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  • from: とおるさん

    2018年11月18日 21時00分36秒

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    18年11月18日Sunday

    昨日の夜、突如遠出したいフラグ発動。というわけで。

    早朝5時、携帯のアラームで起きる、まだまだ真っ暗ね、朝っぱらから洗濯機を回しつつ、出かける準備をする。徐々に空も明るくなってくる中洗濯物を干して、始発のバスで郡山駅に向かう。土曜の朝はもうちょっと活気があるような気がするが、日曜の朝は本当に静かである。ちょっとは明るくなったが、まだ街灯がついている6時過ぎ、冬に向かっている。
    さて、駅に到着した。バスを降りて即みどりの窓口に行って、切符を買って、新幹線改札を抜ける。朝飯だ朝飯、とりあえず立ち食いそば屋で山菜そばと鮭おにぎり。立ち食いそばなんて、いつ以来かしら、久々である。わりと混んでいる立ち食いそば屋であるが...なんか、絵にかいたようなバカップルがいるな。朝っぱらから酔っ払っているのかなんなのか、まあ...あれだ、うん。とりあえず、いるんだなあんなの(笑)。そんなのを見つつ、急いで食べて、ホームへ向かう。売店で急いで缶コーヒーを買って、東京行の新幹線に乗り込む。
    日曜朝の新幹線、とりあえず先頭車両に乗ってみたが、客はまばらである。福島県内は晴れていたが、栃木に入るとちょっと雲が出てくる。雨は降らないと思うけれど、寒いので天気が良いほうがいい。
    ボーっとしているうちに、大宮に到着した。大宮というと、ここから埼京線...というのが最近のパタンだが、今日は違う。新幹線を降りて、向かいの下り線のホームへ。そこで次の列車を待つ。早いのは上越新幹線だが...E4系は乗ったことあるしな。次の北陸新幹線を待とう。せっかくならE7W7系に乗ってみたいものである。しかし大宮駅のホームで思うのは...新幹線って、こんなに走ってるんだ。特に東北新幹線って、こんなに来るんだ...ちょっと思った。
    やってきた、はくたか号金沢行。初めてのE7系、どんな具合かわくわくする。しかし乗ってみると...E5系とあまり変わらない感じ。でもちょっと静かなのかな?なんだかんだ言っても、人生初北陸新幹線である。いや、正確に言えば初めてじゃないんだけど。学生時代、長野での学会に出席するのに、当時の長野新幹線は乗った。それ以来である。空は曇天、あ、熊谷だ、今日は暑くないぜ熊谷。埼玉は田舎だ、とかいう話を聞いたり聞かなかったりするが...本庄早稲田通過、田んぼだな、こりゃ田舎だな(埼玉県民の皆様ごめんなさい)。まあどこの都道府県だって、隅から隅まで街のわけはない。

    さあさあ、とりあえずの目的地、高崎駅に到着した。上越新幹線でも北陸新幹線でも、どっちでもいいというのはこれである。改札を出て、とりあえず駅の様子をうかがう。
    それから上信電鉄に乗り換えるべく、駅舎を出て上信電鉄の乗り場へ...JRの在来線のほうに、キハ110系が止まっている、あれは何線だろうか。そんなことを思いつつ、上信電鉄の乗り場にたどり着き、切符を買う。suicaは使えない、駅員さんが切符にはさみを入れる...ノスタルジー。そしてホームに停まっている車両に目をやった、福島交通飯坂線に負けず劣らず、年季が入った車両だ、天上に扇風機ついてるぞ。
    走り出す列車、車窓からの風景に目をやる。のどかである、うん。こういうローカル線は、本当に地域との距離感が近い気がする。時間がゆっくり流れている感じ。ってか、上州福島駅...福島県民としてはちょっと気になる(笑)。
    さあやってきた、今日の目的地。上州富岡駅にて下車し、駅前の案内所でパンフレットを受け取って、目的地を目指す。基本的に方向音痴だが、目的地への方向が道路に記されているので、迷わない。

