いつもおまけしてくれる魚屋がありまして。
そこでは必ず、お鍋ように魚のあらを買うのですが、そうすると、大きいビニールに満杯にいれてくれて、
「これで500円でいいよ！」
お鍋３回分はあります。もう、安いんだか高いんだか(^o^;　使いきらない分は冷凍保存です。

そこで今日は、銀鱈の切り身と、そのｱﾗだけを買おうとしたら、
「お客さん、かんぱちのｱﾗももってってよ！」
と魚屋のおばさんが言うので、
じゃあ少しだけ、と言いましたところ、５、６切れいれてくれ……たのはいいんだけど、そのうちの一切れを地面に落としちゃいまして。でもそのおばさん、それをバケツの水で洗って、ビニールの中に入れようとするから、
「ええ！　落としのは勘弁してよ！」
「大丈夫ですよ、お客さん。ちゃんと洗いましたから」
いやまァ、そうなんだけど……っつ言ってる間に入れちゃうし。
だって、魚屋の床ですよ？　土足で歩いてる床に落ちたものは、台所の床に落としたのとは、訳が違うし。

でもこの時、ハッと思ったんです。
もしかしたらこれは、天国にいる私たちの母が、
「たまには公ちゃんたちにも、いい魚を食べさせてあげて！」
と、言っているのかもしれない。

そんなわけで、そのかんばちは良ォく洗って、猫ちゃんズのために水煮にしているところです。