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from: とおるさん
2013年09月29日 22時52分08秒
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13年09月29日Sunday
やってきた、全日本合唱コンクール東北支部大会、その日である。今年は宮城県仙台市、近いといえば近い。そういうわけで、前泊はしない。さらに新幹線はお金がかさむので、旅行会社経由で貸し切りバス。さらに午前中に、宮城県の合唱連盟が手配した練習会場を借りて練習するため、郡山駅前の集合が朝7時である。久々の5時起き、目覚ましのけたたましい音で起床し、準備を整えて始発に飛び乗る。もちろん寝ている。
郡山に着いた。バス乗り場に貸し切りバスが到着していて、メンバーも何人か来ている。7時きっかりに全員が集まって、郡山を出発。バスの車内では、これといって何かあるわけでもなく。各自ウォークマンを聞いたりなんだり。
途中、国見で休憩。凄まじくコーヒーが飲みたい、自販機の前をうろうろ。こいつ紙コップのくせに高い、缶コーヒーにしようかしら。Kさん「ほら何飲むの?」これ紙コップにふたつかないんですかね。Yさん「あ、これふたつくよ」Wさん「高速乗ったら、これ飲まなくちゃ」売ってるのはどこの自販機でも見かけるコーヒーだが…。
引き続き、バスに揺られる。泉パーキングのスマートインターから、下道に出る。で、予定より30分も早く、練習会場に着いた。早すぎるんじゃないの?公民館の方に聞いてみたら、まだ合唱の関係者は来ていないのだとか。しかしセンターの方は使っていいといっていたので、ひとまず研修室。そこへ連盟関係者の人が来て「いやもうどんどんやっていいですよ」ということで。早速練習を始める。窓を開けると風が心地よいのだが、近くで惣菜を作っているらしく、絶えず揚げ物のにおいが…。
そんな食欲には負けていられない。発声を済ませたら、まずは課題曲。歌詞をつけずに、母音だけで練習する。これはわりと効果があったらしく、だんだん声が出てくる。声が出たら、きちんと歌詞をつけて。自由曲でも同じことをやって、最後に全曲を通す。こんなもんでいいんじゃないの。
時間が来たので切り上げる。公民館を出たら、すでに次に使う会津混声が到着している、ずいぶん早いな。公民館を出て、会場であるイズミティ21へ。受付を済ませて、出演者証とプログラムを全員に配る。そこから更衣室へ移動するわけだが…これどこだよ、なんとなく構造がわからず、しばらくさ迷う。更衣室内も狭いので、着替え終わったら、荷物置き場の展示室へ荷物を移動。そこで「今年はどうなの?」「全国何団体だ?」カテゴリが再編されて、よく理解できていない。全国の枠、果たして何個なんだ?
その展示室の奥のほうに衝立が置いてあり、そこの陰が集合場所という、なんということだ。余裕を持って、全員集合。定時ぴったりに、高校生が誘導を開始。まずリハーサル室に通されて、ここでも母音でやる。しかしここのリハ室、あまりにも響かない。これでいいのかしら?わりと不安だ。歌詞をつけてもやったが、う~ん。
さらに移動して、小ホールにて最終リハーサル。時間がないので、いきなり歌詞で。と思ったのだが、S先生がピッチパイプの音を間違えた、一斉にこける。本番じゃなくてよかったと思うしかない(笑)。
ステージ袖までやってきた。一連の説明を受けて、まだ時間があるので各自ストレッチやら何やら。毎回思うが、この緊張感ね。いつまで経っても慣れないものだ、うん。時間になり、いざステージへ。
Hさんが一礼をして、演奏が始まる。課題曲は、比較的落ち着いてできたんじゃないだろうか。音程は…たぶん大丈夫だと思う。自由曲のほうも、そこまで走らず。まとまってはいたんじゃないだろうか。あとは審査員が、どう評価してくれるのかだ。
