「０７年０６月１２日Tuesday」
体力テスト、体育と重なり、もうみんなグッタリしている。そんなわけで、今日の練習は、幾分内容を軽くして行われた。定期演奏会でやる「アベマリア」を軽くあわせて、ちょっと手直しをして終了。

練習が終わったあと、３年生の平常課外に関する話し合いが行われた。もう理系だけではなく、文系をも巻き込んでの話し合いだ。ウチらが部活を動かす原動力であり、部内でのそれぞれの箇所において、ウチらの存在のウェイトはかなり大きい。そんなんだもの、余計にどうすればよいのか、悩む。そばで話を聞いていた先生「課外に出たからといって、大学に入れるわけじゃねぇし。部活続けたからといって、大学入れねぇわけじゃねぇし。勉強なら勉強、部活は部活で、けじめをつけてやりなさい。大丈夫、みんななら部活が終わってからでも、十分間に合います」そう言って、彼は席を立った。今の言い回しから考えて、完全に「課外には出るな」という意味だろう…みんなも十分に察している。しかしなかなか、心配は募るもので…。結果、今晩考えて、明日改めて話し合うことに。どうしよう…。

「０７年０６月１２日Tuesday」
放課後、急遽全校集会が開かれた。
というのも、ここ最近、校内において盗難事件が多発している。そのため、その防止を目的として、全校生への注意を呼びかけるとともに、自分でも十分注意するように、とのことであった。
まず校長から、これまでの経緯や行ってきた対応などの大まかな説明、さらには恐らく校内に居るであろうと思われる犯人への一喝。ねぇ…本来、学校ではこんな事態は、あってはならないわけだ。にも関わらず、これは一体どういうことだ？ウチの学校は、平和な学校で通っていたのに…。
続いてＹ教頭から、事件の詳細が説明され、校長同様学校側の対応策や生徒へ注意を促す。場合によっては警察沙汰にもなりかねない。そしたら、この学校のブランドが、たちまち汚れるでしょ？それはいやだよ？生徒ひとりひとりの心構えが大事だ。「大事なことは、他人任せにしないこと」という教頭の言葉…それは大事だな、自らやる。
体育館を出る際、両教頭の前を通る。Ｇ教頭「まったくねぇ…」Ｙ教頭「静かに言ったつもりだったけど、心で泣いた」誰だって、こんなことは言いたくないって。人を疑うって、あんまり好ましい行動とはいえないし。かなり悲しい現実だ。
以後こんなことがなければいいのだが…次は、体育祭が危ない。

「０７年０６月１２日Tuesday」
３コマ目、地理。
本来ならば世界史であったのが、教育実習生曰く「え〜先生から、世界史の時間をもらってしまいました。期末まで時数が足りないので、がんがん授業進めます」で、Ｔ先生本人は出張中である。そのせいもあってか、実習生が口を滑らせる。
解説をしながら「わからなければ、俺かＴ先生かＫ先生に質問してください」でもウチらはＫ先生の授業はない、彼も文系で現社を教えている程度だ。「え？Ｋ先生の授業が…ないの？へぇ〜。しかしまぁ、あれだね。Ｋ先生はイイ授業するからね。恐らくこの学校で地理の授業やったら、一番…ぉっと(焦)、Ｔ先生もＫ先生も、かなり授業が上手です」かなり焦ってるし。言ってからではもう遅い(笑)。

時間割上、７コマ目に体育が入っている。しかし体力テストをやったわけで…どうなるんだ？始まる直前まで「自習」という噂が有力だったが、体育委員が聞きに行ったところ、普通に授業だそうで。さすがにみんな、動きが鈍かった。