新緑が芽吹いてきた、いい季節だな。そんなことを思いながら、大学へやって来た。
研究室に行って、測定機器類の電源を投入する。昨日作った試料を、すぐにでも測定したいところである。ウォーミングアップが終わったら、さっさと試料を測定。相変わらずオシロスコープをガン見である。エクセルに書き起こすまで個々の測定値は比較できないんだよな、でもなんとなくオシロスコープを見ている段階で、違和感があったりなかったり。
１３時から卒研生が集まって来た、班を決めるらしい。これまでは気ままに測定してきたが、卒研が始まるとより時間が厳しくなるからな、参っちゃうな。そんなことを考えながら、学食にて昼食。
研究室に戻る、話し合いはおおよそ決着したようである。まったくもって顔も名前も憶えていないので、誰がどの配属になったかはよくわからん。まあいいか、とか思いながらデータの処理にかかる。途中で業者の人が来たりなんだり、まあ落ち着かない。さらに落ち着かないのは、こっちのデータである…なんだよもう、頭を抱えるしかない。
もうなんだかなぁ、とか思いながら帰ろうとすると、今度は先生に発破をかけられる。データが出てないから、そんなのんびりやっている場合じゃない云々かんぬん。それで一番焦っているのは、私自身だ、だからといって時間をかければ出るデータでもない。わかっているのに言われると、本当にテンションが堕ちる。やだやだ。