対だったのですね！

初めて気付きました。（笑

そういえば、ハスブロ製で、このベイの色違いがあったような？確かＢＢＡチャンピオンシップシリーズとか言う・・。