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  • from: とおるさん

    2020年10月31日 21時51分56秒

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    20年10月31日Saturday

    新さくら通りの大爆発事故から3か月、それよりも、首里城火災から1年。行けなかった修学旅行が悔やまれる。いつかは行かなくては。

    起きて、ラジオ体操。その後、洗濯物を干して、朝食を済ませる。それから、水回りの掃除もするのだが...洗剤が切れてやがる。そろそろ買ってこないと、いろいろなくなっている。それこそ、この前の歯磨き粉の二の舞になりかねない...。
    今日は久しぶりに出かけるわけだが...このご時世なので、高速バスも減便しているといううわさを聞いた。そこで福島交通のサイトを覗く...乗ろうとしていた便が、しっかり運休である、言わんこっちゃない。しかし電車にしても、次の便にしても、到着する時間はどっこいどっこいなので、バスだな。そういうわけで9時半前に、アパートを出た。
    しかしバスに乗るの当たって...財布の中に万札しかない、これはいかん。バス停近くのセブンに寄って、100円のコーヒーを買って1万円札を出す、嫌な客である。少額の買い物で万札を出すときに店員さんに謝るのが、もう癖なのだ。

    高速バスとか、マジで何か月ぶりだよ。やってきた仙台行きに乗り込むと...席はまあまあ埋まっている。あいているところは...最後列のど真ん中、いいやもう。二人掛けの席の片方でもいいかもしれないが、密だと思われても嫌だし。そこから先のバス停からはあまりお客さんは乗ってこず。今までだったら、休みのこの時間帯に、遊びに行く人で満席で補助席まで出してたのに。
    バスは東北道へ。最近も何度か東北道は走ったが、この高い目線から見える景色が好きだな。高速バスが久々故、今まで見ていた景色も懐かしいわ。途中の吾妻PA休憩にて、出発時に運転手さんが乗客の数をめっちゃ数える、こんな数えてたっけ?(笑)さらに車内を見回すと、乗車口には消毒液、運転席の後ろには透明なビニール、新しい生活様式というやつか。福島県内は交通量がちょっと多いのかな?でも福島市を過ぎたら、減った気がする。高いポジションだから見える、秋の景色。福島も宮城も、田んぼが色づき、柿の実が熟し、木々の色づきもいい感じ。確実に季節は巡ってる。
    そんな移動時間を無駄にしないように、録音しておいたラジオを聞くのだが...笑いをこらえるのに必死よね。ラジオはながらができるのはいいが、やはり聞く番組は選ばないとえらいことになる(爆)。
    バスは東北道を降りて、仙台市街地へ。国道45号はそうでもないと思ったが...やっぱり市街地の車の量は、それなりである。流れが悪いな、時間ぎりぎりになりそうだ。といっても、10分くらいの遅れで、仙台駅前に到着した。
    若干の早足で、地下鉄乗り場へ向かう。どう進むべきか、いまだに謎である。たぶんもうちょっと近い経路があるはずなのだが...わからない(爆)。連絡通路を歩いて、乗り場へ。南北線?だよな。富沢...じゃねえな、泉中央方面だな。そういうわけで、やってきた泉中央行に乗る。人はそれなりに出ているっぽい。しかし乗ってすぐ、勾当台公園で降りるのだが。
    勾当台公園で降りて...いつも出口で迷う。どこから出たらいい?とりあえず県庁方面に出てみたが...違った、勾当台公園自体に用がある。ぐるっと回って、公園へ。

