「Re×10:№BB-00 ペガシス105Fプロトタイプ」
さて、続きを（笑

｢ウィール｣と言ってもいまだにピンとこない私です(笑)が、とりあえずそれは、過去ベイ(笑）では、アタックリングに該当するパーツです。
ウィールはホイールと同じ英語です。車のホイールと言えばおなじみ「車輪」ですね。
私も学生のころはアルミホイル・・じゃなくて、車のアルミホイールが欲しくて、一生懸命バイトしたものでした（笑
う〜ん、あの頃はＢＢＳが人気でカッコいかったなあ〜、でも高くて買えなかった（笑
ウィールは「車輪」、そう呼ばれるだけに大きな「はずみ車」ともなっています。
ちなみに「はずみ車(弾み車・勢車)」は英語ではフライホイールと呼び、重ければ重いほど回転するエネルギーをキープすることができます。

※興味なあるかたは｢慣性モーメント｣でも

フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』より

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%85%A3%E6%80%A7%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88

http://en.wikipedia.org/wiki/Moment_of_inertia

車のオモチャかなんかで、よくその「はずみ車」が内蔵されたものがありましたが、コマとしては、重さのあるパーツ部分がその主要となり、あたかもコマ全体が「はずみ車」のようなイメージになります。

ＨＭＳベイでは、特にその「はずみ車」の役割は、アタックリングとウエイトディスクの２つの重量のあるパーツに分割されていました。
が、メタルファイトベイでは、それらを一つに統合したウィールが一手に引き受けています。
ここで注目する点は、「はずみ車」が形状の異なる２つのパーツに分かれていることよりも、単一である方がバランスは保たれ、回転に有利となる点です。
そう考えるとウエイトディスクのようなパーツを持たないメタルファイトベイは、実は深く考えられて開発されたものであると思います。

また、先ほども書きましたが、今回のペガシスとウルボーグＭＳの総重量は各々同じ３８ｇです。
と言うことは、メタルファイトベイ自体の重量配分が、いかにウィールと言うパーツに集中しているか、わかりますね。
さらに、それはペガシスをはじめとしたメタルファイトベイが、ウルＭＳをはじめとしたＨＭＳベイよりもより上部に重心が寄っていることを意味します。



「重心が高い」それは不安定なコマに思われがちですが、実はその方が高速回転時は有利なのです。

極端な話ですが、宇宙空間のような無重力状態では、土星の輪のごとく、中心に重心がある方が高速回転に有利だと思います。
太陽や地球が丸いように。
しかし、地上のような重力の影響下では、どうでしょうか。
確かに、低速回転では一般的に重心が低い方が安定しやすいです。
が、ある程度の速度を超えると、つまり高速回転では、重心は中心より上部寄りにあった方が持続しやすくなるのです。
回転が高速になればなるほど遠心力が働き、より水平方向にその「力」が向きます。
しかし重力は、垂直方向、つまり下側にかかるので、水平と垂直のちょうどつり合う位置、すなわち、重心が中心より多少上部に移行した方が回転を持続しやすくなるということではないかなと思います。
実際に、手回しのような低速回転でそれぞれ個別に回してみると、非ベアリングの低重心のＨＭＳベイの方が、ベアリングのウルボーグMSより、長く回転します。
ところがワインダー等で高速回転させると、一気に形勢は逆転し、個別ではウルボーグＭＳが圧倒的に長く持続して回転します。
上記のことから、メタルファイトベイが高速回転仕様と呼ばれるのが正しいと言うことが裏付けされます。
そうなると、今後メタルファイトベイでベアリング系のものが登場した際は他のベイにとっても脅威になると予想されますね。
重ければ重いほど最初は回りにくい反面、一度回転しはじめたら止まりにくくなるということです。
「水」が熱しにくく冷めにくいように、重いベイほど、より高速回転仕様となります。
ただし、逆に相手の回転力を奪うベイ（以前書きましたゾンビベイ）としては向かなくなりますね。
でも、その圧倒的な回転力がメタルファイトベイにとってまさしく武器となるのは間違いないかと思います。