    しばらく歩いていくと、教科書で絶対に見る、あの建物が目に飛び込んできた...富岡製糸場、本物だ。すごい、何かオーラというか、圧を感じる。入口で団体客がわたわたしていて入れるかと思ったが「個人のお客様どうぞ~」と警備員さんに誘導されて中へ、チケットを買って、進んでいく。
    なにはともあれ、まずは自分の感覚で見て回る。説明の看板を読みながら、場内をぐるり。教科書に載っている正面の建物は東置繭所というらしい。あとずらりと機械が並んでいるあの場所は繰糸所というそうだ。公開されていて、中に入った瞬間、あの装置がずらっと並んでいる光景に、思わず声が漏れてしまった。あまりにもそのままの光景に、本当にびっくりした。東置繭所の2階が公開されており、見てみる...広いな。
    初歩に戻って、東置繭所の1階、展示コーナーで紹介のビデオを見る。だいたい説明看板は流し読みなので、これでおおよその知識を頭に入れてから、再度見て回る。富岡製糸場内には工場はもちろんだが、役員の社宅、工女さんのための診療所、そしてこの富岡製糸場のあれこれを手掛けたプリュナ氏の住居、まあいろいろある。西置繭所は今ちょうど改修工事中だが、その改修工事のスケールもでかすぎる。建物自体を囲いで全部囲っての修繕である。ゆくゆくは全部囲ってしまうのかしら?保全のために、かなり手間がかかっている。さすが、世界遺産は違う。さらにその前には、工場内の動力供給に用いられていたエンジンの複製品の展示がなされていた。もちろん明治当時は石炭だったが、さすがに今は、ボイラーで沸かした蒸気で、模型を駆動せていた。これでも工学部にいた人間である、こういうものを見るとわくわくする。係の人が説明しつつ、時折注油して。昔はもっと手間がかかったんだろうに。
    一通り見て、ちょっと休憩。プリュナ氏の住居の一部は解放されており、広いホール。そこがカフェになっていて...なんと贅沢なことかね。そこでホットコーヒーを飲みながら、アイスをいただく。世界遺産のなかで、こんなことができるなんて。食べ終えて、外の光景を眺める。富岡製糸場の下には川が流れている...こんないくつもの条件が重なって、ここに作られたのだろう。そう考えると、本当にすごいと思う。
    しかしいくら単独行動が好きとはいえ、自分一人で全部理解しようとは思えず。途中すれ違ったガイドツアーが面白そうだったので、それに参加する。ガイドさんの話がちゃんと聞こえるように、参加者にはイヤホン付きの端末が配られる、これすごい。そういうわけで、ぞろぞろとツアーで、再度中をめぐる。ガイドさんの勉強量は半端ない。看板に書かれていた説明以外にも、自分で勉強したと思われる内容がたくさん詰まっている。そんな中印象に残った話は、やっぱり維新直後ということで、薩長の力は強かったんだな、とそんなことを感じる話もあった。ってか何より、この工場は昭和62年まで稼働していたというのだから、ほんとうにたまげる。確かに、いたるところに稼働していた痕跡は残っている。そんな工場が、今や世界遺産とは...。
    話を聞いて、自分の目で改めて見て、日本の近代工業の夜明けだったんだな、ここは。最新の設備はもとより、西洋式の就労制度に福利厚生、日曜日が休みという制度も、全部最先端を行っていた。何より、操業停止までこの工場は一度も立て替えられることがなかったのだという。100年先まで見越して作られたものだと思うと、先人たちは本当にすごかったんだな。平成の世が終わる前に見ることができて、よかった。
    さて、ガイドツアーも参加したし、売店で自分へのおみやげも買ったし。最後に、ちょっと見物。こういった工業化される前の生糸の生産方法、座繰りの実演があるという。手作業で生糸を取り出すのは大変だ、うん。実際に希望者は体験ができ、それを見ていたのだが...本当に手間がかかる。そして効率もそこまでよくない。そう考えると、この工業化の果たした役割はかなり大きいものと思われる。へぇ~、ってなもんで。

    いや~見た聞いた、満足した。じゃあ帰ろうか。というわけで、富岡製糸場を後にする。とりあえず財布に金がない、やばい。郵便局へ急いでいたところ、街頭アンケートに声をかけられた。警戒しながら回答し、郵便局のATMで帰りの切符代をおろす。
    そして腹も減った、駅前の、いかにも街の食堂、といった店でカツ丼を食する。カツとちょっと乗ったグリーンピースという、超シンプル。それでも美味しかった、ごちそうさまでした。
    駅に向かう...若干時間あるな、どうしよう。駅前の富岡市の施設で一服、カフェ的なところでミルクティーをいただく。館内に貼られているポスターに目をやる、ぐんまちゃんばかりである、間違ってもキビタンはいない(笑)。ちゃんと行った先にお金を落とす、モットーである。

    時間がきて、上州富岡駅に戻る。高崎行のワンマン列車に乗り、なんとなくMANAMIさんの『familiar train』を聞く。めっちゃ合う、やっぱり飯坂線に近しいものを感じる。途中から高校生なんかも乗ってきて、いかにも地元の路線よね。
    無事に高崎駅に到着し、みどりの窓口で帰りの切符を求める。日曜の夕方、すいているわけもない。みどりの窓口も混んでいるし、何より大宮郡山間の指定席が取れなかった、マジピンチ。一日歩き回ったから、座りたいぞ。
    新幹線改札を抜け、ホームに出る、並んでいる。いや、高崎大宮間は指定席だから構わないのだが。というわけで、大宮までは今度は上越新幹線である、とき号である、マックスではない。座れるうちに書いて桶、とこの物書きをしているうちに大宮に到着した。
    とにかく並ぶぞ、さっさとホームを移り、乗り場に並ぶ。やってきたやまびこつばさ号、乗ってる乗ってる。しかしなんと奇跡が起きて、座れてしまった...しばらくの運を使い果たしたかしら(汗)。乗って物書きを終えたら、後は眠くて仕方ない。寝過ごさないように必死。

    無事に郡山で下車して、路線バスに乗り換える。バスの中でもうつらうつら、ちゃんと最寄で降りて、コンビニで晩飯を調達して帰宅。昨日のうちに、やることはやった、洗濯物を片付けて、米をセットすれば終わり。しかしやっぱり、世界遺産はすごいよ、あれ。

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