起きた、雨だ、知らん。とりあえず洗濯機を回して、ラジオ体操。出かける準備をしつつ、洗濯が終わったらワイシャツ以外を抱えて、コインランドリーへ向かう。ってか、寒くね？パーカーじゃ少々きつい気がする。朝7時のコインランドリーは、まだ誰もいない。とにかく洗濯物を乾燥機に放り込み、すぐに戻ってきて、濡れたままの輪いs月をアイロンがけだ、本当ならワイシャツまで乾燥をかけたかったが、そこからアイロンがけをしている時間はない。アイロンをかけ終わったところで、洗濯物を取りに行く。この30分でコインランドリーの駐車場には車が一気に増える。洗濯物を乾燥機から取り出し、畳みもせずそのままバッグに押し込んで戻る。まだ若干湿気ってるかもしれないので、ラックに手当たり次第にひっかける。
8時過ぎ、アパートを出る。雨だな、しかも微妙に風があるな。そんなびしょびしょになる勢いではないが、なんか嫌な感じ。その足で、久しぶりに吉野家で朝食、お客さんの入りはまずますである。ちなみに...見慣れた店員さんはいないな、ちょっと寂しい。片耳イヤホンでNHK『音楽の泉』を聞きながら、優雅にいただく。
食べ終えて、バス停へ。さっきより風雨強まってねえか？間もなくして、バスが来た。人もまばらなバスに揺られて、郡山駅。時刻は9時、ちょっとずつ人が出てきている感じ。日曜の朝9時って、こんなもんだったのかな。感覚がもうわからない。リュックの中にマスクの予備がなかったので、エキナカコンビニでコーヒーついでに買う。そしたら店員さんに「こっち(セルフレジのほうが)安くなりますよ？」はぁ...、安く...。よくわからなかったので、そのまま会計したけど。ニューデイズも久しぶりで、システムが変わったのかなんなのか。
そのままコーヒーを片手に、改札を抜けて福島行の列車に乗る。ちらほらお客さんは乗っている感じがする、みんな出かけるのかしらね。感染対策さえしていれば、なんの問題もないし。
郡山駅を出る。車窓からは、稲刈りが終わった田んぼが見える。まだ終わってない田んぼもあるけれど。稲刈りが終わりと、秋が一気に終わってしまうような気がする。これで晴れてたら、本当にいい景色だよな。一方、本宮駅界隈では、川の護岸工事。まだまだあの台風の被害は続いていることを感じる。BGMは堀下さゆりさん、なんか秋のこの時期が一番似合う気がしている。北上するにつれて、空も明るくなってきた。さらに10時を回ったからか、松川・金谷川あたりからはごっそり人が乗ってくる。人が動いている。松川駅からすぐのトンネルを出て見える東北道、高速バスでもどっか行きたいな。久しく越境もしていない。泊りがけで遠出したいよな。
さて、福島駅に到着。人が出てるぞこれ、みんな出かけたいよな。そのままバス乗り場へ、乗ろうとしている系統に、それなりに人が並んでいる。やってきた、四季の里行き。座席はだいたい埋まった、みんなイベント行くのかしらね。福島市街地はさして代わり映えしないが、街中をちょっと抜け、運輸支局界隈...なんか新しい建物ができてるな。さらにバスは、田んぼのど真ん中を突っ走る、まだまだ稲刈りは終わっていない様子。そして、全然お客さんが下りない。佐倉でようやく一人おりて、さらにあづま総合体育館前でごっそり降りた、体育館で何かあるのか？看板はあったが...わからない。それで車内には、私ともう一組ファミリーだけ。

