from: とおるさん
2008年03月30日 21時11分15秒
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08年03月30日Sunday
朝、地元の駅でY君に会った。2人して「まさか3年生が居るとは思わなかった」だよな。昨日・今日くらいが引越しのピークだろうし、就職組は研修やら何やらで忙
朝、地元の駅でY君に会った。2人して「まさか3年生が居るとは思わなかった」だよな。昨日・今日くらいが引越しのピークだろうし、就職組は研修やら何やらで忙しいしな。Y君も関東圏の大学に行くそうだが、引越しは1日…入学式間際で、大丈夫なのか?
車内での話題は、専ら「日東駒専」とか「MARCH」とか。いくらブランド名が通っていても、私立理系はねぇ…。
今日は4校合同演奏会…とうとう先輩として、見に行く立場になってしまった。今回の会場は喜多方プラザ…遠いね。駅でM君とK君と合流し、磐越西線でまず会津若松を目指す。2人はなかなか電車に乗りなれていないようで…。
車内での会話。K君「大学生ってさ、メッセンジャーバッグ背負って、マウンテンバイク乗ってる印象あんだけど」別にそうでもなくね?M君「そういうのを固定観念って言うんだよ」まぁそうだわな。
会津若松到着。ここでS君と合流するはずなのだが、S君がやってこない。M君とK君が電話をしたりするが、どうにも連絡がつかない。時間がなかったので、やむを得ず新津行きに乗り換える。この車体、ディーゼル車…っていうか、磐越東線と同じ車体。ここまで来て、まさかこれに乗るとは。椅子やカーテンの柄が、微妙に違う程度。
from: とおるさん
2008年03月30日 22時55分43秒
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「08年03月30日Sunday」
ラーメン屋さんを出て、標識とガイドを頼りに、喜多方プラザを目指す。すると、いたって単純な道のりであった。いざ着いたときに、うちら3人が思ったこと…ここ来たことね?思い出した、1年生のときの県大会は、ここが会場だった…そういえばそうだったなぁ、一瞬懐かしくなった。
入口を入ると、なぜか後輩たちがうちら3人を見つけて寄ってきた、お前ら準備しろよ。K「だって、時間まだですもん」いいから早く準備しろ(笑)。すでに開場時刻となっていたので、うちら3人は早速入場する。
うちら合唱部の風習として、3年生は最前列でステージを見守る、というのがある。すでに最前列には人が居たので、うちら3人は2列目に座る。しばらくして、遅れてやってきたS君が無事合流。さらにH君もやって来た、男声は優秀だな(笑)。開演10分ほど前に、女声もやってきた…しかし少ない、NさんYさんIさんだけ…みんな忙しいのね。
そのうち開演を告げるベルが鳴り響き、幕が上がった…どんなステージを見せてくれるんだ?期待しよう。
Ⅰ.校歌
各校の校歌を演奏する。人数が少ないのに、かなりハーモニーが充実している。よくここまで成長した…校歌を聴いただけで、それを感じられた。一方、1年ぶりに聞く他校の校歌、久々に聞くと懐かしい感じがする。ここの演奏会でしか聞くことのできない、醍醐味のひとつだ。
校歌が終わり、男声・女声合唱に移る。ここはK高校長先生の挨拶で時間調整。聞いている人は…少ないね(←予想通り)。
Ⅱ.男声・女声合唱
