「０７年０８月３１日Friday」
すぐにリハーサル室に通される。しかしみんな、バスでの一連の出来事があり、焦りまくり。先生「深呼吸しよう。水飲んできな、いつも通りにしよう」急いで水を飲み、すぐさま発声を開始。そこそこやったところで、曲に入る。やっぱり課題曲の頭、そこなんだよね。自由曲も、今さらになって不安な箇所が多々、そこを集中的にやっていく。
時間が来て、今度は中ホールに通される…１ヶ月くらい前に来たな(笑)。そこでまた練習。Ｍ君かなり緊張しているらしく、クレド冒頭のソロが上手くいかない…焦るな、絶対になんとかなる、ホールなんてがらがらなんだから。とかやってるうちに、すぐに時間が…短いよ(泣)。
それからいよいよ大ホール舞台袖に移動するわけだが。案内してくれた人が、明らかにおかしい。迷ってる、その誘導に素直に従ったら、反対側の袖に出てしまった。「間違えたみたいで、ほんとうにしません…」再び移動開始。先生「舞台はこっちだよ。なんでこちっちに誘導してくれたのか不思議だったんだけど。自分の仕事には、責任を持ちなさい」顔は笑顔だが、明らかに怒っている…そりゃぁな。
ようやく袖に来る…やべぇ、緊張してきた。みんなで肩もみをし、先代から受け継がれてきた「あれ」をやる。それでも尚テンパっている私、Ｙ君になだめてもらいながらも、やはり焦る…まずい。そんなわきで歌っているのは、市内某高校さん…こんなのと比較されては(笑)。明らかに向こうの勝ちだ。そのうちに演奏が終了…出番来ちゃったよ。端のＹ君と私、前の学校を見て退場する場所を確認してから、ゆっくり入場…やっぱし人居ねぇ(笑)。位置について、そのときを待つ。先生の一礼、拍手、Ｙさんによって音が取られ、そして演奏が始まった。

課題曲は、やっぱり冒頭が引っかかった気がする。それでも十分に軌道に乗った感が。朝にしてはいい感じ、なんとかなりそうだよ。
自由曲１曲目「Credo」Ｍ君のソロが、見事に決まった！出来たじゃん。今朝方言われたことに注意しつつ、精一杯歌いきるように、かつ楽しく笑顔を忘れずに。２曲目「Sanctus」この曲は、冒頭が怖いんだよな、そして曲の展開の仕方。しかしそこだって、これまでしこたま練習してきたわけだから、きっと大丈夫。そういう思いがあったのか、普段よりは落ち着いて歌いきることが出来た、でも納得できないところも…う〜ん。
先生の一礼、拍手…成就した。袖で先生が声をかけてくれる…みんな全力を出し切れたはず。だって、これだけ努力してきたんだから、きっと大丈夫だよ。もしこれが最後の舞台だとしても、それは惜しくない。

終わったら写真撮影。３年生を前に、後輩たちを後ろに並べる。すると写真屋さん「そこの背高い人、一段上」Ｋ君(だったかな)を一段上に上がらせる…３年生なのに、容赦ねぇ(笑)。最初の２枚ほどは真面目に撮って、最後は自分たちで。女子はいいけど、男子はポーズ決まらず…な、しょうがないな(笑)。それから各パートごとに撮影、でも男声は一括り(笑)。
こうして舞台に関することは一切が終わった。ね、後は結果待ち。

いよいよ、福島県合唱コンクール当日となった。しかしここで問題が。ウチらの出番は朝１０時過ぎ…声出ないぜ？というわけで、早朝４時半学校集合というとんでもない日程が組まれた、本気？なので今朝は３時起床、母ちゃんに送っていってもらう。ラジオからは井上陽水ノンストップ…これほんとにＦＭか？車窓から見える郡山の風景は、これまでに見たこと無いほど静か…こんな光景見るの、最初で最後かも。途中から、進行方向がまったく同じ車の後ろを走る…これまさか合唱部じゃ？その車、校門を入っていった。合唱部に間違いない。降りてみると、後輩のＡん家。「３時半に出てきました…」だよな、これだから磐越東線沿いは(笑)。音楽室に行くと、けっこうメンバーがそろっている。４時半にはほぼ全員が集まるという…みんな偉い。そして練習は始まった。

