「１１年０６月１７日Friday」
教育実習も、３週間の連中は今日までだったはずである。お疲れさまと、心から言ってあげたい。そして授業はどうなったのか、もう一度参観したい。とにかく、お疲れ様。そんな今、教育実習から１週間が経って、何を思うか。
まずは授業である。２クラス受け持ったわけだが、生徒のみんなには本当に感謝。何よりも、あんなわかりづらい授業に付き合ってくれたこと、指せばリアクションを返してくれたことが、何よりもうれしかった。反省すべき点は、山のようになる。教材研究も、まだまだだった。片方のクラスは、言ってしまえばぶっつけ本番、もう片方は進度が遅れに遅れてしまった。どうしても手探りの部分が多くて、結果そうなってしまった。考えた通りにはいかない、それを身を持って体験した。あの段階では、自分なりに努力した結果だ。まだまだだと思う。
そして何より、ホームルームの指導。私は教育者として、１人の人間として、みんなに何を伝えられたのだろうと、今でも考える。一番は、何も伝えられてないかもしれない。伝える努力を惜しんだ、そうとも取れる。何より、クラス全員とコミュニケーションを取ろうとしなかった。日々の学習記録には、自分なりに考えてコメントしたけれど、それまでだった。関わりづらい雰囲気も、出していたかもしれない。そればかりが、悔やまれる。まだまだ伝えたいことは、たくさんあったのに。作文は９割書かないと受け取らない、そんな馬鹿げたこともした。一日中白衣を着て、いったい何をしていたんだろう？流れにのまれて、棒に振ったか。みんなと話せない、悔しい。それもあるし、土曜日に他の実習生から聞いた話…愕然となって、テンションが落ちた。ますます自分の指導に、疑いを持った。確かに、クラスの雰囲気もそうだったかもしれない。でもそれにしたって、そんなのありか？ショックだった。間違えたかな…。考えても考えても、割り切れない。これに反省して、次に生かせよ。そうは思うけれど、引きずってしまう…やだやだ。
部活にも、顔を出せなかった。せっかく声をかけてくれた、合唱部の彼女。本当に申し訳ないことをした。向こうは、せっかくのチャンスだと思ってきてくれたのに。忙しさにかまけて、行かなかった。薄情だ、実に薄情だ。今思えば、部活も行けばよかったな…。
結局何が言いたいかって、自分が行った、良かったことはなんだろうかと、ぱっと思い浮かばないのだ。後悔先に立たず、とはよく言ったもので、その通り。その後悔をずるずる引っ張ってるほうも、どうかと思うけれど。進むしかないけれど、頭の片隅に、いつも残ってる疑問…あれでよかったのか？教員になるかも定かではないのに、こんな疑問を持っている。いったいなんなのか？１週間経った今も、言葉にまとまらない。

「１１年０６月１７日Friday」
４コマ目、光学。
初回の授業だけ出て、あとは教育実習の打ち合わせと実習で、今まで出席していなかったわけだ。それでわりと前のほうの席に座っていたら、先生に何かと指される。「赤と青じゃ、どっちが波長長いよ？赤い服なんか着てるから(笑)」赤いほうが長いです(汗)。

その４コマ目が終わったころ。ポケットから財布を出そうと、パンツの後ろに手をやったら…なんか違和感。可能な限り後ろを見たら…けつのところに、穴が開いてる〜〜〜！なんで、なんでだ！？どのタイミング？まったく心当たりがない。さすがにジーパンも、６年くらいはいたら限界か？でも、穴…。「目立たないから大丈夫だって」と言われても。可能な限りパンツをあげ、シャツの裾を降ろす。バッグの位置はずらさない。やっぱり、朝で運を使い切ったんだな。

帰り際、電車で久しぶりに会った人がいる。中学時代、塾が同じだったＳさん。「うちのこと、覚えてる？(笑)」忘れるか(笑)。スーツ姿…教育実習だろ。「なんでわかんの？」それくらい察しがつくわ。互いに教育実習の話。「他の人のを聞くと、勉強になるね」教材研究とか、きりがないね。