昨日の夜くらいから、なんとなく危ない気はしていたわけよ。風雪がやばいことになっている、どんだけ降るのかまったく予想ができない。怖いなぁもう。
そして朝が来た。窓の外を見ると…えぇぇぇ、なんだよこれ。すでにここまで積もっているのか、ああもうなんなんだ。家族総出で、除雪作業を開始する。しかし今日の雪は、本当に重い。除雪しながら嫌になる。さらに、除雪車のせいで木戸口がしっかりふさがれている。そこは父ちゃんが意地で除雪する。
途中でいったん休憩する。その段階で、家の電気がついたり消えたり…これは停電なのか。ラジオ福島では、繰り返し大雪に関する情報を流している。
休憩したら、再度除雪開始。だからなんだこの暴風雪、顔に吹き付ける雪が、もう痛い。しかもみぞれになってきたのか、コートに付く雪が、どんどんシャーベットに代わる。これはよろしくないぞ、大丈夫なのか？
13時を過ぎてからか、家の中に戻ってきたら、なんと電気が止まっている…停電だ。こたつもストーブもない、うわぁ…。じいちゃんの部屋と親の寝室にある石油ストーブを引っ張ってきて、2台とも居間でつける。これでなんとか暖を取る。幸いプロパンガスなので、昼飯はなんとかなった。食材はそこそこしかないし、停電もいつまで続くかわからない。インスタントラーメンをすする。雪掻きでくたびれて、父ちゃんと母ちゃんと私はひっくりかえる。もう何もしたくない、うん。ラジオ福島は、大雪の情報を伝えている。なんで今日あたり土湯峠に行くかね？停電もな…。ってか、備えてる防災用品がひどい有様である。缶詰の賞味期限が、片っ端から切れている。
そしたら15時半ごろ、電気が復旧した、家族全員大喜びである、そりゃそうだ。こたつもファンヒータも復活、暖かいわ。じいちゃん「電気屋はすげえなぁ」私は思う…故障計算が面倒くさそうだな、地絡計算が面倒だな。落ち着いて、部屋に戻って、しばらく寝る、もうくたびれた。