１コマ目、独語。
相変わらず、例文を黒板に書かせる先生。もうそろそろテストが近いのだから、完璧に書けないとマズイのだが…。とある生徒が、教科書を見て５秒も経たないうちに忘れる。「ちょっと〜、有り得ないでしょ〜」「あんた馬鹿？」単語１個が、まともに書けないのである。先生「ご苦労様でした(笑)」教室中の笑い者となったあの人は、果たして単位を取れるのか？「だって、ウケ狙いでしょ？」「違うもん！！」教室は大爆笑なのよ？(笑)

午後、化学実験。
しかし今日は実験は行わず、レポートの提出デー。ここで提出し損ねた場合、単位が出ない…すなわち再履修。それは御免と、みんな必死こいて、未提出のレポートを仕上げる。終わった連中は、とっとと帰る。
私のテキストは、又貸し又貸しで、どこに行ったかわからない。「ごめん！今借りてる！」後で返してよ。「ねぇねぇ、ここはどうやって解くの？」ちょっとまって、ここはモル濃度がこうだから…。「ここのグラフって、どうやって書くの？」ここはね、表③の値を使って…。私はですね、レポートは全て提出済みだから、すぐにでも帰れるのだが、なぜか質問攻めのテキスト又貸しの…まったく帰れる気配なし。「ここの字はなんと読むのでしょう？(笑)」字が汚くてすいません(爆)。
そのうち、残るはＤ君とＭ君だけになった。「俺ら、一番遅いよね…」「もう丸写しだ！」私のテキストを丸写し…どうなっても知らないから(笑)。「再履修だけはな〜勘弁だな」「マジでやんないと」手を動かしつつ、口も動く。「大学の勉強なんて、本当に好きじゃないと出来ないね」好きこそ物の上手なれ、だからね。その傍ら、先生は手持ち無沙汰になり、パソコンをかたかた。さらに「時間になったら閉めるから」は〜い。
タイムリミットの３分前、Ｄ君は全てを仕上げた。しかしＭ君は終わらず。教壇のほうから、先生が「ふぅ〜〜」と長いため息、Ｍ君「やべっ」早くしなさい(笑)。結局時間を１０分過ぎて、ようやく終了。ご苦労さんでした。