演奏が終わって、写真撮影を済ませて、わりとすぐに解散。あとは各自演奏を聴くなり、昼を食べるなり。確かに演奏は聞きたいのだが、聞きたい団体が後半に集中している。とりあえず昼飯かな、なんだかんだYさんたちとコンビニへ。戻ってきて、荷物置き場兼昼食会場である展示室で昼。衝立の向こうでは、時たま挨拶が聞こえる。なんで場所があそこになったんだ?それはそうと、話題はなぜかゆるキャラである。「キビタンって、家族いるんだよ?知ってた?」いやけっこう前から…。
途中でホールに移動し、演奏に耳を傾ける。東北まで来ると、やはり個々のレベルが上がってくるね。これが東北大会なんだな、うん。途中の休憩時間、コインロッカーに荷物を預けに行ったところ、Fさんに会う。あんな具合だったんですね「いや、あれはすごかった」…そうですか。
再び会場に戻る。やれ鶴岡土曜会だ会津混声だグリーンウッドだ、上手いところ目白押し。しっかり聞く、さすがだな。専門的なことはわからないけれど、きちんと伝わるような演奏ができている。それだけでね、うん。
すべての演奏が終わった、ここから閉会式までのインターバルが長い。ロビーをぶらぶらしていたら、S君に会う。「太りました?」やかましい(笑)。聞いてた?「市民から聞いてました。すごかったですね」だろ?あんなもんよ。
閉会式直前、各団体の代表者が舞台袖に集められる。結果発表は演奏順に読み上げられ、なんの賞であろうと表彰される。しかし舞台袖にいると、いろいろ話が聞こえてくるわけで。「(結果集計)伸びるんだって」「何分?」さあ間が持たないぞ。「どうします?全員で大地讃頌でも歌います?」だいたい高校生どもは、空き時間に勝手にステージに駆け上がってやるからな。しかしここは大人だ、勝手にやる人はまずいない。そこで実行委員としては、もうやっちゃっていいんじゃねえの、みたいなノリになり。司会の人「大地讃頌の、はい、ピアノ伴奏してみたい人~?」あおるのが上手いな、指揮者と伴走者が決定した。全員起立、ステージ袖に集まった皆さんもいったんひな壇に登場し、全員で合唱。こうやって会場全体で立ち上がって、みんなで同じ曲を歌う。何年ぶりに見ただろう、高校生のときだったな。やっぱり大地讃頌をみんなで歌って、えらく感動した。またそれを感じれることができた、ありがたいことである。終始和やかに演奏が終了、会場は拍手喝采。ステージに上がった人も、いったん撤収する。
ここで審査員の先生方から、講評をいただく。表現方法やら、技術的なアドバイスやら。まだまだ検討すべき課題が、各々の合唱団にある。それを踏まえられれば、もっと成績が伸びて来るんだろうな。
さあ、お待ちかね閉会式である。最初に諸々の挨拶やら役員紹介があって、結果発表。また代表者全員、ステージへ登壇。演奏順に結果が読み上げられる。しかしここは東北大会。一般の団体であっても、金賞クラスになると雄叫びをあげて喜ぶ。いいなぁ。そして我々郡山市民合唱団、なんと銅賞であった。東北大会に来て、ちゃんと色のついた賞をいただくことができた、うれしい、マジで。いや続けていてよかった、うん。しかしそんな盛り上がっている中、まさかの事態。金賞を取ったとある団体、なんと受け取った賞状を、ステージの下に落とす。会場中から「えぇ~!」の声だよね。理事長賞はもちろん、会津混声。さすがである。
さあさあ終わったぞ、帰りましょう。いや、正確に言えばすでに市民合唱団のメンバーは帰った、私以外全員。ここは事務局の私が、結果を聞いて報告しなければ。まあ他団体の演奏を聞きたいというのもあったのだが。とりあえず電話がつながりそうな人にかけまくって、手短に報告して帰路に付く。
地下鉄で仙台まで戻って…腹減った。時間も時間、帰りは新幹線である。立ち食いそばを流し込んで、駅構内の楽天ショップを見て、自由席の切符を買って、郡山に戻ってきた。賞が取れたんだもんね、うん。
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