男声合唱はH先生の指揮のもと、楽しませるステージを展開した。曲目が幅広く、かなり楽しかった。まず最初に「宇宙戦艦ヤマト」いきなりこれが始まるんだもの、そりゃテンション上がるって。編曲の仕方がよく、主旋律が次々と変わる。男声合唱の魅力も同時に引き出しているような気がして、聞いていてわくわくした。2曲目は打って変わって「見上げてごらん夜の星を」言わずと知れた名曲。男声合唱だから、また味がある。曲を盛り上げるように、ミラーボールなどの照明で演出をする、憎いなぁ〜。3曲目は、加山雄三「君といつまでも」この曲では、間奏部に詩がある。間奏部に突入すると、代表の生徒が「幸せだな〜」詩を読み上げる。ステージの端には、女子生徒が一人。詩の終わりの部分で「まぶしすぎて、君を見れないよ。○○」これが女の子の実名かわからないけど。頑張って言った彼には、笑いと拍手の渦が…よくやった!4曲目は「U BOJ」男声合唱の定番曲、だけどうちらの代は歌えない(泣)。兵士の勇ましさを歌ったこの曲は、聞いているだけで気分が盛り上がった。
男声合唱がエンタメ系なら、女声合唱は聞かせるステージ。k先生の指揮のもと、プラームス作曲「三つの宗教的合唱曲」を歌う。宗教曲ということもあり、独特の雰囲気を上手く形にしていたと思う。でもこのような曲の知識が足らないので、多くは語れない(爆)。とにかく、メロディーが綺麗だった。
休憩を挟み、次へ。ここからは各校ステージだ、この演奏会の重要な部分を占める。…でもこの演奏会は、全部重要だな、うん。
Ⅲ.k高校ステージ
テーマは「ディズニー」寸劇形式で、ステージを進めていく。主人公は不思議の国のアリス。担当の生徒「こんにちわ〜!私はアリス」会場から笑いが起きた。当然最初の曲は「不思議の国のアリス」で始まる。そこから、ピノキオの「星に願いを」につないで、閉めは「小さな世界」へ持っていく。衣装にも手が込んでいて、本当に「楽しませる」といったステージだった。
Ⅳ.K高校ステージ
いよいよ後輩たちの出番がやってきた、どんなステージを見せてくれるのか楽しみ。毎年恒例、テーマにちなんだ作り物。今年はシンプルに、桜の木が一本。K君「もうちょい立派にできただろ」去年まではお前が居たから、質が高かったんだよ。
最初はAとTが、今回のステージの大まかな説明をする。歌から「春」を感じてもらいたい…その思い、しかと受け止めたいと思います。
最初に滝廉太郎の「花」一番は普通に合唱、そして二番になると、RとEが前に出てきた…ソロだ。この人数を前にして、2人はしっかり歌った、すごい!かなり練習したんだろうなぁ。立派だったよ。
続いて、部長であるKから挨拶。ここで、K先生の話題にも触れられる…そう、K先生がうちらの合唱部を率いる最後の舞台。それを念頭に置くと、かなり考え深いものがある。今思えば、選曲もこれを踏まえたものであったのかもしれない。
続いて日本古謡の「さくらさくら」かたい曲ではあるが、どこかお洒落な雰囲気が。今パンフレットを読み返したところ、信長貴富さんの編曲だそうだ、なるほどねぇ。
続いて、EとAの1年生2人組みによって、次の曲が紹介される。Aが曲のイメージを引き出し、Eが説明する役、よく考えたな。
松任谷由実「春よ来い」そしてコブクロの「桜」を連続で歌う。後者には、うちらには恒例の振り付け付き。いろいろ考えたと見えて、細かい部分まで手が込んでいた。それだからといって、歌が適当になるわけでもない。…送別会のときに歌ってくれたときは、まだ未完成だったんだ。今日改めて聞いて、曲がしっかり見えた。こういうことだったのか、大きくステップアップしている、間違いなく。みんなすごいよ。
続いてAとRが登場し「振り付け、いかがでしたか?」「間違った人、見つけませんでしたか?」あれ〜?みたいな雰囲気になって、AはRを、そしてRは自分を指差す…そういうオチかよ(笑)。笑いもとりつつ、次の曲の説明もしっかりする。
最後の曲は、森山直太朗の「桜」ここでは、各パートからソロが一人ずつ登場。高いほうからM、K、A、Eの順に。さらにこの曲は、この4人を中心とした展開が多い。これの完成には、そうとうの努力と時間を要したに違いない、完成度は高かった。素晴しかった、すごいよ、みんな本当に立派だよ!
