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  • from: とおるさん

    2021年04月16日 23時01分38秒

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    21年04月16日Friday

    今日は有休だ、計画的取得とかいうお国のあれだ。と言っても、この休み自体は1年前から決まっている。

    だいたいいつもの時間に起きて、朝食を済ませる。そこから出かける準備だが、すぐには出ないので、しばらくだらだらしている。9時半前にアパートを出る、近所の銀行が閉店し、取り壊し作業をしている、もうすっかり更地になった。もう整地の工程なのかしら?
    通勤ラッシュもすっかり終わった時間帯、母校前経由のバスで駅前へ。昨夏起きた爆発事故現場、更地である。この跡地に、何かできるのかしら。そして爆発現場の目の前の東邦銀行は、まだ取り壊ししていない。ここからどうなるのか、ねえ。通勤通学時間帯も過ぎて、バスの乗車率もかすかすである。開成山公園はすっかり葉桜、2週間でがらっと景色は変わる。

    郡山駅にやってきた。改札を抜けて、ホームへ。時間があるので、ポスターなんか眺める。各主要駅の見所が書かれたポスター…県外旅行行きたい、マジで行きたい。磐越西線が遅れている、車両トラブルのようだ。作業員さんと運転士さんがいろいろやっているのが見れる。乗り込んだ福島行の列車から、その光景を眺めている。こっちのホームでも、運転士さんと作業員さんが話しているのが聞こえる。「ATSが壊れたんじゃないっすか?」そこから、たぶん列車の名前だろうな、記号みたいなのが飛び交う。一方向こうのホームでは「磐越西線、間もなく発車いたします…」さてどうなるかと見ていたら、走り出した瞬間に「緊急停止します」の自動アナウンスと非常ベルが聞こえてきた、もうだめじゃん(笑)。直後、こっちの福島行が発車時刻になったので、その後どうなったのかはわからず。
    福島行の車窓から、外の景色を眺める。櫻こそ終わったが、まだ花盛り。畑や田んぼも、徐々に耕し始まったか。列車の乗車率は半分くらいなのか?そして金谷川で乗降が少ないのが…やっぱりこのご時世なのかしら。うつらうつらしているうちに、福島駅に到着した。
    改札を出ると…正面に駅ピアノが置いてある。こんなんあったか?2月にはなかった気がするが。
    バス乗り場へ向かい、伏拝経由のバスに乗る。お昼のバス、乗車率がわりかしだぞ、立っている乗客こそいないが、席はだいたい埋まっている。真昼間の市街地を抜けて、バスは山登り。穏やかな日だな、今日も。

