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  • from: とおるさん

    2024年05月31日 23時47分53秒

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    24年05月31日Friday

    本日は有休休暇である、ドヤっ!(何が)しかしこの有休は、1年前から決まっていた、毎年恒例のあれである。

    というわけで、とりあえず起きて、ラジオ体操をして、朝食である。会社に行くわけではないので、スタートは遅い。ちょっとネットショッピングをしてから、ずいぶん前に泉アウトレットで買ってきた靴下を、ようやく封を切る...今更かよ。

    9時半、出かける。雨であるが、足元はコンバースではなくニューバランス、新しいソックスに、腕時計も新しいほうをつけて、こういうところで気分を上げていかないと。母校前経由のバスで駅前へ向かう、通勤通学も落ち着いた時間帯、バスはわりと時刻表通りに来る。
    平日午前のさくら通り、車はまずまず、バスの乗客が少ないんだわ、途中乗降は合ったものの、黎明高校から駅前までは、乗客が私だけだ、いろいろ厳しいと思う。そして、さくら通りは全面的に舗装工事をやっているようである、きれいにアスファルトがはられ、まだラインが引かれていない。
    無事に駅着。券売機の前で、部活かサークルか、学生らしき若者が。平日の午前中だぞ?大学生?にしては若い気がするな、まあいいや。在来線改札わきのエキナカコンビニでコーヒーを買い、改札を抜け、1番線ホームですする。今朝はまだカフェインを入れていなかった、やはり1日最低1杯はコーヒーが欲しい。そして磐越西線に乗っていく観光客がわりと多い、リタイアされた年齢層が多い印象ではあるが、それより若い年齢層も見受けられる...いいなあ盛大な休みが欲しい。
    コーヒーを飲み終え、ホームを移動し、福島行を待つ。やってきたのが...久しぶりだな701系、すっかり721系に慣れてしまった、なんだか違和感。こんなに揺れるんだっけ?
    列車が出発、外はまあ雨、雲が低くて安達太良山系がほとんど見えない。田んぼはすっかり稲が植わって、この緑がだんだん濃くなるんだなあ。BGMは堀下さゆりさん。しかし二本松を過ぎたあたりから、空が明るくなり始める、雨雲から遠ざかったのか、もう雨が止むのか、やんだら傘忘れるよなあ...。そして、各企業さんの満車の駐車場、操業しているプラント、大きくあいた荷受け室のシャッターを見ると...ああ平日だな、有休してるな、と思う。と同時に、どことなくやってくる罪悪感、考え方が古い。
    乗客のまばらな列車、福島まではいかず、福大生に混じって金谷川で降りる。ここからバスの乗り継ぎが30分、なんとも絶妙な待ち時間。こういうときは、普段聞けない番組をradikoでリアタイするしかない。

