先回ユウカさんと話題になったベイブレードの主要となる登場人物の名前ですが・・

木ノ宮タカオ
火渡カイ
金　李（レイ）
水原マックス
皇　大地

最初は私も名前の由来は、単純に一週間の「月火水木金土日」かと思って、「月」「日」は誰だろう？って思いました（笑
レインボーマンを知っている世代ならなおさらそう思ったと思います。（笑
それが中国の古代思想である五行説の「木火土金水」からくるものであるとは知りませんでした。

まずは関係するビットチップのキャラクターですが、

最初のベイブレードの開発と併行して作成された最初のゲーム「次世代ベーゴマバトル」では、ビットチップのキャラが精霊のころは何百とありました。(まだ入手しておりませんので、断言できませんが・・）

http://www.hudson.co.jp/gamenavi/gamedb/softinfo/beyblade/

が、そのゲームには四聖獣の概念的な考えは、まだ反映されてなかったと思われます。
実際にそのゲームで、キャラクターにタカオとカイの名前が出ておりますが、姓の「木之宮」や「火渡」はついていなかったようです。
もちろんレイやマックスも、まだ出ていないようで、彼らは次のゲーム「ファイティングトーナメント」で四聖獣とともに登場するようです。

http://www.hudson.co.jp/gamenavi/gamedb/softinfo/beyblade2/

四聖獣は、もとは「四神」の「青龍、白虎、朱雀、玄武」で、それぞれ東西南北の守護獣となっております。
その色（青・白・赤・黒）は、実際にビットチップの各聖獣のキャラクターの色になっております。
初期ベイのアルティメットドラグーンやフロスティックドランザーは、その概念がありませんからビットチップのキャラクターそのものもまだ四聖獣のカラーになっていないのではないかと考えます。
また、初期ベイのビットチップが、精霊から四聖獣に変わる際に、先行して出てきたビットシールのデスドライガーやナイトドランザー等は、そのキャラクターの姿の色から考えると既に四聖獣の概念を意識したデザインになっていたのではないかと考えます。

その四聖獣もやがて、「皇 大地」の登場で五行説にかわり「木、火、水、金」に「土」が加わります。それが「黄龍」です。
一般的に「土」は「黄龍」で、四神が東西南北の守護神に対して、「黄龍」は中央に位置するすべての中心的な存在となります。
確かに、東西南北というものは真ん中に「自分」が存在して初めて決まりますから五番目としての存在は重要であり、かつ、予想されたものかもしれません。
「黄龍」は、「麒麟」とする考え方もありますが、ベイブレードでは「黄龍」を採用しているようです。
またそれは「皇帝」を意味するそうです。
私の邪推ですが、中国では、歴史的に皇帝の権力を絶対視する為に四神の長として「皇帝」を中央に位置に置き、全ての頂点とした思想として世に拡めたのではないでしょうか？
よって「皇 大地」は「土」であることがその名前からうなづけると思います。

余談ですが「黄龍」がなぜ黄色なのかは、中国の母なる大地「黄土」や大河である「黄河」から来るものと考えられるそうです。

アニメやコミック、ゲームでは、四神や五行の関係する話がよく出てきていますね。ベイブレードだけではないようですね。
ベイが大ブームとなったのは、実は風水のご利益（ごりやく）があったからなのでしょうか？
ともあれ、ベイブレードは、なかなか深いです。