眠っている体を起こすべく、体操と呼吸法をしっかりとやる…朝は厳しいぞ(笑)。そして発声も念入りに、先生「朝にしてはよく声出てるな」みんな気合が入ってますから。そんな頭の片隅で、これが最後の練習になるかもしれない、という考えが、絶えず付きまとっていた…大丈夫、きっと次がある。
基礎練習が終わったら、個人・パートで練習するように指示が出される。しばらくして先生が「男声見よう」そこで見てもらったわけだが、もうズタボロ言われる。大会本当に目前にして、基本的なことばかり…泣きそうになった。しかしここは喰らいついていかねばならない…そう思って、なんとかやりきった。
そして朝食の時間。朝から色んな差し入れが届いている、あざぁす。朝食と一緒に、美味しくいただく。食べ終わってゴミを捨てようとしていると、Ｈ君「ゴミ」はいはい。Ｙ君「これ」はいはい。Ｒ「よろしく」お前仮にも後輩だろ、先輩をこき使うな(笑)。
時間まで全体で練習。問題箇所は、課題曲の冒頭部。ここさえできれば、残りは順調に進む、というわけで、ひたすらくり返す。それから自由曲、単語の語尾とかの調整。基本的なことをしているうちに、時間はあっという間に過ぎてしまう…まずい。

悪天候のため、今日もバスで移動。バスを待っていると、向こう側のバス停でＡさんとＭさんが降車。「頑張ってきてね！」と励ましの言葉をもらう、いい結果出せるようにやってきます。
またしばらくして、バスが定時より１０分ほど遅れてやってきた…なんか間に合わないかも、そんな不安を抱えつつ乗り込む。その予想は、当たってしまった。朝の通勤時間帯、どこの道路も流れが悪い。みんな初めは「余裕だ」みたいなこと言ってたけど、次第に「間に合わないじゃん」今日タクシーにすればよかったんだよな。そして文化センターに着いたのが、なんとリハーサル集合時間ドンぴしゃり…マジ有り得ねぇ。荷物を控え室である展示室に放り込み、急いで集合場所に集まる。なんとか間に合ったな。

「こごと」
なかなか口に出しづらいこともある

だけどそれを理解しないことには

「０７年０８月３０日Thursday」
放課後、何事もなかったかのように通常の練習…かと思いきや、先生は３曲通して終わり。「早く帰って寝なさい」そうします。しかしみんなすぐには帰らない、残って練習する。とくに男声はその率が高い。少しでも良い成績が残せるように、ってね。
練習が終わったあと、Ｆ君が何か弾いている…と思ったら、去年の自由曲、懐かしいもの引っ張り出してきやがって(笑)。しかし去年より歌い易くなってる、けっこう安定してるな。低音部が特に…これも成長の結果か？

教室に戻り、Ｍさんと話をする。ちょっと本音を吐いた。上にも行きたいけど、もうそろそろ勉強も心配だから、って。ここまで来てまだ踏ん切りがつかないなんて…情けないな。

「０７年０８月３０日Thursday」

帰りは路線バス…だけど、全員乗れるかしら？そんな不安がある人が多々。雨の日の朝なんて、このくらい当たり前だぜ？余裕余裕。２年女子「無理だったら、先輩たちは先の便で行ってください」なんという心構えだ、偉いなぁ。そこへバスが到着、だからこんなの余裕だって。難なく全員乗り込む。私とＭ君は席が無いので、しょうがなく立つ。それで車内を見回すと…すごい光景だこと(笑)。満席且つそれがウチらだけ。私の近くに座っていたＡとＫ「先輩、もう一歩下がってください」そんなに私が暑苦しいってか？
バスは台新から静町へとさしかかる。Ｍ君「ここで降りれば、うち近ぇ」住所この辺だしだしな。Ｍ君「Ｆ〜、帰っぺ〜」同中卒のＦ君を誘う、帰るなよ(笑)。
途中からおばあさんが乗ってきた。すかさず席を譲るＡ、偉い。
バスはいよいよ学校の近くに来た。「次は○○高校でございます」「ぴんぽん♪」あちこちでボタンを押しまくる。Ｍ君「あんまやるなよ、壊れるだろ(怒)」ごめんなさい。というわけで到着、精算なわけだ。お金が足りないというＫ君とＮさんの分も、私が払うことに。ＩＣカードの仕組みがよく分からない二人、私が機械にかざしただけで、小銭なんか放り込んでないのに、果たして降りていいのか戸惑っている、だから大丈夫だって。二人「なんか微妙じゃね？」そういうこと言わないの。
学校に着いた時間が、まだ６コマ目半ば。２年生は修学旅行の話があるため、速やかに教室に戻る。３年生は「公欠を使い切ろう」というけで、音楽室にタムロ。キーボードで遊ぶ。中に入っている音楽を適当に流していると、Ｉさん「これさぁ、マリオって感じじゃん？」まぁね。さらに「これって、マリオのヤバイときじゃん」例えが全部マリオ(笑)。キーボードのボタンを連打しまくっているＭ君とＹさん、壊れるからやめなさい。Ｉさん「東北行ったら、文化祭出られないじゃん。もしシクったら出られるね」そんな演技でもない発言しないで。と終業の鐘が、みんな一斉に教室に引き返す。