    勾当台公園、ちゃんと目的をもって来たのは、実は初めてかもしれない。今日はここで『vo'groove祭り2020』が行われる。このイベント、簡単に言えば、グルーヴカウンシルとVORZ BARがタッグを組んだイベントである。開会あいさつでの、グルーヴカウンシル主宰佐藤ヒロユキさん曰く「仕事がないと言っている場合ではない」「野外でやってみよう」ということから始まったイベントだそうだ。少しずつではあるが、状況が動き出しているこの状態で、自分たちでやれることをやる、ライブをできる環境を作る、その心意気がかっこいい。観覧無料、カンパである。
    トップバッターを飾るのは、堀下さゆりトリオ。堀下さゆり・菊池義信・伊藤雄哉。最近さゆりさんは、この組み合わせでライブをやることが多い。菊池さんのパーカッション、伊藤さんのギターに合わせて、さゆりさん登場。からの一曲目は、今日のこの晴天、そしてこのイベントのオープニングに合わせて、epo『ダウンタウン』のカバーで勢いよく幕開け。さらにこの春と夏にリリースされた新譜から『la la music』『うたはそよ風のように』秋の穏やかな空気に、曲がマッチしている。曲に合わせて、みんな体を揺らしている。MCでさゆりさんが言っていたが、このご時世で子育て大変でしたよね、って。からの『今日は寝てしまおう』パーカッションとギターが入ることにより、より曲が楽しくなる。本当ならコール&レスポンスをやるところだけど、それは今回はお預けだな。最後は、今こうしてここにいることのありがたみを感じながら、ということで『あなたとの未来』しみるね、今こんな状況だけれど、これからお未来が明るくあってほしいと思った。終始温かい空気の中で、堀下さゆりトリオは終了、よかった。
    終わった直後、えらい久々に会うライブ仲間さん。さゆりさんのライブに来たのが2年ぶりだったらしい、そんなに来てなかったですか?とか話をして、財布のお金がなくならないうちに投げ銭ボックスにお金を入れる。からの食べ物の出店を見たら...全部売り切れてる。これ食べるために何も食べてこなかったのに(泣)。それはそうと、久しぶりにさゆりさんとちょっと話せた。なかなかライブが打てないので、また今度ですねって。
    とか言っているうちに、次が始まった。二番手は佐山亜紀、それこそ去年の暮れに、さゆりさんとVORZ BARでやったのを見て以来である。あの小さな体から、よくパワフルに歌うよね。バラードからブルースまでふぃり幅が広い。さらに今回は、鍵盤サポートに押谷沙樹さんを迎えての演奏。これだけで一気に音楽が分厚くなるというか、音数が多いにしろ少ないにしろ、いろんなアプローチがあるよな。
    どうにもこうにも腹が減った、これはいかん。公園前にキッチンカーがいたが、コーヒーとかだった、腹は膨れない。なので、いったん勾当台公園駅に戻って、中のファミマでパンを買ってくる。しかし...出口どれだっけ?公園出口だけど...こっちか?出てみたら、道路の反対側。なんで?地下鉄って同じところにたどり着けないの?
    公園のステージ前に戻って、ちょっと遠くでパンを食べ始める。ステージではすでに、次のSHOW441さんが、ギターをかき鳴らしながら歌っている。『ルパン三世のテーマ』『愛せずにはいられない』(シナトラ)『stand by me』(ベンEキング)『青空』(ブルーハーツ)などなど。名曲ぞろいだが、どれもこれも原曲負けしていない。オリジナルもブルース要素が強く、しびれるかっこよさである。白昼の公園でこういう音楽を聴く、悪くない。
    終わったころに気づくんだよね、ステージの横に売店があるのよね...。次のタイミングで、何か買おう。そんな中始まったのが、KUDANZ。まず音合わせの段階で、相当時間がかかる。なぜかギターがハウリングしちゃう。ここはヒロさんもとい、スタッフの技術の見せどころである。ああでもないこうでもないと模索して、KUDANZさんの技量もあって、モニタを切るという荒業でステージをやってのける。勾当台公園のステージ、形が独特で妙に反響しちゃうみたい。そんな中のKUDANZさんの楽曲もまた独特で、しっかりしながらも、どこか独特の浮遊感がある感じ。なんだろうな、どこか達観した雰囲気がある。そういった細部の作りへのこだわりが、冒頭の音合わせ、そして曲に現れているのだと思う。
    トリ、ヒロさんの友情出演、山口洋(HEATWAVE)。湘南から9時間、バイクで来たらしい(驚)。そんな山口さんも、アコギでロックを奏でる。それだけかと思えば、突如スーパーを使ってバックにアコギ、そしてその上にエレキを乗せる。いや、手に持っているのはアコギなのだが、出ている音がエレキだ。なんだあのアコギにはコイルでも入ってるのか?音楽が深いぞ。そんなかっこいいギターと歌だけでなく、途中でなんと、パーカッション菊池さんを呼び込んで、いきなりのセッションだ。そんなセッションでも、成り立っちゃうのだから音楽はすごい。しっかり菊池さんの見せ場を作り、セッションを楽しむ山口さん。いいなぁ、この光景。おかげで、もう会場のテンションは最高潮。マスク越しでも、歓声が出てしまう。それくらい熱いライブだったのだ。
    最後は大団円、今日の演者全員がステージへ。山口さんのギター、押谷さんの鍵盤、菊池さんのパーカッション。そしてみんなで『満月の夕』を歌う。みんながリレーでつないで行き、サビで声が合わさる。今までありふれていたライブイベントで見かける光景が、こんなに幸せかと思うことはない。会場にはたくさんのお客さんがいて、一緒に手拍子、ちょっとだけ歓声。こんなライブがある幸せ、音楽を外で大きな音で浴びる幸せを、本当にかみしめた。企画・関係者の皆さん、本当にお疲れさまでした。そして、お客さんも含め、本当に素晴らしいライブだった。枯葉が舞う勾当台公園に、音楽と、そして遊びまわる子供たちの声と、たくさんの笑顔があふれている。幸せな光景じゃないか。ありがたい、本当に尊い。このステージにはすごい出会いがあって、東日本大震災直後、山口さんがテレビの撮影で出会った中学生が、なんとこの会場に大学生となって、いたのである。その彼女をステージに呼び込んで、彼女も歌った。こんなことが起きるんだね。
    大盛り上がりのうちに、ステージ終了。最後にヒロさんと、VORZ BARのメンバーから挨拶が、素晴らしいお客さん、素晴らしい演者さん、そして何よりお客さんに恵まれて、こんなライブができたと。でもいうなれば、この企画がなければこんな素敵な時間はなかった。改めてスタッフの皆様には感謝しかない。ありがとうございました、お疲れさまでした。余韻がすごすぎて、勾当台公園を離れるのが、ちょっと寂しかった。