    30分待ったバスでやって来た、年に一度の恒例行事...医大病院、今日もすこぶる待たされる覚悟はできている。とりあえず外来に行く前に、まずは昼飯だ、食堂に行ってみる。時刻は12時だというのに、やたらすいている。さて、何にしようか...野菜炒め定職は最近も食ったしな、豚の生姜焼き定食にでもしておくか。すいているおかげもあって、頼んで割とすぐに出てきた、味もまずまずで、ごちそうさまでした。
    いざ、眼科外来へ。まず受付、保険証をマイナンバーカードで試してみた。装置にカードをかざす、顔認証と暗証番号認証が選べるらしい、顔に自信はないので暗証番号を打ち込んだ、何項目かタップして受け付けは完了だ。
    なんだか今日は、やけにすいている気がする。いつも通り、眼圧・視力検査から始まるが...視力検査のスペース、広くなってない?案内された場所が、かつての診察室だった部屋だ、へぇ~。
    続いて視野検査。頭を装置に固定され、いざ検査開始...いつもより長い気がする。私より後に検査室に入ってきた患者さんが2人、うち1人は私より先に終わっていった...やっぱ長くない?検査時間が長いと、何かあったのかと気になるところである。
    続いて、瞳孔を広げる検査薬、あれ?片目だけですか?看護師さん「いつも両目でしたか?」確認してもらうも「今日は片目ですね」わかりました。ここから薬が効くまで小一時間放置されるわけで、絶好の昼寝タイムね、柱の横の席が空いたので、そこを陣取る。すると、思ったほど待たされず検査室に通される、いつもより先に眼底写真を撮影された。からの、視野検査その2、今日はここの順番が逆だ。
    さあ、ここから診察までが長いぞ、待つ覚悟はできている。中待合で待っていると、廊下から「もう帰りたい~、帰れないの~?」と子どもの声。お母さん「あと、先生に診てもらってからね」「もうやだぁ~」その気持ち、よくわかるぞ。
    いざ、診察。今日もまた先生のわきには、おそらく研修医の若い先生。先生が診察しながら「ここね、分離があるでしょ?」ここまではいつも通り。「ここ、ちょっと白内障あるね...」え?さらに先生「分離の範囲、ちょと広がってるね」え?「視野と視力は変わってないから、大丈夫だと思うけど」白内障っておっしゃられたと思うのですが...。「ちょっとね、今はまだいいかな」こんな具合なので「じゃあ、また半年後来てもらおうか」は、はい...。追加でさらに眼底検査をして、終了である。若干の放心状態で、外来を出た...マジかよ、このクラスの衝撃は人生2度目。最初は小4で言い渡された、回復の見込みはない、そして今回。きついわ、ちょっときつい。白内障は、そりゃ加齢で現れるのはわかるし、もともと持っている疾患だっていずれ悪化する。ただそれを言い渡されたら...いや、やはりきつい。これまで、現状維持、という診断結果が一番の救いだったのに。年齢には抗えない、ただそれを突き付けられると...しんどい、マジでしんどい、語彙力なくなる。見えなくなる恐怖、今すぐじゃないけど、いつかはやってくる。急に現実味を帯びる。
    気持ちが落ち着かない、会計を済ませて、院内を歩いていると、他の人の手元を見て思い出す、傘を忘れた、言わんこっちゃない、眼科の傘立てまで取りに行く。いったん建物の外に出て...もう実家に電話よね、とりあえず母ちゃんに伝えた、言うだけ言いたかった。電話を切って、検査薬が落ち着くまでもうちょっと院内で過ごす。ローソンでメロンパンとコーヒーを買って、食堂の隅で一服。食べ終えて居座るのもあれなので、あとはフリースペースで居座る。

    徐々にピンとも合い始めた17時ごろ、医大病院を出る。帰りは福島駅へ向かうが、どうにもバイパス経由の便は使う気にならず。見送って、桜台・伏拝経由のバスで遠回りして福島駅へ向かう。ちょうど帰宅ラッシュの時間になってくる、めっちゃ混むわけでもないが、立ってる乗客もいるくらい。さらに街中は、相変わらず流れが悪い。
    それでも、無事福島駅到着。中合のなくなったインパクトは、何度見てもねえ。このまま郡山へ向かう...のではなく、ちょっと早めに晩飯にしたい。駅前の繁華街を回って...ラーメンでいいや。目についたラーメン屋に入店し、醤油ラーメンで済ませる。