そういうわけで終点までやってきた、四季の里。一年ぶりである、あいにくの天気、こればかりはどうしようもない。入り口ゲートで、しっかり検温、連絡先の記入。みんなちゃんと協力的だ。そして園内には、大きな風呂敷が広げられ...プロジェクト風島だ、この景色。
目指すは木漏れ日ステージ。今日はここで『四季フェス』という音楽フェスが行われる。そう、去年も見に来たわけだ。今年も熱いメンツがそろっている。こんな天気でなければ屋外ステージだが、この天候なので屋根の下だ。それでも、屋外で大音量で音楽を聞けるのはうれしい。人もあるまってるし、いいことじゃないか。
しかしここで...あれ？時間的に間に合わなかったはずの、村民こだま氏のステージが始まってすらいない。ライブ仲間さんに聞いたら...とにかく押してるらしい。ステージの構造上、転換に時間がかかる。そういうわけで、始まったこだま氏のステーj。今回も、サポートドラムの方を迎えている。トークも相変わらずで、笑いとツッコミが起きる、どこまで計算なのか...。こういうフェスなので『なんでもないがありふれる』『アネモネ』『YBI』など、盛り上がる曲を中心に。楽しいな、うん。
次が、thing of gipsy lion。真琴さんもアップテンポな曲を中心に進める。『歌うたいの心得』そして『ダメゼッタイ』での振り付けは、確実に定着してきていると思う。『like a rolling stone』『定番既存焼き直しの破壊』『ロックンロール』ちょっと久しぶりに聞く曲もあったりして、屋外でみんなで動いて、この一体感ね。やっぱりこういう屋外ステージはいいもんだ。
さて、ここで一服しよう。キッチンカーが出ているので、ぐるり...だいたい屋台の定番メニューが並ぶ。さらにそのわきで、クラシックカーの展示もある。どこのキッチンカーも並んでいるが...手始めに焼きそばよね。そこからお好み焼き、フランクフルト。変わり種でオムライスを出している店もあったが、ちょっと食い過ぎの感あるので、そのお店のミネストローネで我慢。とにかく、現場に金を落とすの大事。どこのお店もにぎわっているのはいいことだ。なんて、のんきに食べていたら、木漏れ日広場から「ダイエットは明日から、ぱんぱん！」しまった、ダイスケワナゴーさんを見逃した、やっちまったな。
木漏れ日広場に戻る。次のステージは、Lihoさん。りほさん、何年ぶりだろう、少なくともこのご時世になる前。しかもバンドスタイルばかり見ていたから、以外にも弾き語りスタイルは初めてかもしれない。聞いていると...なんか印象が違う。音域が広い、どこまでも伸びのある、よく通る声である。のびのび歌っている感じがするのだ。あと、久しぶりに福島に来られた感謝を、本当に丁寧に伝えてい、それもまた印象的。ギターの勢いも実はすごかった、イメージ変わったわ。最後の最後まで、謙虚な姿勢と思い切りのある歌、そして深々お辞儀をする。歌っているうちに雲が張れ、後光が差してくる、すごいぞ。
その勢いで、続いてはDEFROCK。リハをしっかりやって、ターキンさん「じゃあいったんはけるので、初めて出てきたていで(笑)」その指示に、お客さんもしっかり答えて、司会こだま氏の呼び込みで、大いに見ろ上がって迎える。『1寺バイト』からのちゃん6のテーマで盛り上げて『SS800』で勢いをつける。途中、サプライズが。今日はドラム酒井法子さんの誕生日、ターキンさんとオノシンさんからサプライズプレゼントが、本人の写真プリントTシャツ(笑)。そんなのもあって『トラトラトラ』あの大人数が一斉にトラダンス、圧巻だよ。またこうして、ちょっとずつではあるが動けるようになってきたことに感動である。最後は『好きすぎて』いや～、熱い。マジで温まるステージだわ。
立て続けにMANAMIさん。本日はギターを持たず、サポートにサユ太氏を迎える。リハの『福島えがお』から日差しが強くなり、ますます「後光が差す」がぴったりになってきた。これだけでも温かい気持ちになるのに「背後をご覧ください！虹です！」虹までかかった、すごい。『ハッピーハッピー』途中からピアニカも使って『明日を照らそうスカート』『らっくーのうた』これは去年伝説を残したからな(笑)。『未来に向かって』て力強くステージを締めくくった。天気までも変えて、気持ちも暖かくなる、幸せなステージだった。

バスの時間も迫っているので、後ろ髪をひかれながら四季の里を後にして、バス停へ。めっちゃ寒くない？マジでコートにしておいてよかった。やってきた福島駅行のバスに乗る、私以外にあと一人。山から、田んぼの真ん中を走る。また体育館前から何人か乗ってきた、今日は何があったんだろう。どんどん日が暮れていく中を、バスは市街地へ向かっていく。西インター界隈、運輸支局界隈は見慣れた光景。福島郡山間の高速バスの路線もなくなったからな、もうしばらくたつか。市街地へ下ってきても、さほどお客さんは乗ってこず、日曜の夕方は静かだな。
福島駅着、人は少ない。郡山行の列車も、座席はまばらだ。日曜の夕方に出歩くなんて、いつ以来だろうな。これも久々過ぎて、全部の感覚がよくわからなくなってる。すっかり日も落ちて、車窓からの景色は真っ暗。途中駅での乗降も少なく、無事に郡山駅に到着した。その郡山駅で、あれ？と思う光景...6番線に新白河行が止まってる。小野新町行きが入ってくるまでにそんなに時間がないのに、なんでこうなってる？使わない間に、いろいろ変わってるな。
改札を出て、バス乗り場へ。アパート方面のバスがすぐに入ってきたので、乗り込む。夕方の帰宅時間、それなりに席は埋まっている。久しぶりに、一番前の席に座った。その車窓から見る景色...日曜の夕方って言うのもあるのかな、繁華街は静かすぎる。さくら通りも順調すぎる、こんなもんなのかな。アパートの最寄で降りて、ベニマルで晩飯を買う。昼にハイカロリーなものを取りすぎたので、そこは控えめに。マジで朝のうちに洗濯物とか、全部済ませておいてよかった。

四季フェス、無事に開催出来てよかった。なんなら昨日から、プロジェクト福島も入って『フェスティバル福島』も開催されている。こうしたイベントができるのなんて、当たり前じゃない。関係スタッフの皆様、演者の皆様、四季の里の皆様、何よりお客さんの協力が欠かせないのだ。まだ完全な形ではないが、こうして野外フェスができる幸せ、参加できる幸せを、改めてかみしめたい。よかった、本当によかった。ありがとうございました。