出勤して、業務である。朝から事件である、部署内のメンバーの携帯に、あの病原体の通知アプリから通知が来たらしい。しかしヘッドの先輩曰く、日付からして白だろ、という話で。一応午前中に抗原検査を受けに行った。限りなく可能性は低いにしろ、結果が出るまでは生きた心地がしないだろうな。そんなこともありつつ、自分の作業を進める。
昼休み明け、白であることがわかった先輩が出社してきた。そこから、話を根掘り葉掘り聞かれる。ヘッドの先輩なんかは金曜日、一緒に遠出の打ち合わせだったわけで。「心当たりは？」「ないんですよ」話を聞く限り…どこをどうして通知が来たのか、まったくわからない。「あてになんねえな」「そうなんですよ」「意味あるんすかね」だめだこりゃ。
夕方、金曜日に練った見積もりなのだが、ヘッドの先輩から「もうちょっと絞れない？」と言われ、先輩と一緒にもう一度吟味。もう儲けは度外視で、リアルな工数、ぎりぎりを攻める。それでも…お客さんの予算の倍である。でもこれ以上は削れないよなぁ。
定時後。「納期が15日から50日になったらしいっすよ」「うそぉ！？」また半導体不足で、装置の納品が遅れるらしい。しかも話はそれだけではない。「そういえば、あれ頼んだの？」「え？転用できるんじゃないすか？」古い装置を使いまわすという話になっているのだが、それってできるんだっけ？という話で。営業さんも来て「使えるんじゃないの？」そこが気になって、みんなで調べまくる。結果、現場で型式を見ないとわからない、という結論に至った。使えないとなると、すぐさま発注をかけないと危ないぞこれ。