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from: とおるさん
2016年07月24日 21時11分19秒
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16年07月24日Sunday
いつも通り、ラジオ体操の音で目覚める。夏季巡回ラジオ体操、子供らが元気ね。ラジオ体操が終わって起き上がって、洗濯機を回して、風呂掃除して、身だしなみ整えて、洗濯物を干して、出かける。棚の中にコーヒーがあったから、今朝はセブンに寄ってコーヒーは買わない。福島行の高速バス、今日は夏の福島競馬最終日ということもあってか、そこそこの乗車率だ。補助椅子の出番はなかったが。
何事もなく福島駅に到着。バスを乗り換える前に、エキナカで朝食。毎度のことながら、ヴィドフランスのパンである。
そこから路線バスに乗り換える…のだが、競馬場・日赤方面ではない。ラジオ福島では確かに手塚アナのサンデーランキングの放送はあるのだが、今日は高校野球中継の都合で、放送時間が短いし、何より公開放送でない。なので、ラジオ福島に向かうのではない。乗り場に…わりかし並んでるわ、でも大丈夫だな、たぶん。来た来た、南相馬行。こちらもそこそこの乗車率だが、満席ではない。高速用の車体のように見えて、実は路線バス仕様だなこれ。
定時でバスが出発。後ろの席では…昼間から酔っ払ってるのかと思う勢いで、おっさんたちが喋っている。いいんだけどさ、もうちょっと声小さくできませんかね。私はラジオを聞いていたが…駄目だ入らなくなった、やめよう。バスははじめ国道114号をひた走り、川俣営業所で小休憩。その後は県道を走っていく。川俣を外れてから飯舘に差し掛かり…やっぱりあの飯舘の光景は異様なものだと思う。建物は荒れ放題、人の気配のする建物のほうが少ない。かと思ったら、地肌がむき出しの斜面があったり、やはり目に付くフレコンパック。5年4カ月だぞ、マジで。でもまだ若干でも人の気配が感じられるのだが、それはちょっとでも進んだのではないかと。でも時刻表が貼られていない、さびれたバス停のポールを見て、やっぱり寂しくなる。う~ん、ねぇ。
雨のぱらつく県道を下山してきて、やっと南相馬市の平らなあたりまで来た。とか思ったら、市街地手前で若干流れが悪い。そりゃそうか、ねえ。しかしそこまでがっつり渋滞にはまることもなく、終点まで来た。本来は原ノ町駅が終点だが、交通規制なので南相馬市役所前が終点だ。8年ぶりに見た、南相馬市文化会館ゆめはっと…懐かしい、本当に懐かしい。
バスを降りて、街中を闊歩、人の流れに身を任せる。待ちの中に、馬のにおいが漂っている。以前ラジオで堀下さゆりさんが言っていたが、馬の足音とこのにおいで、相馬のほうの人たちは夏を感じるのだと、なるほどね。
長いものに巻かれて、無事にたどり着いた雲雀が原祭場地。ここまで書いてお分かりかと思うが、ついにやってきた、相馬野馬追。今日がどんぴしゃで本祭り、一度はこの目で見てみたいと思って。思い立ってやってきたのだ。ってか、マジで人…覚悟はしていたが、なかなか(汗)。とか思ってたら、目の前を騎乗した武者の人が通りがかる。馬でかっ、目線高っ。初めて見ると、これは本当に驚く。あれで縦横無尽に動き回るわけだろ、馬も人も大変だよ。昨日セブンチケットで買った観覧券を手に、観覧席へ。一般席はほぼほぼ満席で、どうにかスペースを見つけて座るのだが…恐ろしく遠いわ、双眼鏡的なものがないと話にならんぞ(爆)。それでも目を凝らして、なんとか様子をうかがう。
タイミングとしては、ちょうど甲冑競馬。この甲冑競馬も白熱するわけで、あの旗をなびかせながら走るのは大変だ。かと思えば落馬して裸馬が走り回る場面もあったり。歓声が起きたり笑いが起きたり、いいもんだ。一応実況の人がいたりするのだが、かみまくってそれも笑いが起きたりして。しかも女性武者の方もいるということで、それだけでも会場がどよめく。
甲冑競馬も終わり、一番楽しみにしていた神旗争奪戦。花火とともに旗が打ち上げられて「お~いったいった」「うわ~、取った!?」観衆も大盛り上がり。だがこの争奪戦の激しさからすれば、起きちゃうものは起きちゃうわけで…。「落ちた!」「あれ大丈夫か…?」激しく落馬したぞ。その結果、審判長「救急車は必要か!?」馬場内から「救急車!」運営「救急車お願いします」よくよく考えれば、これで事故が起きないのが不思議な話で。この祭りも、本当に命がけよ。相馬地方の人たちは、それだけこの野馬追にかけているんだな。だからこその、この野馬追なんだな。こういうところで、この祭りへの意気込みを感じる。ああすごい、これは生で見ないと分からなかったな、本当に。テレビでは全部は映らないから、本当に来てよかった。
しかし最後の最後まで見ていられればいいのだが、いかんせん帰りの時間が気になり、途中で席を立つ。うろうろしていると、それこそ目の前に若い騎馬武者が。目の前にいたおばちゃん「あら、何歳?」「17歳です」「えぇ!?」通りがかりのこちらもたまげる。でも本当に若い時からかかわらないと、あんな動きはできないんだよね。こうやって確実に、伝統が引き継がれていくのであろう、うん。
人ごみにもまれつつ、催事場を出る。シャトルバスの列に、かなり並んでいる。警備にあたっている運営の人が「1時間は並びますから」駄目だこりゃ、歩こう。帰りは駅に行こうかな、そうしよう。まず途中まで来た道を、そのまま戻り。警備にあたっているおまわりさんに、駅への道を聞く。だが途中まで歩いて思った…これ、意外と距離あるんじゃねえか?時間もないし。駅はやめよう、そうしよう。小腹がすいて、目の前のコンビニにて買い物。
そういうわけで、市役所方面へ。市役所前のバス停に福島交通の人がいたのだが「次福島行は3時半です」え?あれ?しまった、時間勘違いしてた。あちゃあ、マジか。そういうわけで、ゆめはっとの中にて休憩。懐かしい、本当に懐かしい。しみじみしちゃうな。
そういうわけで、福島行の路線バス…だが、この便は臨時便だ。やってきたのは、まさかの貸切車体。満席になるまで乗って、福島に向けて出発だ。バスガイドさんなんだろうけど「本日運転担当いたしますドライバー○○、車掌は××でございます…」そういう位置づけなのな。補助椅子で座り心地は最悪なのだが、もうくたびれたので、ひたすら寝る。途中、川俣の道の駅で休憩を挟んで、あとは福島に直行。なんだか休憩のさまが…本当に観光旅行じゃないか(笑)。
郡山行に乗り継ぎたい、時間は大丈夫か?若干ひやひやしながら、福島駅に到着。バスガイドさん、本当に車掌業務をしている、マジだな。そのまま高速バス乗り場へ急ぎ…いや、急ぐまでもなく間に合ったね、無事に。郡山行のバスに乗り込み、ああ落ち着く。
こうして無事に、郡山に戻ってきた。バス停を降りて、アパートまで歩いて、着いて、即刻晩飯にして。あとは片づけやれ何やれしながら、ラジオに耳を傾け。終わっちゃうよ、休み。でも本当に、行ってよかった。それは思う。
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