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from: とおるさん
2021年03月27日 23時28分53秒
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21年03月27日Saturday
起きて、ラジオ体操をして、朝食である。だいぶ暖かくなってきたとはいえ、実家は山の上だし隙間風すごいしで、若干寒い。朝食を食べ終えてからが忙しい。まず父ちゃんと母ちゃんが、部屋を片付ける。居間ではなく、奥の前を使う。昔ながらの家だ、使い勝手は悪いがそれなりに広い。その奥の間、母ちゃんの鏡台をばらして、鏡を廊下に追いやり、台の上に居間から運んできたテレビを、私と父ちゃんで設置。そのテレビにラップトップをつなぎ、さらに奥の間にあるテレビもつなぎ、いい感じにディスプレイが出るように調整する。スピーカー用に、使わなくなったオーディオも引っ張ってくる。物置と妹の部屋から、使っていないテーブルも引っ張り出してきて、設置した。それなりの衣装に着替えて、隣町の親戚たちも集まってくる。ついでに、昨日ふねひきパークで予約した総菜も持ってきてもらった、ここから何が始まるのか。
実は、去年入籍したいとこが、結婚式を挙げるはずだった。しかしこのご時世なので、席はなかなかできず。ようやく段取りができたのは今日である、仏滅だとか言っていられない。しかも式自体は関東方面なので、遠方に住む親族は某あのリモート会議アプリで参加なのだ。それをいじれるのが私しかいなくて、昨日から有休を取って調整しに実家に来たわけだ。そして隣町の親戚も集まってきたわけだ。準備した総菜を並べて、中継が始まるのを待つ。
中継が始まった、まずは挙式からである。チャペルが写されて、やれあそこが誰だとか、こっちの親族がなんだとか、まあ画面の向こうのことなので言いたい放題だ(笑)。ちなみにうちらは新婦側なのだが、バージンロードで新譜のいとこをエスコートする叔父ちゃんのばきばき具合に、こっちは大笑いである。そして披露宴はまだまだ先なので、画面のこっちでは勝手に乾杯して、宴会を始める(笑)。しかしだ、こっちの画面は向こうに見えるのかとか、あそこに映ってるのは誰だとか、いろいろ質問が私に飛んでくる。なんでこういう映り方をするのか説明しても、理解してもらえないから困る…。徐々に進行し、いよいよ披露宴になった、集まっている人の具合が、会社関係・友人知人・親族…昔ながらの人の集め方だよな。なので、主賓の挨拶が当然のように長い。これが現場にいれば黙っているのに、リモートとなると、まあ画面のこっち側はやいのやいの言う(笑)。そして同時に思うのが、どうにも画面の向こうで行なわれていると、現実味がないというか雰囲気が。特にいたたまれないのは、新郎側のご家族もリモート参加となってしまったこと。悔しいなぁ、でもこういう手段でないとできない。そして式場のほうもやっとの思いで撮影しているようで、時々カメラが変な方向を向く。みんなできる方法で頑張っているけれど、どうしても物足りなさが残る。新郎新婦のテーブルにタブレットが置かれて、オンライン参加者に声掛けできるようになっている。こっちにも一瞬来たが、私がラップトップのマイク操作をしているうちに終わってしまった、この辺りの手際が悪い…。途中、別参加のいとこや、妹とも会話ができたりもした。披露宴でも、こっち側の親族を見つけてはわあわあ。静かにする要因が何もないので、最後の最後まで騒ぎ倒す。雰囲気が大事だと思ったのは、新譜の感謝の手紙朗読で叔母ちゃん号泣してるのに、こっちでは「泣いでっぺ~」とか言っている。でも最後の最後は、ちゃんと雰囲気は伝わった。「こうやって見られるのはいいな」という結論に至る。
オンライン結婚式が終わって、まだみんな意識があるうちに、一斉に撤収。居間のこたつに全部集めて、奥の間は片付けて、高校野球と相撲を見ながら二次会開始。でもそこまで長くはならず、割とすぐに解散した。
そこから酔っ払った父ちゃんは、寝落ち。私と母ちゃんは軽く晩飯を食べて、あとはアパートに引き上げる準備だ。
最寄まで送ってもらって、郡山行の最終列車に乗る。列車内は本当に人がまばら、採集に乗るのなんていつ以来だよ。郡山に着くまでに、乗ってきた乗客は片手で数えられる程度だ。見慣れた風景、そして高校時代に一番聞いていたアルバム…なんかまた、思い出が遠くなったな、そんなことを思いながら車窓からの景色を眺めている。
郡山駅に到着し、改札で精算して、駅の外へ。バス乗り場で時刻表を見て、一瞬引いた。次に市役所経由1時間後なの?…ダイヤ改正後かよ。にしても、磐越東線の終電で来ると、乗り継ぎがよくない。西の内経由なら40分待ちであるのだが、でもなぁ。やってきた市役所経由、わりと乗ってると思うんだけど、この便なくなると不便だねぇ。
アパートに戻る、玄関ポストに来年度のごみ収集日カレンダーが、すっかりそういう時期ね。
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