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from: とおるさん
2017年06月24日 22時30分30秒
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17年06月24日Saturday
起きて洗濯機を回して、終わったら干してまた回して寝て。2回目の洗濯物を干して、昨日は会社から作業着を持ち帰ってきたので、それも洗濯する。怒涛の洗濯機3回である、明日から天気が悪いらしい。超軽く朝食を済ませて、さあ部屋掃除。掃除機をかけて、クイックルワイパーで拭いて、カーペットをころころ。やるだけやって、ああいい時間じゃないか。ばたばた準備をして、出かける。バスで駅に向かう。
駅に到着、財布に金がないぞ。ATMで急いで引き出して、郡山駅の改札へ。券売機で切符を買う、金額に一瞬ひるむが、いいんだ行くんだから。もう来るぞ、急いで切符を買って、新幹線乗り場へ。
間もなくしてやってきた、E5・E6併結のやまびこ号盛岡行。自由席だ、これは端の車両を攻めるしかない。17号車まで行ったら、余裕で座れた。ただただ車窓からの風景を眺めつつ、車内販売でアイスコーヒーを注文。車内販売のコーヒーなんて、かなりリッチな気分。確かに高いんだけど。
新幹線は順調に走り、仙台を出発。仙台以北に来るのは、いつ以来だろうか...たぶん大学受験で秋田に行った以来だと思う。仙台平野から、次第にトンネルが多くなったり、街になったり山の中だったり。
一ノ関にて降車し、東北本線の盛岡行に乗り換える。在来線織場に行って、え?マジ?東北本線なのに、車体の色が違う。仙台界隈なら、緑白赤のラインカラーなのに、まさかの紫である。これで列車に乗り込んで、また違和感。車内の設備が、ちょっとずつ違うんだよなぁ。ワンマン運転の放送も、まず声が違うし。同じ東北本線なのに、支社が違うとここまで違うか。本当なら、郡山からひたすら鈍行で来たかったんだけど、今日は無理だ。
平泉で降りる。目指すは毛越寺、なぜか?昨日、NHK東北ローカルの番組で、毛越寺であやめ祭りが行われていると聞いた、じゃあ行ってみようじゃないかと。駅舎内の観光案内所に立ち寄り、マップをもらう。バスでも自転車でも徒歩でも行けると言われ。さあどうしよう、自由がきくのは自転車だ。そんなにアップダウンがないと信じ、駅前のレンタサイクルで自転車を借りる。今日一日、このシティサイクルが私の相棒だ。
まずはマップ片手に、毛越寺に向かう。その前に、基礎知識って必要よね。平泉文化遺産センターに立ち寄り、展示を眺める。出土品や映像などで、説明がなされている。でも一番印象に残ったのが...坂上田村麻呂よね、田村地方の人間だからね(爆)。
結局ろくに知識も入らないまま、センターを出て毛越寺へ。こっちでいいのかな?あ、あそこか。自転車を置いて、拝観料を支払っていざ中へ。まず堂々と立つ本堂...その存在感たるや、もうこの段階で奥州藤原氏の繁栄を表している。そこから、庭園内をめぐる。で、肝心のアヤメなんだけど。基本、植物に関する知識はない。なので、アヤメの満開がどんなもんなのかわからない。いざアヤメ園まで来てみると...これが満開なのか?説明に、年単位で株分けをしてどうのこうのと書かれているので。う~ん、タイミングがちょっと早かったとしよう。だとしても、咲いている花たちは立派だし、それぞれの株も非常に立派である。明治神宮から分けられたそうだ、へぇ~。その後も庭園内をぐるぐる。戦乱の火で焼けてしまい、建物は残っていない部分も多いが。現存する建物も多数、それらに歴史の重みを感じる。教科書や資料集で見る世界が、目の前に。
