つい最近まで田舎の一軒家で暮らしていた人間としては、アパート暮らしを始めるといろいろある。
いつも通り零時過ぎにベッドに入り、そのまま眠りについた。しかしだしかし。1時前、いきなり目が覚めた、暑い。しかも、駐車場でアイドリングしている車がいる。おそらくこのアパートの住人であることはわかっている。あの車の持ち主、なぜか戻ってきてからのアイドリング時間が異常に長い。短いときはすぐ終わるのだが、長いときは1時間半くらいやっている、なんなんだ。直接文句を言いたくもなるが、刺されるのも怖いので、今のところ黙っている。で、それを夜中にやられる…だいたい30分くらいだと思われるが。夜中にそんなことを平気でやるのだから、まあ注意したら逆ギレするかも知らんし。1時20分過ぎ、エンジン音が止まった、ふざけんなこの。中途半端に目が覚めて、嫌な感じである。

出勤してきた。蒸し暑いな、汗だくになりながら掃除する。さらに今日は、月に一回の会社回りの清掃日である。だがうちの会社は、わりと住宅街っぽいところにある。従業員全員で掃除するほどでもなく「なんか散歩で終わっちゃったな」ですよね。
その後、通常業務である。午後になり、部署のほうに荷物が届く。納入する品物なのだが、いかんせん置く場所がない。「9個口…このでっかいのもっすか？」「それも」倉庫の様子をうかがうも、ぱんぱんである。結果、技術部の部屋に置くことになる。最初机の下に放り込み、中途半端にはみ出ある。それを先輩が、あれこれ向きを変えて、きれいに収める。さすがだ、ああいうものの見方ができればな…。