「０７年０６月１７日Sunday」
ここのところ、本当に思うことがある。
空が、すごくきれい。今までに見たことのないような表情をしている。
今日なんかたまたま早く帰ってきたわけだが、そのときにみた空は、すごかった。夕焼けの赤とスカイブルー、そこに棚引く真っ白な雲…写真でも見ているかのような光景だった。
朝も朝で、スーッと漉き取ったような青が、本当にきれい。木々の緑色が、よく映える。田んぼに張られた水が朝日を反射し、輝く。
夜は星がよく見える。自転車をこぎながら星を見ているだけで、なんかこう幸せな気分になれたり…。
空に癒される、なんかいいなぁ…。

「０７年０６月１７日Sunday」
演奏が終わり、私とＥは、アンケートを書きまくる。気づけば、９割方お客さん帰ってるし…ちょっと時間かけすぎた？特に問題ないやね。ホールを出て入口に向かうと、これまた生徒会がアンケートを回収している。後輩ＫとＴ先生を発見。Ｋに鼻で笑われる、なんだこら(笑)。
文化センターをの建物のわきで、Ｅとだらだらと話す。そのうちに仕事を終えた生徒会役員がぞろぞろと、もちろんＫもやって来る。疲れすぎて、逝ってるＫ…テンションおかしいけど？なにかにつけ私をいじるＫ…お前な、仮にも私は先輩なんだぞ？言っていいこと悪いこと、ってのがあるだろ(怒)。なんだかしまいには、足の力が抜けてきた。もういい、帰る…。
駅へ向かって歩いていくと、途中でＥさんに呼び止められる。バレーの大会を見、その足で演奏会を見、さらにその後Ｍさんと一緒に駅前をうろついてきたそうで。
Ｅさんと別れ、駅へ向かう。途中でミスドに寄る。前々から予告しておいた通り、今日は父の日なわけで、母の日と同じ手口を使います。とりあえず店に入り、商品を選ぶ。父ちゃんにはちょっと高いパイ、あとは家族の好みを考えつつ。私自身あまり食べる気がないので「家族が喜ぶもの」を選ぶ。まぁ大概の商品は間違いないな。
家に帰り着き、鉄腕ダッシュを見つつ夕食。父ちゃんとじいちゃんは感謝の言葉をくり返し、母ちゃんはどれを食べようか検討。妹は「ポンデ抹茶がよかった」とか文句を言いつつ、結局食ってるし。喜ばれてよかった。

「０７年０６月１７日Sunday」
１３時半、開演。衣装をキメた吹奏楽部がステージ上へ。さらに我らがＫ先生登場、私もＥもテンションが上がる。先生の短めな礼で、演奏会は始まった。

第一部。こちらは、まぁ普通に「演奏を聴いてもらう」みたいな感じ。私たちには、けっこう馴染みの薄い曲が続く。そんな音楽でも、今まで耳にしたことがないような曲は、けっこう刺激になるものだ。司会は去年同様、副顧問であるウチらの担任だ。
２曲目の「憧れの街」という曲は、本年度課題曲だそうで。明るい感じで、自然と入ってくる曲だ。素人耳ですけど、けっこうな仕上がりだったと思う。
３曲目の「第六の幸福をもたらす宿」これは「第六の宿」という映画のために書下ろされた曲だそうだ。映画の話としては、英国人女性が中国にキリスト教を伝道しに行く、という実話だそうで。その筋に基づき、３つの楽章からなる。初めの楽章で主人公の期待を描き出し、次の楽章では中国の田園風景はそこで出会う人々との暖かな交流を描き、最後の楽章では山道での苦難とそこから見えてくる希望を描く。曲によって、ありありと情景が描き出された。
４曲目の「放射と瞑想パート２」という曲は、もう音楽の様々な要素を詰め込んだ曲で、その曲自体のもつ力が、かなり大きい。構成も複雑であり、ボーっとしていると曲に飲まれてしまう。それでも曲に負けることなく、演奏をこなした。かっこいい！

一部が終わり、ここで部長挨拶。まぁ決まりきった文句ですね。それから校長の挨拶。特にウチの学校の生徒は、誰一人として耳を貸さない。校長は話が長い、と不評なもので。それでも今日は短いほうだったよ。
休憩時間にまたアンサンブルが披露される。スピッツの「空も飛べるはず」それからスカパラメドレー。かっこいいな。

第二部。こちらは「楽しんでもらう」感じのステージ。衣装もオリジナルＴシャツに変わり、照明などの効果も使い、大胆に進行する。ここから司会が変わって、顧問のＳ先生だ。司会は初めてなのか、けっこうテンパってる。
１曲目「栄光をたたえて」はウチらの学校ではお馴染み。毎年入学式と新入生対面式の入場曲として使われている。何回聞いても、この曲はわくわくするね。
２曲目、３曲目「エル・ケンバンチェロ」「テキーラ」は、去年も演奏したもの。テキーラに関しては車のＣＭでも使われていた。この２曲の見所、それは「ステージドリル」と言われる、演奏しながらのダンス、みたいなものだ。去年もやったのだが、今年はさらに手を加えたみたい。本当に大きな動き…回ったり、上向いたり、椅子の上に足乗せたり。その動きに乱れはなく、かつ演奏もおろそかにならない…これはかなり練習したと思われる、すごいなぁ。拍手喝采。
４曲目「テイクファイブ」だいたいどの曲にも、ソロのパートがある。この曲のソロで登場したのが、クラスメイトのＡさん。サックスを吹きこなす彼女の姿は、かなりかっこよかった。他のソロパートより多少長めだったが、最後まで吹き切った。よかったよ！
５曲目「オペラ座の怪人」名前の通りです。映画の曲を、メドレーで演奏する。途中でダンサーも登場し、演奏に華を添える。ちなみにそのうちのひとりはＡさん、ソロにダンスに、忙しいね。
５曲目「元禄」は名前の通り、元禄文化を題材にして作られた曲で、武士の生き様や、その当時の文化が、容易に想像できる。でもどうしても、水戸黄門の画が出てきちゃう(泣)。
６曲目「オリジナルメドレーⅡ」様々な年代の人に親しんでもらえるように、ということで。キューティーハニー→涙そうそう→天城越え→ルパンのテーマ→見上げてごらん夜の星を、の順でつなぐ。ところどころで、ダンサーが登場。衣装も手作りと、かなり凝っている。さらに途中で歌っちゃうという、まぁなんとも大胆な。去年同様ルミカライトが配られ、Ｋ先生の合図に合わせて振る。会場が一体となって盛り上がった。

これでプログラム上の曲目は、すべて終了。しかし簡単には終わらない。インスペクターの挨拶、そして一旦ステージ袖に消えたＫ先生が、再び指揮棒を取る。
アンコール１曲目「青春の輝き」カーペンターズという…合唱部と選曲が被りました(笑)。卒業式の退場で使われているが、今回は演奏会ということで、ソロも有り。感動しちゃった。
演奏が終わり、先生が、各パートを立たせて礼をさせる。もう終わりだ、そして最後の曲が始まる。「トゥルース」この曲が、私が一番聞きたかった曲、毎年アンコールで必ずやる。ついでに県南音楽祭でも。この曲は、なぜかわからないが、引き込まれるものがある。そしてこの曲が、この演奏会の成功を示しているように思えてならない。部員が輝いて見える。今までの努力やなんやらが、一気に伝わってくるような気がした。
最後の１小節で、全員が立ち上がり、先生が曲を終わらせると同時に幕が降りる。よかった、いいものを見せてもらった。今までの努力の賜物だよ。本当にありがとう！