    正午過ぎ、県立医大病院に到着。毎年来ているが、今年はいろいろ考えるところがある。年に一度の眼科の検査、今日がそれだ。検査自体も14時からだし、滞在時間は短くしたい。
    まず総合受付にて保険証を確認し、眼科外来へ。また混んでるわ今日も、まあいつものことだ。受付をする際に確認、障害者手帳用の診断書の発行手続きを先にしたいんですけど?「総合受付でいいですか?」総合受付に戻って、申請書を記入。窓口に提出して、確認してもらう。「診察が終わってからになりますね」そうですか…。とりあえず受付のハンコだけもらう。
    外来に戻る前に、食堂にて昼食を済ませる、13時前ということで、そこまで混雑はしていない。野菜炒め定食をがっつき、外来へ戻った。
    その外来で、また気になることがある。診断書の返送用の封筒も記入したいんですけど?「診察が終わってからですね」検査薬で見えなくなるんで、今のうちに書きたいんですけど?「…確認します」前回、ここまでいちいち引っかかったっけ…。しばらくして、封筒を出してもらい、記入をする。
    はあ、やっと落ち着いた。待合の椅子に腰かけ、呼ばれるのを待つ。昼下がりのNHK総合の緩い番組を、見たり見なかったり。待合の椅子も、間隔をあけるように張り紙がされている。待っている人たちも、私語はかなり少ない。みんなちゃんと、ルールを守っている。
    しばらくして名前を呼ばれ、いつものように視力検査と眼圧測定。視力検査は…毎回、こんな見え方だったかと思う。その後の視野検査、これが一番しんどい。検査台の上で顔を固定され、なかなか時間がかかる。途中で一度休ませてもらって、検査続行。私は片目だけだからいいけれど、これ両目やるのは、かなりしんどいな。
    検査薬を点眼され、しばらく待つ。待合のテレビと、周りの景色が、いい感じのぼやけてくる。薬が効いてきたな、くらいのタイミングで看護師さんが確認に来て、またしばらくして視野検査その2。私の両サイドの検査装置でも、検査を受けている患者さんがいる、検査室にボタンの音が鳴り響く(笑)。それも終わって、眼底写真を撮って、あとは診察を待つ。
    ここからが長いんだ。待合室の椅子で、ひたすら待つ。受付のほうから事務の人の会話が聞こえるが…オフレコが筒抜けだぞ(汗)。聞こえているこっちは、どういう感情で聞いていたらいいのだろう。
    ようやく診察になり、診察室へ。毎回見てくれる先生と、研修医の人。今回も研修医さんに見られるのかと思いきや、先生だけ診察。しかも見るところはもうわかっているので、要点だけ見て、めっちゃ早く終わる。「まあ、変わりないですね」それだけで安心する。また1年後に予約を入れてもらい、診察室を出る。
    待合で、一連の手続きが終わるのを待つ。隣の席の男性が、割と荒い言葉で、ずっと文句を言っている。奥さんはなだめる気があるのかないのか。そして何より、ちょっと距離を置いて、小学校中学年くらいの娘だな、浮かない表情でその両親を眺めている。よくない、子どもの前でずっと文句垂れ流し、しかもきつい言葉で。そんなに文句あるなら、病院変えろよ、と言いたくなった。こちとら20年ほど通っているので、そんなもんだと思っている。今まで「待ち時間が長い」と文句を言っている人は何人も見てきたが、今までで一番気分を害された。このご時世だからなのか、看護師さんが笑顔で接してくれた。だからなおさら、そういうことに過剰に反応してしまった。最前線で頑張っている姿もあるのに、う~ん…。
    そんな中手続きが終わり、オーダー票を片手に窓口へ。まずは総合受付に、診断書の申請書を出し直す。院内の郵便局で切手を買って、返送用の封筒と申請書。確認をしてもらって、無事に申請は通った。あとは精算だが、ここはそれほど時間はかからなかった。院内のローソンベーカリーでコーヒーを買って、病院を出た。

    まだまだ検査薬が効果発揮中だが、病院への滞在時間は短くすべく、ピンボケのままバスに乗り、福島駅を目指す。桜台経由の大回りコース、乗客がまずまず乗ってくる。そしてちょうど帰宅ラッシュ時間帯の伏拝界隈は流れが悪い。ゆっくり揺られながら、福島駅到着。
    駅構内に入ったら…駅ピアノを奏でる猛者がいる。遠巻きに見ていたので、どんな人かは見えなかったが。初音ミクの『千本桜』とかさぁ、マジなの?ギャラリーもけっこう集まっている。その横を抜け、改札を抜け、入ってきた郡山行に乗り込む。
    列車が発車するまで、まだまだ駅ピアノからの音楽が聞こえる。レミオロメン『3月9日』コブクロ『今咲き誇る花たちよ』ヒゲダン『pretender』などなど。曲が変わるたびに、列車の乗客も何人かが振り返る。そんな列車の中は…密だぞ、割と。なんなら、こんなご時世になる前の光景とあまり変わらないぞ。変わったことは、みんなマスクをしていることくらいだ。そして二本松あたりで、だいぶ乗車率は下がった。やっぱり金谷川から、ごっそり学生が乗って来ないというのが一番だ。19時前、郡山駅に到着。人の流れはやはり平常時の状態である、なんかなぁ。

    改札を出て、バス乗り場。そのバスも、乗車率はまずまず。そんなバスに揺られて、アパートの最寄へ。ベニマルで晩飯を調達して帰宅。なんだか、いろいろ思うところはあった、病院も人の流れも。どうしたらいいんだろうかね、これ。

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