今日もまた大学へやって来た。研究室に行き、さっさとパソコンを立ち上げてデータの処理にかかる。しかしこう、はっきりしないものだ。なんであのデータは傾向がはっきり出て、こっちは出ないのかしら？これと一致してくれないと、話が噛み合わなくなるんだよな。
午後からは卒研の連中が来る。２班まとめて、研究の基礎となる理論の指導をする。しかし昨日の連中には指導しやすかったが、今日はそうにも行かず。あれこれ苦労しながら指導するのだが…まあ上手く伝わってるのかいないのか。それをやっているわきで、脇から先生のツッコミが入るので、こちらは気が気でない。途中で先生は授業で抜けたが、それからもこっちはやたら慎重に指導する。あとは昨日と同様演習問題を解かせて、なんとか理解してもらうように心がける。
しかし理論づけでは肩がこるので、途中で切り上げる。片方の班は振動子の特性測定を行わせ、もう片方の班はデータのまとめをさせる。インピーダンスアナライザは壊されると困るので、使い方を慎重に教える。データのまとめは、まあエクセルが使いこなせればな。とは言うものの、一筋縄にはいかない。まだ始まって、日が浅いからさ。

卒研生が帰ってからが長かった。４年生の実験のパーツが壊れているので、それを作るように言われる。実験室から出来上がっているものを持ってきて、早速政策に取り掛かる。しかし相手は細かい部品である。見えない私にとっては、作業が一苦労。失敗失敗を繰り返し、接続する金具をどんどん無駄にする。
結果作業を始めて２時間半で、完成品は１個もない。終電が迫るので、作業を放り出して研究室を出る。こういうときに、本当に自分のハンディキャップを恨みたくなる。