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from: とおるさん
2011年03月12日 21時38分57秒
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11年03月12日Saturday
思うように寝付かれぬまま、日付が変わった。手持ちのポケットラジオは電源を入れっぱなしにしておく、耳にはつけずにヘッドホンはスピーカ替わり。夜中のキャンパスを、うろついてみる。外の空気を吸うついでに、エコノミー症候群も回避するためだ。K君は大学近くのセブンに行ったりする…それもありか。夜は菓子パンを支給されたが、食う気にもなれず。コンビニで買った食パンをかじり、水で流し込む。久々に精神安定剤が欲しい、気持ち悪い。
トランプやゲームで、気を紛らわす学生も多々。しかし緊急地震速報には敏感であり、ワンセグやテレパソ、ラジオからその音が流れると、一斉にビビる。まして福島県の速報をキャッチすれば、すぐさま外へ飛び出す。こんなことの繰り返しで、朝を迎える。
朝はカップラーメンが支給された。その後、明るくなったキャンパス内をK君とうろうろ。そこへ、昨日世話になった先生がやってきた。家族も無事、家も大丈夫だったそうだ。その後厚生センターに行ったが、きっちり施錠されている。入れないかな、とか思っているところにK君がやってきた。「研究室が滅茶苦茶だった」そりゃそうなるわな。そこへ自転車に乗り、本屋のおばちゃんがやってきた。これから作業するのだという。手当を出してくれるというので、私とK君も作業に付き合う。ぶっちゃけ、手当はいらないけれど。おばちゃん2人、おばちゃんの娘さん1人、私とK君、5人で作業にあたる。昨日も見たのだが、書店内は滅茶苦茶。飛び出た本を、片っ端から本棚へ。順番は関係ない、とりあえず入れる。初めは足の踏み場もなかったが、2時間ほどで店内は片付いた。それでいよいよ、大講堂を見に行く。私は昨日見たので、それほどの驚きはない。しかし私以外の4人は、もう驚きを隠せない。今後、どうしたらいいものか…。
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from: とおるさん
2011年03月12日 21時39分28秒
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「11年03月12日Saturday」
厚生センターだって、床には亀裂。ところどころ、何かが落ちている。揺れも気持ち悪い。14時半まで作業するつもりだったが、12時で解散となる。K君はこれから職場のお母さんと、福島の妹さんを迎えに行くそうだ。
活動拠点の1号館に戻ろうとしたら、向こうから妹が歩いてくるではないか。母ちゃんと一緒に来たという、そうかそうか。そういうわけで私は引き上げる。今さらだが、避難場所の教室に畳が持ち込まれた、もう少し早かったらな…。
帰宅途中、道路の陥没やらひび割れやら、塀の倒壊やら、まあいろいろ見た。おっかない、それだけだ。途中でベニマルに寄って、買える食材を買う。
帰宅。家が何事もなく、安心した。電気も水道も問題なく使えるので、しばらくは不自由しないだろう。しかしだ、原発が怖い。地元にも多数の避難者が来ている。毛布が足りないと防災無線で騒いでいたので、私と母ちゃんで、十数年使っていない毛布(新品)を役場へ運ぶ。さらにその帰りにセブンによって、買えるものを買う。
その後は出て歩かず、家にいた。ニュースを見ていると、気が滅入る。しかし見ていないと、怖くて怖くて…。
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