とんでもない事態が起こった。
午前の課外も、もう終盤。いよいよ終了３分前、というところで、突然校内放送が入る。Ｇ教頭「課外中恐れ入ります。ただいま、緊急事態が発生しました。非常に深刻な事態が発生してしまいました…。課外終了後、生徒諸君は教室内で待機しているように。先生方は臨時の打ち合わせを持ちますので、職員室にご参集ください」突然の事態に、後者のあちこちからざわめきが起こる…だって、校内放送使うんだもの、よっぽどの事態では？担任も多少ビビったらしく、すぐに職員室に行く。「何があったかわからないから、とりあえず弁当食べなさい！食えるときに食っておくのよ。弁当無いなら、英語の予習してなさい」こんな状況下で、そんなに落ち着いてられるか…とか思ったら、みんな危機感なく、いつも通りのテンションで弁当を食う。かたや勉強してる人も…みんな神経太いやね、私は根っからの心配性なので。Ａ君と「拳銃立てこもりか？刃物もって押しかけたか」なんて話をする…でもそういう時って、放送使わないような。Ｙ君「また地震があって、原発の放射能が漏れたとか」待って、今の段階で、それは強ち嘘ではないよな、有り得るよな…。さらに私は思いついてしまった。「海外研修に行った１年生が、飛行機墜落か何かで事故ったんだ！」「墜落した瞬間にワイドショーのネタでしょ」Ｒ君に突っ込まれる…そりゃそうだわな。
とそこへ、担任が戻って来た。「みんなの命に関わるようなことじゃないから、とりあえず安心しなさい。今放送があるから」すぐにＡ教頭が放送を入れる。「みんなに待ってもらったのは…福島県の教育委員会に匿名のメールが届いて、そのメールの内容は『２０日９時から１７時の間に、県立学校のどこかで、何かが起こる』とのことでした」何かが起こる、って何だよ〜！？そこでみんな、一気に爆笑。教頭も若干言うのに笑ってたし。「安全策はこうじますので、明日は…通常通り学校に来てください」そこまで言っておいて、明日学校かよ！みんな一斉にがっかり…ここまで引っ張って、そりゃねぇよな。担任「今放送があったとおりなのよ、あたしたちもそれ以上聞いてないの」情報量少ねぇ…。
ただの悪戯だと思うんだけど、このご時勢だから。何事もないといいんだけど。