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☆気まぐれDiary!

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公開 メンバー数:27人

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  • from: とおるさん

    2006年12月15日 22時23分01秒

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    06年12月15日Friday

    福島県声楽アンサンブルコンテスト当日、今日は丸一日公欠…金曜日って主要教科が多いから、嫌なんだよな〜。

    朝、郡山駅に集合する…といっても、駅から乗るのは数人。残りは学校で合流する。
    バスの待機場所に行ってみると、運転手さんがバスの前に突っ立っている。「やっと来たな」どうも私が一番のようで…。先日の東北大会をサポートしてくれた運転手さんだ。っていうか、ウチら遠征行くときは、必ずこの運転手さんが担当してくれる。
    しばらくして後輩のAとMがやってきた。A曰く「Cが革靴忘れたから、ギリギリになるかもしれない」って…確認は大事よ。
    あまりにも暇な運転手さんは、他の観光バスの運転手さんと世間話。すると運転手さんの携帯に着信が…これは教えるべきなのか?なんて迷ってるうちに切れる…見なかったことにしよう…。着メロが今だ「ハネウマライダー」な運転手さん…ポルノ好きなんすか?
    しばらくしてMが「携帯おそろいですね」と、運転手さんに自分の携帯を見せる。運転手さん、心なしかうれしそうだけど?
    バスに戻った運転手さん「学校8時出発なのに、みんな来ないな」「え?駅8時じゃないんですか?」「なに、俺もらったの違うのか?」運行表を見る「あ、駅8時だ」びっくりした…。
    7時55分過ぎ、駅組残りのメンバーが滑り込んでくる。そして8時には全員集合…すごいな。いざ学校へ。

    学校に到着し、残りのメンバーも乗り込む。全員確認、忘れ物もない…ということで早速出発。顧問のK先生は向こうで合流するため、引率は副顧問S先生。みんなリラックスしているよう。
    下手に緊張しているよりはいいけどね。

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from: とおるさん

2006年12月16日 00時14分22秒

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「06年12月15日Friday」
金曜の夜、さぁどうする。予定では学校に先に着くようになっているが、金曜日ですから、いつどこで渋滞しているかわからない。みんなで話し合い、先に駅に着けてもらうように運転手さんお願いした。
やっとみんな開放感に浸る。そんな中、数人のメンバーの家から差し入れが。ラッキー。ちょうど腹も減るんですよ。
一通り配ったところで「じゃぁ私からも差し入れです」とS先生。先生、わざわざありがとうございます。2年女子が数名「先生大好き〜!」「お前ら調子いいな〜」すかさず突っ込みを入れる部長Kさん。まぁまぁ。
あとはもうみんな、よくわからないテンションで空回り。大会で燃え尽きたか?(笑)そんな中、S先生にいろいろ語られる。昨日も書いたように、彼女は元文系クラス。そこからどうやって理学部を受験したかを聞いた。あとは勉強法とか。参考になる話をたくさんしてくれた。昨日のE先生の話に加えて、今日のS先生の話は、勉強と進路の参考になりそう。一冊の問題集を徹底的にやり、そこから出た問題は必ず得点する。目標を下げるのは、センター試験の結果を見てから。
それから微分積分について語る。なんとなく、積分のおおまかな意味がつかめた。
先生の語りを聞いているうちに郡山駅に到着。今日もやってる、飲酒運転摘発。みんなビビるなって。
朝と同じメンツがバスを降りる。でいつの間にかAとMと俺っていう、朝と同じ組み合わせになっている。う〜ん…。
3人で話をしていると、何やら見覚えのある人が…今年卒業したG先輩だ。「なんでここにいるわけ?」「いや、今日アンコンだったんすよ」「は?聞いてないけど。まぁいいや、じゃぁね」一体なんだったんだ…?
Aは駅に迎えに来てもらったらしく、すぐに別れた。残ったMと俺、とりあえず学校の先生とか未履修問題とかの話で時間をつぶす…地味だな。飽きたので合同コンサートの話に。大丈夫、なんとかなるって。互いの電車が来たので、別れた。

