起きて、ラジオ体操をして、洗濯機を回す。そこから着替えて、自転車でせかせか出かける。
7時過ぎ、やってきたのは近くの小学校。今日は郡山地調選挙の投票日だ。朝から多くの有権者の方が、投票に来ている。入口を含め、投票所のあちこちにアルコール。投票用紙の受け渡しも手渡しでなく、トレーに乗せて。ペンはというと、よくアンケート用紙についてくるような、使い捨てのあれ。記入台もスペースは1つ置き、養生テープで使えないようにしてある。そういう対策がなされている仲、一票を投じてきた。自分なりに考えた、さあどうなるか。
選挙から戻ってきて、朝食を済ませる。BGMはNHKだが、今朝の『音楽の泉』では、チャイコフスキーのセレナードである。鉄板なのだが、やっぱり全楽章をちゃんと聞いたことはない。そして何よりこの第二楽章、なぜか小学校のお昼の放送のBGMだった。聞くと給食を思い出して、テンションが上がる。そして放送委員だったこともあり、放送室の光景も思い出される。そんな音楽の泉だが、最後に奥田さんが選曲したのが、モーツァルトの『アヴェヴェルムコルプス』がモチーフになっているもの。邦題では『祈り』と題されているそうだが...これ、皆川先生に向けたものなのかしら。そんなことを思って調べたら、番組の前任、皆川達夫先生の命日が明日であった。そうか、もう一年か。改めて、ご冥福をお祈り申し上げる。
さて、これから出かけようというわけだが、まだ時間がある。ちょっこら動画を眺めていると...なんか揺れてるよ、なんか嫌な揺れ方したよ。ラジオをつけると、宮城岩手で震度4だって、やだやだ。揺れた直後は、どうしても津波が気になる。

ぼちぼち出かけよう。母校前経由のバスで、駅前へ。私以外に乗客が一人乗っていたが、途中で降りて行って、その後いずれの停留所でも乗降がない。車の通りも少ない日曜の午前中、ノンストップで駅前に着いてしまった、閑古鳥もいいとこだべした...。信号で止まって、運転手さんが「あぁ～～～」と伸びをしているのもよく聞こえるぜ...。
改札を抜けて、ホーム上のキオスクでコーヒーを買うのだが...ホーム上の売店が無人になっている。決済は電子マネーのみ、そういう時代か。今はまだ穏やかに晴れているが、ここから大丈夫かしら。
やってきた福島行、密だな。とか思っていたが、郡山でごそっと降りた。福島方面に向かう人は、意外と少ない。そんな割とすいている列車で、福島に向かう。車窓からの景色を見ていると、いよいよ田んぼに水が入り始めた。これで連休にいよいよ田植えが本格化するな。で、途中から風が強い。線路上で止まることはなかったが、途中で指令が打ち合わせが入ったため、本宮と松川でしばらく待たされる。まあ、立ち往生じゃないだけよかった。

福島駅に到着し、改札を出た。駅前広場で、何かイベントをやっている。これか？これなのか？遠目で見て...やっぱりこれじゃないよな。イベントのわきを通り過ぎ、駅前通りを進むと、歩行者天国をやっている、ここだここだ。
今日はここで『ストリートライブ福島音deマインド』なるイベントが行われている。もとは『満点バル』というイベントで、この状況下で打撃を受けた飲食店を支援しようと、各店からテイクアウトして外で食べて活気づけよう、というイベントだ。私が行ったときは丁度転換時間中で...人がいない、イベントやってるのか？しかしちゃんと、機材は並んでいる。
リハ、そして時間になると、一気に人が集まった。この時間はthing of gipsy lionである。「平均年齢上げてま～す」なんて冗談も交えつつ『over the 40』から始まる。からの『ダメ、ゼッタイ』これをぜひ青果売り場でヘビロテしたい(笑)。『ロックンロール』『時間』でステージは終わり。コンパクトだったが、いつも通りかっこいいステージであった。
続いて、OUT OF FASHIONである。聞きながら、出店していたサイトウ洋食店のチーズオムレツをいただく。ワーゲンのバンを改造した雰囲気のあるキッチンカーで調理、出来立てだ。それはいいのだが...どんどん曇ってくるし、風は強まるし。せっかくの出来立て、ふわとろのオムレツがものすごい勢いで冷める。トマトソースも美味だったのに、これではたまらんぞ(寒)。
天気はどんどん悪くなる、雲はどんどん厚くなり、風が強まってくる。次の出番はMANAMIさんなのだが、セッティングに手間取る。どうにかして楽譜が飛ばないように、スタッフさんが養生テープで譜面台に楽譜をくくっている。しかしそこで思いっきり風が吹き、サポートのサユ太さんの楽譜がきれいに宙を舞った、漫画のような飛び方をした。ついには、スタッフさんが譜面台を抑え、OUT OF FASHIONのメンバーがスピーカを抑える状況にまでなった。
そんな中、MANAMIさんのライブは始まった。「雨にも負けず風にも負けず、どんな状況でも歌いきる！」との宣言。マジで宣言しないと乗り切れない勢いになってきた。強風吹き荒れる中『夢への助走』『明日を照らそうスカート』ここからついに、雨まで降ってきた。そんな中、サポートサユ太さんを呼び込み、「できる？」「やろう！」暴風雨の中ライブ続行、サユ太さんの『春風』をカバー、春風どころではないけれど(笑)。そして終盤は気合の『ハッピーハッピー』まなみさんも「最後くらいは楽しくいこう！」の掛け声のもと『福島えがお』で盛り上げる。福島市のど真ん中で聞くこの曲は、やっぱり特別。しかしそんな感情に浸る余裕もなく、寒いし雨だし凍えるわ。
なんとかイベントは乗り切った、関係者各位本当にお疲れさまでした。物販もあったけれど、それどころではない。風で列車が止まっているとあれなので、さっさと引き上げる。

雨の中、小走りで福島駅へ。改札を抜けて、待合室へ。暖房がマジでしみるわ。そしてやってきた新白河行に乗り込む、暖かい...。日曜の夕方だが、乗車率はそこまででもなく。人が出ていないからなのか、はたまた最初からこんなもんだったのか。
列車は順調に走るのだが、途中で「急停車します」の自動アナウンスとともに減速する、急停車っていうから身構えたが、安全に止まった。「ご案内いたします。二本松・本宮間、強風のため、運行の打ち合わせをしております...」びっくりしたなぁもう。結局、郡山まで普通のスピードで列車は走ってきた。なんとなく曇天が続く、午前中の日差しはなんだったのか。
郡山に到着した、ここまでの乗車率は全然だったのに、郡山駅のホームにはまあ人が並んでいる。果たして、人は出ているのかいないのか。そんなことを考えながら、改札を出た。
さっきの寒さで、体の芯まで冷えたらしい。バスを待っているだけで、がたがたいう。やってきた市役所経由のバスに乗る、座席はまあまあ埋まるくらいの乗車率、人出はわからない。しかしさくら通りと49号線を走ってて思う、車が少なすぎる。日曜の夕方17時って、こんなんか？やっぱりみんな、自粛しているのかしらね。とか思っていたら、バスの窓に雨、こっちも降ってきたか。
アパートの最寄で降りて、ブイチェーンで晩飯を調達し、帰宅する。急いで洗濯物を取り込む、若干湿気っぽい気がする。そして冷え切っているので、暖房をがんがんにつける。晩飯を食べて、ようやく血が通った気がする...。
それからは、いつも通りラジオタイムだ。はあ、イベントの疲れだけじゃない気がする、これね...。