「０７年０８月３０日Thursday」

明日から行われる「福島県合唱コンクール」に先立ち、今日は会場(市民文化センター)でのリハーサル。３０分だけ舞台を借りられたので、そこで練習することに。４〜６時間目だけ公欠…なんだこの微妙な時間帯は？
当初文化センターまでの移動手段は自転車の予定だった。ところが、この雨だ。そこで先生「バスで行くより、タクシーで割勘したほうが安いんじゃないの？」というわけで、学校からタクシーで向かう。９台もチャーター…すげぇな。
私とＭ君とＹ君とＲの乗った車内での会話。２年生は来週修学旅行なわけで、Ｍ君「ご当地キティ買ってきて」Ｒ「無理無理、見つけらんない」そんなことを言ってるわきで「路面滑り易くなっているので、注意」機械が喋ってる…。Ｍ君「この無機質な声、ＤＳのあれと同じだ」運転手さん「これあっちにパソコンがあってな、無視してればいいんだけど…な」といって返事を返すボタンを押す「了解」これまた無機質な声(笑)。そんなことをしているうちに到着、１８００円、一人４００円ほど…バスのほうが安かったので、帰りはバスに決定。

センターに入り、４回ロビーで発声をする。時間が限られているので、速やかに済ませなければならない。先生も気合が入っているのか、いつもより高い音まで発声…厳しい(泣)。そのうち時間となり、客席に移動する。客席に荷物を置いたら、速やかに壇上に上がる…２ヶ月前くらいに来たよな(笑)。早速歌う、しかし先生は「自分らで歌え」客席を歩き回りつつ、音を聞く。歌ってみた率直な感想、全然響いてない。まぁこれは学校帰ってから先生が言ってたけど、音楽室の何倍も広いから…響くわけがない、とか言ってる場合じゃなくて、響かせなきゃなんないの！これ書いてる辞典で、出番まであと１２時間なんだから。なんか微妙だった、でも…。ここまで練習に来てるにも関わらず、いつもと同じ箇所を指摘され、そこを練習する…せっかくの練習時間が。
なんだかんだしてるうちに、３０分なんてあっという間に過ぎる…なんだかなぁ。それから各自昼飯を食って、学校に引き返す。

２コマ目の休み時間。
Ｏ君、廊下で「バレー萌えなんだよなぁ〜」また昨日の話を引っ張る。反撃しようとしたら「これ食う？」スコーンを取り出す。これであえなく反撃できず、物に弱い(笑)。側にいたＳ君とｋ君「美味そ〜」しかし彼らはまだ部活を引退してないので、スナック菓子厳禁…運動部って厳しいのね。するとＳ君「俺食う！」Ｏ君から袋を取り、本当に食うのかと思ったら、ものすごい勢いで匂いを嗅ぐ。「やべぇ〜！超美味ぇ〜！」匂いだけで食った気になるとは。Ｓ君、さらに匂いを嗅ぎまくる。そこへやってきたＭ君「俺も食う」Ｓ君から袋を取り、目の前で食う。しかも美味そうに…たまんねぇな。Ｓ君「うわぁ〜殺してぇ。マジぶっ殺してぇ」気持ちはわからないでもない(笑)。

７コマ目、ホームルーム。
学年集会だってさ。体育館に集められ、話を聞くわけだが…単語帳を持ってくるやつは居る、無駄話ばかりしているやつも居る。人の話聞くときは、しっかり聞くんだよ！小学校で習わなかったか？学年主任Ｏ先生、この状況下で少々ご立腹の様子…私があの立場なら、確実に説教かますな。
そして本題、進路指導Ａ先生から、受験に対しての話を聞く…まだまだ実感が湧かない、というのが現実だが、時は刻一刻と進んでいる。来月にはセンター試験の文章が配られるらしい。夏休みにまともな勉強ができなかった私、しかしＡ先生「焦ってばかりでもしょうがないので、前向きに考えられるようにしようね」とは言っても…。
生徒指導部Ｋ先生、この状況が納得いかないらしく「手に持ってる物、全部下に置け〜」そして立たせられ話を聞く。人が話してんのに私語とか単語なんかやってるほうがおかしい、話を聞くときは聞く、きちんとできない人は、なんか納得いかない。