    そしてやってきたのは、福島アウトライン。今日はここで『from musicians 令和6年能登半島地震台湾地震チャリティーキャラバン』というイベントが行われる。年始の立て続けの地震災害を受けて、ユーニーさんが発起人となって企画したイベントである。福島県内の様々なミュージシャンが参加しての音源が出来上がった。サブスクでは配信されていたが、今回は実際に盤となって、そのレコ発イベントである。平日の夜だというのに、客入りはまずまずである、すごいなあ。
    まず冒頭に、ユーニーさんから趣旨説明があり、会場善人で黙とうをささげる所から、ライブイベントは始まった。今回の災害で犠牲になられた皆様、被災された皆様に、改めてお見舞い申し上げます。
    トップバッター、ユーニー&アベマンセイ。今回ユーニーさんは歌に徹し、ギターはマンセイさんである。この2人の組み合わせが、またいいんだ。ユーニーさんの力強いボーカルと、マンセイさんのかっこいいギターが素晴らしい。そしてOA的ポジションということで、ステージは短くまとめる(笑)。
    2番手、kumajiro。今日のくまさん、不健康ソングは控えめに、真面目な歌が多かった、それもまた渋くてかっこいいんだ。『シンガーソングライター』『あゆみ』『music train』など、人とのつながりを意識させる曲が多かった気がする。
    3番手、hpn。相変わらず、ごりごりにかっこよく攻めるヒロポンさん。MCは言葉少なだが、曲に込める思いは熱い。『千里眼』『slow done』『送り火』『兵隊さん』『twice』などなど。なんだろうな、災害のこともありつつ、今の時代を風刺したような感じもある。曲でそれを表せるのがいいよね。
    4番手、村民こだま。今日はカホンを従えての参戦である。せっかく真面目なMCをしてるのに、こだま氏のワードチョイスで会場はどっかんどっかんである(笑)。『みんな個性』『ものさし』など、肯定してくれる曲たちが多い。途中からマンセイさんも加わり『アネモネ』最後はユーニーさんも参加しての泉崎村の曲、ここが今日のユーニーさんのハイライトだったかもしれない、いろいろ頑張ってた(笑)。
    5番手、thng of gipsy lion。サクランボが始まったということで『旬』からスタート。ちなみに真琴さんの物販には、折れてしまった木から収穫してきたサクランボがあり、振舞われるという。さらに『くすぶれ』からのフラカン『深夜高速』のカバーもある。最後は「あの名曲で(笑)」このMCだけで会場はすべてを察する、何も説明しなくても全員が振り付けできる『ダメゼッタイ』は名曲だなと改めて思った。
    6番手、ave。「今日はくまさんに『喋んな』と言われたので喋りません」というMCでまずひと笑い。『福島人』を歌い終えたところで「喋んなって...」と小声でぼそぼそと。「喋っていいよ!」と会場からの声。「じゃあ真面目なことだけ...」と話し始めたら、くまさんが「やっぱ喋んねほうがいいべ」結果そうなるよね。今回のキャラバンの取り組みを面白おかしく喋っちゃうから収集がつかない(笑)。『島の歌』『福の歌 頑張っぺver』で毎回のごとく涙腺がやられる。
    そして最後は、今日の出演者全員がステージ登壇。ave氏の言葉に、思わずユーニーさんが涙し、会場がざわつく場面も。最後の最後に今日の出演者、会場のお客さん全員で歌った、復興支援ソング『magic noise』の一体感が素晴らしかった。全員で手を振りながら歌ったあの瞬間、ライブの醍醐味だと思う。
    今回のライブは、アウトラインだけでなく、なんとピークアクションのスタッフんさも駆けつけてくれたそう。さらにサポートや、お客さんとして来てくれている参加ミュージシャンの方々もいらっしゃった。そんな気持ちがこもりにこもった、本当に素敵なライブだった。この思いが何かしらの形になって届くといいなあ。気持ちを寄せてくださった皆さんに、リスペクトだね。暖かい企画を、ありがとうございました。

    ぼちぼち終電の時刻も迫っているので、アウトラインを出て福島駅へ、いい感じに人も出てるな。
    駅に着き、改札を抜けて、新幹線乗り場へ。途中、トイレに入って用を足している最中に思い出す...アウトラインに傘忘れた、せっかく眼科外来まで取りに戻ったのに、ここだった...。若干凹みつつ、ホームを見ていると...楽天のユニホームを着ている人がちらほら、なんだなんだ福島市で試合だったか?
    やまびこ号、上りの最終郡山行、まあすいてるよね。あっという間に郡山に到着し、ホームに降りると、向かいには下りのやまびこ号最終仙台行、こんな時間に駅を歩くのも久しぶりだなあ。
    改札を出てバス乗り場へ、出来上がってる人もちらほら見かけるな。市役所経由の終バスで帰る、フライデーナイトだしね、割と乗っている。で、バスはさくら通りの変なところで停止...そうか、アスファルトの張替工事中だ、夜中に照明を焚いて作業をしている、お疲れ様です。
    というわけで、帰宅した、最終で帰ってきたのは本当にいつ以来だろう。いいライブを見て気分はいいけれど、傘を忘れたのがね~。傘壊すのはしょっちゅうだったが、傘を忘れたのは数年ぶりな気がする、だから悔しい。あとはね、うん、やはり診断結果かなあ。

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