あの後、親は10時過ぎに帰宅した。状況を聞くのをためらわれ、知らん顔して寝てしまう。風がえらく強いんだけど、大丈夫なのか。
6時40分、起床。いつものように食卓へ。父ちゃんに話を聞くのはさすがに気が引けるが、母ちゃんが話し始めた。まず…なんだそれ？どういうこっちゃ。そんななぁ、うん。
朝食を食べ終わってから、いよいよ箪笥の中の断捨離を始める。箪笥は新居へ持っていくので、ひとまず中身を空にする。くたびれた夏物は処分、実家に戻ってきたときのために古い服はいくらか残していく。必要なものは衣装ケースに放り込んで…1ケースで収まっちゃった。まだ押入れの中にいくらか残っているんだけど。
さて、車に箪笥を積み込む。しかし5ナンバーミニバンの限界、微妙にはみ出る。そこは無理矢理押し込んで、無事に入った。さらに衣装ケースやもろもろ積んで、いざ出発。まだちゃんと大家さんにあいさつしていなかったので、菓子折り的なものを購入する。アパートに向かう車中でも、やはり昨日の話である。一番乱れているのは妹である、そうである。その次に心中穏やかではないのは、間違いなく父ちゃんだ。私と母ちゃんはこうやってへらへらしているが、父ちゃんの心中はとんでもないことになっているだろう。
アパートに着いた。玄関に横づけで箪笥を下ろして、設置してしまう。あとは前もって運び入れておいた荷物を、改めて整理。そしてこれからヨドバシで配送にやってくる。時間指定で、12時から15時の間…間ね。途中で母ちゃんが惣菜を買ってきて昼飯。しかし来ないな、なんだかな。また母ちゃんが、足りないものを買いに行ってくれた。その間に、ようやくヨドバシがやってきた。しかしだ。なぜか買ったはずのテレビ台が、手違いで米沢に配送されたらしい。どうやったら米沢に行くんだよ？あるもんを全部おろしてもらって、作業員の人は引き上げた。戻ってきた母ちゃんと、荷物をほどく。冷蔵庫が一番面倒だな、これ。他のものも開封して、ごみは持ち帰る。テレビね、テレビ。台がないのに…いいや開封してしまえ。作業が終わって、母ちゃんは帰った。
あとはひたすら、テレビ台が配送されるのを待つ。両隣にあいさつしに行ってみるのだが、呼び鈴を押しても応答がない。明らかにいるのはわかってるのに、なんなんだろう。郡山でもこんな文化なのか、このへんは。
17時半ごろか、ようやくテレビ台が配達された。組み立てを始める。これ…向き逆じゃん。説明書を見ながら途中まで組み立てたが、19時前に飽きて投げ出す。帰ろうそうしよう。
郡山駅まで戻ってきて、磐越東線に乗る。この列車、ついに時刻が変わったな。少なくとも9年は変わらなかったが、今年ついに変わっちゃったんだね。