    それでも勾当台公園を後にして、駅へ...行く前に、市街地の地図を眺めた。こんな位置関係なのな、何回来ても覚えられない...。さらに地下鉄の出口よ、公園出口って2か所あるのね、番号間違えたね。
    富沢行の列車で、仙台駅まで戻った。ぼちぼち夕方だけど、人出は昼間と変わらないように見える。
    で、人の流れに乗って改札を出て...なんかエスパルのレストラン街に出たぞ、だから地下鉄の出口はわからん。まあいいや、久しぶりのずんだシェイクを買って、地上へ。さらにデッキに上って、そこで一服だ。仙台の街並みは、今までと何も変わらないように見える。違うのは、みんなマスクをしていることくらいか。ちょっと気になって、在来線改札を覗いてみる。人出はまあまあか?ちょっと少ないかもしれない。なんなら、コスプレしている人がちらほら。世間的にはハロウィンとかいうやつらしい(←言い方)。
    見るだけ見て、高速バス乗り場へ。いろんな路線で減便されているらしく、発車時刻の案内放送が繰り返される。そんな中、無事に郡山行に乗り込む。時刻は17時過ぎ、乗車率は低い。まあ朝が朝だったし、そんなもんなのか。
    サタデーナイトの市街地は、いたって順調だった。東北道も全然ハマらず、やっぱり交通量は少なさそうに思えるのだが。吾妻PAも静かだったし、それ以降も何事もなく。えらいスムーズに、郡山市街地まで来てしまった。

    そういうわけで、無事に停留所で降りて、一気に現実。歩いてアパートに戻り、いったんラジオを聞いてから、食料品の買い出しへ。土曜日のこの時間帯に来るのは久々だが、店員さんたちが脚立に上がったりなんだり、大掛かりにやっている。ビニール袋には、怖い顔をしたカボチャの紙ががさがさと、一方店員さんの手には白髭に赤い帽子のおじさんの絵が。確かに10月31日もあと数時間で終わるよ、転換の早さよ。そんなことを思ったりなんだりしながら、買い物を済ませた。

    改めて今日思ったこと。行きたい所に行ける幸せ、会いたい人に会える幸せ、公園の色づいた木々の中で子どもたちが走り回る幸せ、音楽を大きい音で鳴らせる幸せ、それを受け止められる幸せ、手拍子と歓声が聞こえる幸せ。土曜の昼下がりに、今までの当たり前がいかに尊かったか、どれだけ幸せだったかを、改めて思った。大好きなことをできる、それって幸せだ。

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