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from: エリスさん
2010/06/25 11:18:31
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朝から悲しいやら腹立たしいやら
私の小説サークルをご覧になっている人はご存じのとおり、私は毎週金曜日はネット小説更新のために駅前のネットカフェに来ている。今日もそのためにここへ来る道
私の小説サークルをご覧になっている人はご存じのとおり、私は毎週金曜日はネット小説更新のために駅前のネットカフェに来ている。
今日もそのためにここへ来る道中、数人のおじいちゃん、おばあちゃん達が道の端で集まっているのを見つけた。
「かわいそうにねェ」
「こりゃ犬かい? 猫かい?」
猫――と聞こえた時点で私は自転車を止めて立ち止まった。
「どうかしたんですか?」
と私が聞くと、
「あのレジ袋の中ね、なんか動物の赤ちゃんがいるみたいなの」
と、おばあさんが教えてくれた。確かに、とある会社の裏に当たる、植込みのちょうど間にレジ袋が置いてあり、その中から生き物の鳴き声が聞こえていた。――司郎や黒羽の生まれたばかりのころを知っている私には、すぐに猫の声だと分かった。
私は車が何台か通り過ぎるのをやり過ごしてから、その植え込みの方へ自転車ごと移動したところ、やっぱりレジ袋の中にいたのは生まれたばかりの子猫で、自力で袋から這い出してきた子もいた。レジ袋から全員出してやると、子猫は4匹いた。うち一匹はほとんどが黒で、他の3匹は白地に黒斑。まだ目も開いていなかった。
「こりゃ朝のうちに、誰にも見られないようにここに捨てにきたんだな」
「かわいそうにねえ、このままじゃこの暑さだもの、熱中症で死んじゃうよ」
可哀想に……といったところで、誰も拾って帰れるわけではない。おじいさん、おばあさんということは、きっと皆さん息子夫婦か娘夫婦の家に同居しているだろう。自分の一存で猫を拾える立場にはいないのだ。
だからと言って私が拾えるわけがない……うちはもう、猫が5匹もいる。家計の点や、私の体力的な問題で、もうこれ以上家族を増やすわけにはいかなかったのだ。
なので、せめて誰か拾ってくれる人が現れることを祈って、その子たちを直射日光が当たる場所ではなく、植え込みの植物の陰になるところに移動してあげた。
誰か拾ってくれると思いますか? 目も開いていない子猫を4匹も。
姫の赤ちゃんの里親を探すときにも言いましたが、うちは東京都足立区にあります。最寄り駅というのは亀有のことです。
「こち亀」で有名になった、人情に厚い下町です。
だから捨て猫ぐらい簡単に拾ってくれるだろう…………などと思ったら大間違いです!!!!
子猫を拾って帰らなかった私が大きな口を叩ける立場じゃないのは分かっていますが、でも言わせてください。生まれてくる子猫を責任もって育てられないくらいなら、初めから動物なんか飼うな!
なんのために避妊手術があるんですか。――手術をするのが可哀そうだから、という言い訳をするのなら、我が家のように完全室内飼いで、なおかつ、飼い主が仕事などで家を空ける時は必ず猫ゲージ(檻)に入っていてもらうべきです。うちはそうしています。だから、どんなに姫ちゃんが公太に会いたがっても、ゲージ越しでしか会わせてあげないので、姫が二度目の懐妊をすることはありません。
子猫を産ませたくないのなら、そうするべきなんです。なんでもかんでも「可哀想だから」で片づけていいはずがない。「可哀想だから」なにもしないでいた結果、赤ちゃんが生まれたから捨てるというのは、そっちの方がひどくないですか?
レジ袋に入って捨てられていたその子猫たちは、明らかに「死んでほしい」と思われていたでしょう。そうでなければ、この暑い野外で、中が蒸れるビニール製の袋に入れられていた意味が分らない。しかも目が開いていなかった。野良ネコとして自立することもできない状況だ。
育てられないなら育てられないで、子猫が自立できる大きさに成長できるまで、待つことはできなかったんだろうか。
捨て猫や捨て犬は、捨てる方も辛いかもしれないが、実は見つけたこっちの方が辛かったりする。どうにかしてあげたくても、できない! このもどかしさと闘わなければならない。
だから、捨て猫をするぐらいなら――と、訴えずにはいられない。-
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from: エリスさん
2010/06/25 15:41:56
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「Re:朝から悲しいやら腹立たしいやら」帰り道、同じ場所を通らなければならないので、見てきました。4匹とも居ませんでした。誰かが拾ってくれたのならいい