一通り見て、毛越寺を後にする。あのさ、また財布が空っぽなんだけど。引き出す金額を間違えたな、郵便局どこだよ。さっき、レンタサイクルの兄ちゃんに教えてもらったんだけど…あ、あった。ってかこの看板、オレンジ色じゃない。あれだな、街の景観に配慮した配色ってやつ。確かに自販機も、みんな同じ色だ。これまた教科書で習うやつ、うん。
市街地を走り抜け、そういえばこっちにも何かあるって聞いたな、ハンドルを切る。見えてきた、柳の御所遺跡と資料館。遺跡は歩き回るとかなり時間がかかりそうなので、資料館だけ見ておく。資料館だけあって、出土品の展示多数。さらにCGで建物を再現した映像も流れていて…今の技術で、ここまでわかるんだ。
で、その資料館の前に、すんごい賑やかな施設があるんだけど…なに?行ってみたら…道の駅である、そういうことか。二輪車置き場に自転車を置いて、中へ。とりあえず腹ごしらえだ、閉店間際のレストランへ。ことごとく何もない、なのでカレーにする。これでしっかり腹ごしらえ、あとは店内を見回してから、さあ次の目的地だ。
ここまできて、中尊寺に行かないわけがない。とか思いながら走っていたら…郡中観光のバスとすれ違った、ここまで来て。そんなこともありつつ、やっぱ知識って大事じゃん?(←うるせえな)平泉文化史館に寄って、展示内容を見る。
それを見終えて、ようやっと中尊寺へ。自転車を置いて、参道へ。傾斜すごい、いきなり息切れがする。よくこんなところに、いろいろ作ったな。本堂にたどり着くまでに、薬師堂・弁慶堂などなど、いろんな建物が。みんなそれぞれ由緒のある建物である、うん。知識がないので、語れない(爆)。ようやくたどり着いた本当に参拝し、中にも入れるらしい。中には平泉の歴史を簡単に書き表した展示と、世界遺産登録までの歴史の展示が。世界遺産に登録されてから、6年。東日本大震災で暗い空気の中、明るいニュースだった。
さらに進んでいって、奥のほうにある能舞台を見てから、いよいよ金色堂エリアへ足を踏み入れる。まずこれこそ、教科書で見たやつよ。覆堂の中に入ると…黄金に輝く金色堂が、そこにはあった。神々しさたるや、まず鳥肌。そして無意識に拝みたくなって、手を合わせる。しばらくそこから動けなかった。これが陸奥にあった極楽なのか、はぁ…。
金色堂にただただ言葉も出ず、外へ。歩いていると、松尾芭蕉先生の像が、これもよく見るやつね。金色堂のエリアを出て、讃衡蔵を見学。これもありがたいものが多数、普段は絶対見られない。
なんかいろんなもの、見ちゃったな。ふう、一服しよう。讃衡蔵を出たところの売店で、まさかのソフトクリーム。旅先じゃないと食べないし、そもそも何年振りだよ食べたの。休憩をしてから、じゃあ帰ろう。
県道を走って、無事に平泉駅に帰還。レンタサイクルに自転車を返し、ああ自転車にしておいてよかった。切符を買って、一ノ関行の列車を待つ。
やってきた列車で、一ノ関へ。やっぱり紫なんだな、違和感しかない(汗)。無事に一ノ関駅に到着し、新幹線乗り場へ。
仙台までははやぶさ号である、初めてだなはやぶさ。といっても、車体はE5系なので特に何があるわけでもなく、寝過ごさないようにだけ気を付ける。古川あたりで一瞬危なかったが、無事に仙台で降りる。
仙台駅から、やまびこ号に乗り換える。やっぱりやまびこ号が落ち着くぜ。ここでも寝過ごさないように気を付ける。福島あたりでまた危なかったが、無事に郡山で降りた。
バス乗り場へ行くと…どんぴしゃでアパート方面のバスがある、急いで乗り込む。ボーっとしているうちに、到着した。
帰宅して、洗濯物を取り込んで、そのまま食料品の買出し。一気に現実に戻ってきたが、でもやっぱりすごかったな。なんだかんだいっても、世界遺産は違うよ、うん。そういや今、毛越寺で引いたおみくじを読み返したんだけど…待ち人来ず(泣)。
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