日本のGWにかかり、個人旅行の方も多くなっている４月下旬〜５月のNZロトルア
ちょっと気の毒なことに、４月下旬〜５月は、季節の変わり目で、例年、雨模様の日が多いようです。
でも、車で３０分も走ると全然違う天気だったり、１日の中でもコロコロ変わることが多いので、けっこう要所要所では、お天気に恵まれることもあります。

今月半ば、記録的な豪雨の４日間があったのですが、ちょうどその期間にロトルア滞在だったゲスト・Sさん。釣りやゴルフ大好きでロトルアは１１回目ということでしたが、さすがの雨続きに強風・雷雨まで混ざっては、釣りもゴルフもできず、もっぱら宿で休養。
１日だけ、小康状態の日があったので、前から行ってみたかったという希望の「埋もれた村」に案内しました。


1886年のタラウェラ山大噴火で、ロトルア観光の拠点として拓け始めていたテ・ワイロア村が一夜にして火山灰に埋もれてしまい、１２０人が亡くなりました。NZの自然災害史の中でも最大の悲劇と言われています。最近、この村の発掘・復原作業が進み、その一部を整備して、「ベリッド・ヴィレッジ」（埋もれた村）として見学できるようになっています。

ここは、写真やビデオなどの展示館、発掘・復原された村の一部、清流とテ・ワイロア滝など自然の雄大さを堪能する遊歩道とで構成されています。
こぬか雨の中でしたが、しっとりした緑の木立の中に点在する村の名残りをたどり、Sさんも「いい雰囲気だな〜。いやあ、来てよかった」
悲劇の焦点になったホテル跡地に立った時、奇跡のように雲間から木漏れ日が射し、ちょっと感動の一瞬でした。

レッドウッドの森〜ブルーレイク＆グリーンレイク〜埋もれた村〜タラウェラ湖（晴れていればタラウェラ山が湖越しにクッキリ見える）
半日で回れる、ちょっと通なロトルア散策のルートになりますよ。