心から感動した、後輩たちはみんな着実に成長している。
Ⅴ.H高校ステージ
青島広志作詞・作曲、高校生とOBのための混声合唱「音楽室からのメッセージ」より。この曲の原曲がどのようなものかはわからないが、どうもH校用に歌詞を付け直したようで、冒頭部「部室がプレハブ小屋なのはなんでだろう」から始まった。そこからH校合唱部の1年を描き出す設定。歌と劇を織り交ぜて、次々にステージを展開していく。
歌でH校合唱部の説明をして、場面は一気に夏へ。H先生がナレーターをする。部活に迫り来る危機…勉強との両立・受験・恋愛、それを乗り越えるための苦労が、面白おかしく作られている。よくここまでの劇を仕上げたものだと、思わず感心した。
そして最後には、なぜコンクールなどを課されるのか、といった疑問や、歌で結ばれる仲間の大切さを見事に表現した。このステージを見た感想、合唱やっててよかった〜!K君「面白かったな」本当にね。
Ⅵ.K高校ステージ
なんと、ミサ曲とジャズを融合したという…そんな曲があったのか。
部長挨拶の後に飛び出した3人、司会2人に、怪しげなシスターが…っていうか男だ(笑)。こういうところに凝っている。全員が黒い衣装に、胸元に十字架…どこまでも細かい。
今まで難い雰囲気だったミサ曲を、ジャズのメロディーにのせて歌い上げる。そのせいか、かなりすんなり受け止められた。さらにステージ上でパートごとの位置を動かし、常に新しく持っていった。落ち着いた感じの振り付けもあって、ミサ曲のイメージをくつがえされたような印象を受けた。すげぇ〜…。
ここで休憩を挟んで、いよいよ合同演奏に向かう。うちらは毎年恒例で、ステージに関するアンケートを入れておく。本来ならパンフと一緒に筆記具を渡されるはずなのだが…今年はない、あれ?私は筆記具を持っていたので、みんなに貸す。後輩たちへ、鉛筆は忘れるな、忘れるとアンケートに書かれるよ(泣)。M君、H君に「ニート4年目って書きな」「なんで?」「だって、一番ニートっぽいもん」ん〜コメントは控える(笑)。
Ⅶ.合同演奏
1曲目「言葉にすれば」これは冒頭、4人のソロから始まる。うちの学校からは、代表でKが。これこそ緊張するだろ、よくやったな。高校生の感じる不安や希望を、テンポに載せて見事に歌い上げる一曲。
2曲目・3曲目は、作詞谷川俊太郎・作曲信長貴富というものすごい組み合わせの組曲「いまぼくに」から「いまぼくに」「木」の2曲を。「いまぼくに」は、いまなすべきことへの意志、それに対する葛藤が、歌とピアノ伴奏で力強く表現された曲。聞いていると、胸に何か突き刺さるものがあった。とにかく凄まじい…。一方の「木」は、人々が木に安らぎを求め、平和であることを喜ぶ…といったことを表現した曲だそうだ。「いまぼくに」で衝撃を受けたが、これでちょっとは安らいだ感じがした。この2曲を選ぶとは、T先生もいろいろ考えたに違いない。感動した。
これで全曲目終了、残るはアンコール。例年ならば何か一曲やってから「瑠璃色の地球」に行くところだが、今年は「瑠璃色の地球」だけとなった。指揮を振るのはK先生…本当に最後。
みんなよく頑張った、感動の連続だった。これを作り上げるために、努力を惜しまなかった。その思いは、客席に届いた。曲を聴きながら、そう思った。泣いている子も居る、そりゃ泣きたくなるさ、色んな思いが駆け巡っているだろう。一観客として聞いている私も、これまでの思い出がよみがえった。過去2回、そして今回の演奏…合唱部でよかった、ここに居れてよかった。いろんな思いが駆け巡り、曲の最後では、思わず涙が…。
先生が指揮を振り終え、全員で礼…終わった、幕が下りた。
ありがとう、本当にありがとう。
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