年の瀬の日曜日、今日もスロースタートを決め込む。のだが、やっぱりいつもの時間には目が覚めてしまう。それでもベッドの中でうだうだ、まあこんなもｄなと思っている。しかし、洗濯物がたまっている。外を見ると...日は照っている。乾くかどうか知らないが、とりあえず洗うだけ洗う。大掃除で汚れた作業着、さてどんな具合差しら。他の洗濯物も洗う。NHKのラジオは、朝番組はわりと普通の編成である。冷蔵庫の中身がすっからかんなので、朝食も取らず。『音楽の泉』を聞きながら、優雅に過ごす。

そして9時半過ぎ、いよいよ出かける。この路面状況じゃ、バスなんていつ来るかわからない。来たバスに乗ろう、そう思ってバス停に行った。ところが、バスはわりかし時刻表通りに来た。それどころか、うねめ通りも49号もさくら通りも全然凍結しておらず、極めて順調である。むしろ年末の朝のせいなのか、若干静かな気さえする。
郡山駅前到着。いわゆるブランチというやつだ、松屋へ。混んではいたが、それなりに早く出てきた。さっさと食べて、駅へ。
みどりの窓口にて、切符を購入。今日あたり、下りの新幹線に乗ろうという暴挙である。「指定席どうしますか？」空いてます？「仙台までは...次のなら大丈夫ですよ」じゃあお願いします。今日あたり、自由席でもみくちゃにされている場合ではない。改札前には、誰かが帰ってくるのを待っている人多数。テレビで見かける光景である。
改札を抜けて、ホームの待合室。待っていると、隣の家族連れに「すいません、福島放送ですけれども」インタビューできそうな人を狙っている。そんな待合室にも、可読連れやスーツケースを抱えた人が多い。
さて、ぼちぼち列車がやってくる時刻になり、ホームへ。ちょうど立っている位置の近くに、さっきの福島放送のクルーが。もしかしたら、今日の夕方のニュースに映ったかもしれない。列車がやってきて、乗り込む。指定席、隣に誰かいたらどうしようと思ったが、誰もおらずラッキーである。しかしこの列車、もともとが遅れているのに、さらに発車しない。「つばさ号乗車のお客様、通路のほうまでご乗車ください...」これだもの、遅れるわ。さらに、この前の列車が運休になったらしく。マジで指定席にしておいてよかった、自由席なんて言ったら本当にどうなっていたことか。
というわけで、やまびこ・つばさ号出発。郡山かいわいはあれだが...なに？この福島の積雪。ここまで積もっていて、郡山はまるで積もってないって...。そんな福島駅で、恒例のつばさ号切り離し。客観的に盛るのは楽しいが、乗っている分にはわからない(笑)。
福島を出て、車窓からの景色を見ているのだが...なんだよ、白石は雪がない。特に白石蔵王駅かいわい。そのへんを通り過ぎるとうっすら白かったりするが、仙台市街地にぱっと見た感じで雪がない。福島だけ？あんなひどいの。これ、高速バスでもよかったな。しかし高速は高速で、雪の帰省が出まくってたしな...。
というわけで、仙台に到着した。新幹線ホームは、いつにもまして人がごった返している。このままストレートに新幹線改札から出ると大変そうなので、在来線のほうに回るという最近のパタン。まあ、どう出たって混んでるんだけど。
しかし早く着きすぎたな、どうしよう。年末に遊びほうけているのもあれだな。エスパルに行って、実家への土産物を探す。だいたいこんなもんかしらと目星をつけたら、あとはずんだシェイクを飲みながら一服である。
さてさて、今日の目的地は初めて行くところだ。いつもならタブレットを片手に進むところを、今日はガラホに無理やりインストールしたグーグルマップを頼りに進んでみる。最初使い方がわからず、駅かいわいをうろうろ。あ、こっち？と進んでみると、画面が進んでいく。ああ、こんな感じなのね(←今さら)。それでもなんとなく不安だが、携帯の画面を頼りに進んでいくと...到着した、ここか。

