テスト期間だからさ、私は勉強したいのよ。ところがだ「今日は７０人の予約が入っている」そんなの聞いてないって。そういうわけなので、やる気がみじんもない私と妹も、渋々店に行く。
７０人様の予約時間は１１時半からだそうで。なんでも、市内Ａ小学校の学校行事なんだとか。なんでわざわざこんな山奥の、はたまたこんな洞窟まで来るかね？しかし、その理由がなんとなく理解できた。先立って、校長先生が挨拶に来た。この校長先生、以前は地元の小学校に勤務しており、私と妹両方お世話になっている。ついでに、総合的な学習の一環として、じいちゃんが小学校に洞窟の話をしに行くこともたびたび。そういうわけなのです。先生は私と妹のことを、しっかり覚えていてくれた。ありがたい。
７０名様は、いつまで経ってもこない。どうも、洞窟のほうが混雑しているようで。やってきたのが１３時、ここからが戦いだ。とりあえず人の移動は先生と保護者の方に任せて、こちらは配膳にかかる。生徒の分は、すでに決まった注文をいただいており、こちらの準備もできている。だが、保護者や先生方もなにか食べたいわけで。しかもじいちゃん曰く「関係者は１割引」そんな面倒くさい作業…。普段使わない「％」のキーを連打…普段にも増して、計算ミスが増える。ほとんどの人が厨房に集中し、フロアは私と手伝いに来た従妹の２人。従妹は手が離せない状態が続くので、私が厨房とフロアを行き来する…喉が渇くし、声枯れる。さらに途中で一般のお客さんも入ってきて、ますますわけのわからない状態に…死ぬ(爆)。結局このどたばたは１時間強続き、もうみんなくたくたになる。低学年から高学年に移るごとに、だんだん世話が少なくなるので、それがせめてもの救い。でも一番疲れたのは、最後まで世話をしていた役員の人…ご苦労様でした。
小学生たちが帰れば、客ももうまばら…本当にくたびれたな。