僕の場合のお話をします。その方その方に、それぞれのお考えがありますので、ご参考程度にしてくれれば、と思い、書かせていただきます。僕は、親戚には全員に知らせました。近い方はときどき訪ねてくれますし、これない方もときどき母の携帯に電話してくださいます。遠方にいる母の友人にも母には内緒で手紙をだして電話していただけるようにお願いしました。心配してちょくちょく電話してもらえているようです。在宅のときは、亡くなった妹の友人たちにもお願いして、母に会いに来てくれるよう頼みました。初めは、不安がっていた母も、おしゃべりしたあとは本当に楽しそうでした。彼女たちには、いずれ施設にも遊びに行ってくれるよう、お願いするつもりです。
行きつけの美容院に連れて行ったときも、初めは心配そうでしたが、そのあとみなさんに親切にしてもらえて、ご満悦の様子でした。僕の場合、自分の考えを信じました。人は、信じてみるもんだ、そう思いました。甘えることも、大事です。