６月３０日月曜日、おちびが里親さんにもらわれて行きました。

　もらわれていく前に司郎と元気に遊んでいたおちびは、里親さんが来て、ペット用バッグに入れられる時にちょっと抵抗はしたものの、バッグに入れられてしまったあとは大人しくなり、泣きもせず、そのままもらわれて行きました。

　次の日の朝、司郎がおちびを探しているらしい様子がちらほらと見え、ちょっと可哀想にはなりましたが――その一方、姫が存分にリラックスしている様子には大分笑えました。そんなに嫌だったのか、姫ちゃま。

　聞いたところによると、おちびももらわれて行った先でお兄ちゃん達を探しているようだったそうです。
　でもまあきっと、そのうち司郎たちのことは忘れて、おちびもその家の猫になってしまうのでしょうね。

　そうそう、もらわれていく前に、おちびがケージの中であんまり泣くので、ミャウリンガルでおちびの言葉を翻訳したところ、こうなりました。
　「かまってくれないと、ボクすねちゃうゾ！」

　いまごろ「猫っ可愛がり」されていることでしょう。