７コマ目、リーディング。
いつもなら担任が教えるが、今日は諸事情により席を外している。みんなで「自習か？」なんて言ってるところへ、Ｏ先生がやってきた。
「よ〜し、始めるぞ〜」挨拶をし、出席簿を確認するＯ先生…でもなんか変。先生、木曜日の欄に記入してる。先生に言ったら「普段来ない４組に来たから、間違えちゃった」関係なくないすか？改めて金曜日の欄を確認。「Ｙは来てるか〜？」「はい」教卓の真ん前の席のＹさん、先生わざとシカト。「どこだ〜？」「ここです…」「居た、灯台下暗しってやつだな」
肝心の授業に入る。「それじゃぁ答え配るから、採点しろ〜」みんなが採点をしている。すると暇を持て余したＯ先生、指棒を伸びるだけ伸ばして、振り回す、みんなの頭上を掠める。油断して頭を上げると、ぶつかるってやつで。振り回しながら先生「いいか、これはな、標準的な、問題だから、これくらい、できれば、よろしい」文節ごとに体を動かす、合わせて指棒も動く。油断して頭を上げると、さっきより早いスピードでぶつかるってやつで。
そしてようやく解説に入る。「この問題は、文法が難しかっただろ？文法なんてのは、基本四択だからな。秋葉原でフギュア買ってるのはオタク、文法は四択」「………」勘弁してください。先生も先生で「じゃぁ１番！ Jim has... あれ？」みんなが不思議そうな顔をしているのをみて、先生固まる。「問題違うが？Ｂ問題じゃねぇの」「Ａ問題です…」先生、問題を取り違える。Ａ問題には文法は含まれていない。「…じゃぁいいや、改めて１番、発音だな」しかしここから授業の内容が変化。「今日は一時間、発音講座でいくか？」急遽予定変更、Ｏ先生流発音講座。かなり内容の濃い授業になる…こんな解き方あるのね。みんな、ためになったようで。