なんか、すごい一日だったな…。

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from: とおるさん

2006年12月15日 23時49分09秒

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「06年12月15日Friday」
演奏終了と同時にバスに乗るため、男声陣も荷物を引き上げる。そこで丁度女声陣と合流。とりあえず「お疲れ様」の挨拶だけを交わしてバスへ戻る。しかしこの後、K先生の口から衝撃事実が語られるなんて…。
バスに戻ったみんなは、もうリラックスムード。おいおい、先生から話あるから聞けよ〜。「みんな、お疲れ様でした!男声も女声もすばらしい演奏ができてよかったです」しかし先生の次の言葉が「みんなに謝らなくてはならないんです。これは全く持って私の責任です。ほんと土下座したいくらい…ごめん」一体何があったのか、みんな静まり返る。「男声は、タイムオーバーで失格になってしまいました。男声諸君にはほんと申し訳ない」一瞬、言葉が出てこなかった…まさか、失格なんて…。「賞がもらえないのがわかって、得点も入らないけど…実際は何点くらいか聞けるように、事務所にはかけあってみます。ほんとごめん」たまたま先生の目の前に座っていた私「ほんとごめんな」と直に謝られる。内心複雑だったけど、なんとか笑顔で「大丈夫です」とだけ返した。「それじゃぁ、気をつけて帰ってね」そう言い残し、彼はバスを降りた。
思った。さっき泣いておいてよかった、って。あそこで泣いてなければ、たぶんもっと強い衝撃を受けたと思う。あそこで開き直ったから、あおこまで衝撃は大きくなかった。だけど、少しは複雑な気持ちも残る。しかしこればかりはしょうがない。もともと制限時間ギリだったんだから、仕方ないんだよ。
最後の最後に、大どんでん返し。みんなはどう思ってるか定かじゃないけど、私はいいと思ってる。こんなコトがあってもいいじゃない。誰だって失敗はあるもの。ね。自分たちに合わせて指揮を振ってくれた先生に感謝しなくちゃ。先生、ありがとうございました。

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from: とおるさん

2006年12月15日 23時38分00秒

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「06年12月15日Friday」
ホールに戻る際、S先生に会った。彼女には今回も録音をお願いしておいた。「どうしよっか。こんなのが部活に1個あってもいいよね?」なんて話に。検討しましょう。
ホール内に戻り、席に着く。このホール、換気が悪い。頭がボーっとする。寝てる人もいるし。S先生は頭痛を訴え外をぶらぶら。数人のメンバーは近くのローソンへ。私はほとんど寝てた。ただ、上手いとこと合同コンサートでお世話になる学校さんの演奏は聴いた。ローソンから戻って来たM君と2人して「あれH先生じゃん」「k先生だし」なんて話題で盛り上がる。
男声の発表から女声の発表まで、4時間あるんですが…どうしろ、と?いくらなんでも飽きる。
そんな感じで女声の出番を待った。

番号と学校名がコールされ、女声陣がステージへ。上手くいきますように…。
「Kyrie」落ち着いているように思えた。しっかり歌っている。途中一箇所だけ引っ掛かる部分はあったが、たぶん大丈夫だと思う。
「Gloria」みんなのびのびと楽しそうに歌っていた。特に気になる部分もなかった。
先生の一礼、ステージを降りる。みんなよくやったと思うよ。立派立派。

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from: とおるさん

2006年12月15日 23時17分14秒

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「06年12月15日Friday」
音楽堂に到着。荷物を女子に預け、集合場所へ。
なんかね、緊張してくるんですよ。ここまで来ると。喉が渇くので近くにあった水飲み機を使おうとしたら「故障中です」の貼紙…どんまい、私。
間も無く、リハーサル場所の小ホールへ通される。時間は10分しかない。発声練習から始めて、曲の頭をやったくらいで時間終了…あっけない。
ステージ袖まできて、さらに緊張する。この音楽堂のステージ、過去4回ほど立ってきた。どの回にしても緊張するが、今日もまた、やっぱりね。M君から「できっから」と励まされるけど、やっぱり落ち着かない。そわそわして、行ったり来たり。そんなコトしているうちに、前の学校の演奏が終わった。いよいよステージに立つ。
入場は後輩のRから。全員並びについたところで先生が入ってくる。一礼する前に「もうちょい内側」と小声で指示。私とRは内側を向く。先生の礼とともに拍手が。振り向いた先生「もうちょいこっち」言われるまま、私はちょっとずれる。準備は整った。T君が「レ」の音を取る。さぁ、始まりだ。