というわけでやってきたのは、仙台BAR TAKE。今日はここで、たぴなつきさんのレコ発ベントが行われるのである。しかも参加メンツが豪華なので、来てみることにした。14時オープン、入ってみると...なんとステージのわきが入り口という、これ遅刻したら一発でわかるな(笑)。顔なじみのリスナー仲間さんと「ピークアクションをもっと細長くした感じだよね」なんて話をしている。開演前に、今日の司会、宮城のタレントのハンナさんから面白おかしく諸注意(笑)、そして今日の演者さんにキャッチコピーをつけるという。序盤から楽しい雰囲気である。
登場したトップバッター、泉崎村こだまさん。今日のこだま氏もいつも通りだった、四六時中他の演者にいじられる、トーク中に泉崎村の位置を図解する(笑)。それで押して曲の時間が無くなる(笑)。でも曲は相変わらずしみるんだよなぁ、やさしい。けどおちゃらけた曲なんかもあったりして、いい雰囲気である。
二番手、宮城のLihoさん。初見である、うん。最初はギター弾き語りでしっとりと。さらに途中では本日の主役であるたぴなつきさんを呼び込み、Lihoさんの楽曲『チーズケーキ』をセッションする。最初からこの2人でデュオだったんじゃないかと思うくらい、ハーモニーがきれいで、癒される。あとはアップテンポな曲はオケを使ってがんがん盛り上げる。みんなで手持ちのいろんなものを振り回して、会場の空気は一気に盛り上がった。温かく、そして熱いライブであった。
ここでブレイク。ハンナさん考案のゲーム大会、正解者には出演者のサイン入り鏡餅がプレゼントされる(笑)。そのゲーム、ヒントを頼りに、演者皆さんの今年の漢字をあてるという。最初、みんな「無理無理」なんて言ってたのに、意外と当たる人が多い。みんなよくわかるな。ただたぴさんはヒントをしくじり、ほぼ全員正解。逆に間違えた人にプレゼント(笑)。こんなゲームコーナーがあるのも、また楽しい。
一応、四番手というカウントで。石巻、萌江さん。いつもの怨念ソングをまず一発目に披露、かとおもえば『自称ホヤ大使』ということで、ホヤにまつわる楽曲をやる。このふり幅の広さね。さらに恒例『酒とマッコリと男と女』で、まあバーカウントあーを使うのはいつものことだが、ここでたぴさんとのコラボである。たぴさんがいい感じに曲に入ってきて、聞いていて楽しい。そして最後はやっぱり、明るい怨念ソングで締める(笑)。
五番手、福島、MANAMIさん。先ほどの『チーズケーキ』に対抗して『あいすくりーむ』で始めたらしい(笑)。MCでは他の演者との出会いなどなど、いろいろ話す。最近ではなかなかやらなかった曲も聞けたし、いろんな意味で人とのつながりを考えさせられる曲が大半だったと思う。『未練ちゃん』は萌江さんきっかけでできたらしい(笑)。最後はたぴさんのリクエストで『歌っていたい』で終わる。曲の聞こえ方、その時々によって、MCによっても違う。
そして登場しました、本日の主役、山形、たぴなつきさん。なんといっても、彼女のレコ発企画である。盤になった曲もやりつつ、会場を盛り上げるために盤には入っていないアップテンポな曲を。さらにこれだけではない、今日のイベントに向けて一曲書いてきて、それを披露。自分が歌っている意味、そして覚悟がひしひしと伝わってくる。そして演奏中に感極まる部分があって、こちらももらい泣きしそうになった。本当に、みんなの力を借りて出来上がったこの音源をもとに頑張っていくという、並々ならぬ覚悟が本当に伝わってきた。それからの曲は、本当にすうっと耳に入ってくる。やさしい。人との一対一のつながりを本当に大切にしたいと、そう思える曲が続く。アンコールまで大盛況。本当にいいライブでした、ありがとうございました。
アンコールが終わって、お開き...ではない、たぴさん以外のメンバーからサプライズ。たぴさんの新譜のジャケットを模したケーキが。これはすごい。それを持って、みんなで記念撮影、最後まで温かい空気だった、こんないいライブ、なかなかない。きっと今日の演者の皆さんの互いを思う気持ちがここまでさせるのだろうな、うん。みているこちらもうれしく、そして温かくなりました、ありがとうございました。
というわけで、終わったとは物販。演者が多いので、物販もばたばたになる(笑)。まだ音源を持っていないたぴささんとLihoさんの音源を購入。これから大切に聞かせていただきます、ありがとうございました。

というわけで、顔なじみのメンバーに、良いお年を、のあいさつをして、ライブハウスを出る。一度くれば、だいたい方向はわかるので、駅に向けて歩き出す。なんだよ、ここ曲がればよかったのかよ。
腹減った、晩飯はもう決めている。駅雨のパルコ2に入る。利久で牛タンだ、年末なので金は盛大に使う。混雑していたが、1人なのですぐに座れた。しかも利久30周年記念の特製定食が今日までだというので、普通の牛タン定食とそこまで値段も変わらないし、頼んでみた。いつもの牛タン定食にローストビーフが付く、なんて贅沢な。かみしめながら食べた、ああ幸せ。ごちそうさまでした。
満腹なって、さあ実家へのお土産だ。再びエスパルのお土産通り。それこそ利久で、牛タン入りのカルパスとジャーキー。菓匠三全でゆべしとずんだショコラリングとか。ゆべしは福島県のものとどう違うか、食べ比べだ実家で。ちなみに今さらだが、宮城銘菓ってなんだろう。萩の月がままどおるにあたるポジションだとは思うが、他は...、まあいいや。
土産袋を抱えて、みどりの窓口へ。また混んでるな、さすが仙台。切符を買って、今日2敗目のずんだシェイクを買って、改札を抜ける。時刻は20時過ぎ...なのに、え？次19時10分？どうにもダイヤが乱れている、実は昼間から地味に。この帰省ラッシュの忙しいときに、何があったのかしら？放送を聞いている限り、朝、乗ってきた列車の1本前が故障したようだが、原因はそれっぽい。まあなんでも、乗れればいいのよ。
というわけで、待っていると、盛岡から走ってきたやまびこ号が到着。上りは全然自由席でも余裕だ。あとは寝過ごさないように郡山を目指す。途中福島で、また時間調整。向かいのホームに入ってきた仙台行きは...まだまだ乗ってるな、帰省ラッシュ帰省ラッシュ。
そんな光景を見つつ、無事に郡山に到着。ふとホームの電光掲示板に目をやると...なんかもう時刻表がおかしくなってる、発着順なんだこれ？そして友人改札口にはそれなりに人が並んでいる。この乱れはよっぽどだな、往復新幹線にしてそこまでダメージ受けなかったのが奇跡。
あとは路線バスに乗り換えて、アパートに戻ってきた。また雪がちらつき始めたな、明日は大みそか、足元ご安全に。