「こごと」
あそこまで不愉快になるやつは

なかなかいないな

「０７年０８月２９日Wednesday」
帰りの電車にて、Ｏ君とＹ君と一緒になる。
まだ車両が入ってこないホームで。Ｙ君、私に向かって携帯を向け「消えろ！消えろ！なんで消えないんだ？」冗談で「じゃぁ線路飛び込もうか？」「やめろやめろ」かなりの勢いで止めにかかる、だから冗談だって。
車両が入ってきた、とりあえず席を陣取る。そこで進研模試の結果の見せ合いが始まった。飛躍的に成績が伸びているＯ君、私とＹ君は「すげぇな…」の一言、合計で１６０人くらいだか抜いたらしい…驚異的だ。
途中で、私とＹ君と同中卒の後輩Ｋが乗ってきた。通り過ぎようとしたＫに「Ｋ〜！」と声をかけるＹ君、うん。それなりに近い位置に立ったＫ。それを見たＹ君「Ｋのこと呼んでみ？」こんな人がそこそこ乗ってる車内で、んなことができるか。さらにＯ君とＹ君「歌え！ここで歌えなかったら、ステージでも歌えねぇぞ」舞台と電車じゃ、心構えが全く違いますから。
船引駅でけっこうな人数が降り、それなりに会話がしやすくなる状況、Ｙ君はさらにＫに絡む。ここでＹ君、根も葉もない発言。「Ｋ〜Ｋ〜、こいつ(私)バレー萌えなんだって」そういう変な発言しないの。さらにＹ君「Ｋ、彼氏できた？」あんまり深いところまで掘り返さないの(笑)。またＹ君「そうだ、こいつのブログ教えるとか言っておいて、まだ教えてねぇんだ」教えんでいい。そう言ってる間にも、Ｋにメールを送るＹ君…教えんでいい。

「０７年０８月２９日Wednesday」
今日の練習でのこと。
Ａさんの姿が見えない、と思っていたら、体調が悪いのか休んでいる。休み明け且つ大会前且つこの急な天気の変化のせいなのか、大丈夫かしら？なんて思っていたのもつかの間で。今度は私自身の体にも、何か違和感が。練習も終盤に差し掛かったころ、なぜか少しふらつく。歌うだけで必死、周囲に目が行かなくなる。そのうち自分の音程すら怪しくなってきて。いよいよマズイと思った私は、やむを得ず座り込んだ。先生「Ａも○○も、精神的に強くならなきゃ駄目だぞ〜」はい…。大会直前にしてみんなに迷惑かけちゃって、申し訳ないなぁ。
練習中、先生が言っていたこと。ウチらは、１回目より２回目のほうがはるかに上手いんだって。でも本番は一回しかできないから、最初から２回目くらいの音で迫って来い、って。本番の舞台は一回だけだもんね、やり直しが利かないという現実…なら最初から、本気で行こうじゃんよ？
そして今日は、今春卒業したＳ先輩とＹ先輩が来た。Ｙ先輩は先週も来てくれた、一方のＳ先輩「２０日に行くから」という話はどうなってたんだか？(笑)。アドバイスを頂く。「朝早くて大変だと思うけど、私も県大会行くので。誰も居ないホールに、思い切り響かせてください」「この間聞いたときと、また違う感じがしました。楽しんで歌ってきてください」精一杯、全力で歌えるように、心がけます。今日はありがとうございました。
黒板に「県大会まで残り○○日！」と日付を刻んでいる私。今日も練習が終わった段階で、残り２日から残り１日、に書き直す。それを見ていたＫさん「なんか…」と言って数字を消す、そんな(泣)。そこに書く「県大会明日」しかし、見ていたみんな「なんかねぇ」納得がいかないＫさんは再び消す、けど、結局いい案が浮かばず。「県大会、あす」これで納得しよう、とうことで全員落ち着く。
県大会まで、今日を含め残り２日…果たしてどうなる？