男声合唱組曲「北斗の海」より、Ⅱ「窓」曲の頭に、すこしビビった感があった。しかし上手い具合にペースをつかみ、歌いきる。これはいけたんじゃない?気持ちよく歌えたもん。しかし次が…。
男声合唱組曲「北斗の海」より、Ⅳ「海」曲の頭は順調だった。このままの勢いで乗り切れると思った。だけど、曲の中盤に来て問題が。この曲の最大の難所、三連符地獄。とにかく三連符が続く。しかもずっと響は三度のまま。しかし、その三度がきっちりとはまらない。たとえ拍が合ってても、音が合わなければ意味がない。なんとか合わせようともがいてみたが、それは無意味だった。逆にひどくなった。私は考えを転じた、ここで無理なら終盤にかける!曲の終盤にさしかかった。よく注意して、きちんと和音の中に入っていけるように。結果、最後はきまった。しかし中盤の失敗が頭から消えない…。

先生の礼、聞こえる拍手。どこを見てよいのかわからず、上の空でステージを降りる。舞台袖から出たところで先生が「音わかんなくなったか?お前ら(ベース)、2人して違う音出してるんだもん」その言葉を聞いた途端、悔しさとやり切れなさで涙があふれてきた。ここまでやって、あんなに頑張ったのに。「本番は仕方ないの。うなだれんな、よくやったんだから」いくらそんな事を言われても、心に残るもやもやは消えない。係の人が何か言ってるけど、そんなのは聞いてない。
解散の指示が出たところで、M君は私を外に連れ出した。彼はこう言った。「練習は本番のようにやんなきゃだめ、ってことがわかったでしょ?よく頑張った。上手だったんだから。ね?」落ち着いたら戻ってきて…彼はそう言ってその場を去った。
泣きましたよ。ベンチに座り目元にハンカチをあて、声を殺しながら。賞が取れるレベルにあったのに、取れなかったら私のせいだ。何よりここまで付き合ってくれたみんなに、顔が立たない。
ひとり泣いていると、先生が通りがかった。「まだ泣いてるのか?終わったこと悔やんでもしょうがねぇんだ。くっそ〜、って思って次に進むの。わかった?」私は頷いた。彼は急いで、再び伊達市ふるさと会館へ。こんどは女声の練習。さらに泣いて、吹っ切れた。もう終わったから。いいの。そんなの。考えない。あとは残りのメンバーを応援しよう。そう思い直して、私はホールへ戻った。

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from: とおるさん

2006年12月15日 22時40分35秒

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「06年12月15日Friday」
予定より30分も早く、会場である福島市音楽堂に到着。受付を済ませて、さっさとホールへ。ひと月に2回も音楽堂(笑)。ここでK先生と合流。
午前中は他校の演奏を鑑賞する。上手なとこだけ聞いて、後はほとんど考え事か寝てましたが、何か?(爆)
ここから先は男女別行動。
男子は途中で会場を抜け、バスで一路「伊達市ふるさと会館」へ向かう。県大会の日、ここで練習したんだよなぁ…。そのバスの中でM君にふと言われた一言「俺ら、今年で最後じゃん?」そうだ、来年は3年生だからアンコンには出場できない…精一杯やらないと…。
ボーっとしているうちに到着。時間も時間なので、とりあえず昼食。練習はそれからだって。県大会のときと同じところで飯を食った…確かあの日は、綺麗な青空だったよな…。
食べ終わった頃、先生から差し入れ。大判焼きだ。粒あんより漉しあんのほうが…。

いざ練習スタート。しかし始まったはいいが、なかなかペースがつかめない。息が合ってないっていうか、いつも通りに歌が歌えない。
ここで先生はパート練習という、初歩に戻る。各パートに分かれて音の確認。ここまできてようやくエンジンがかかり始めた感じ。
パート練習の時間が終わり、再び全員であわせる。しかし今度は方法を変える。いつも先生の部屋でやっているように、全員で丸くなってやってみた。ここでようやく、いつもの歌声が戻って来た。

なんてやっているうちに時間が来てしまう。荷物を片付け、服装を正し、バスに戻ろうとしたら「学校の茶封筒知らない?」と先生。プログラムやら何やらが入っているらしい。先生が手に持ってるのを見た記憶はありますけど…?全員で探すが、ない。先生はバスに戻るように指示し、自分ひとりで探す。
数分後、バスに戻って来た先生。「神隠しにあったみたい…」なかったんですね…。
そんなつかの間の笑いは消え、少しずつ緊張感が漂い始めた。

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