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  • from: ヒロ&ポールさん

    2009年05月29日 08時49分42秒

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    特別・太鼓レッスン

    5月26日(火)、ロトルア市内のウェストブルック・スクールで、30分の太鼓レッスンをしてきました。
    生徒は7名の男子小学生。聴覚障害2名、自閉症1名、ダウン症1名、総合的学習障害1名、それに、そのお友達の健常児2名。

    日本(長崎)にいた時に、「自閉症の子ども達と親の会」のために太鼓講座やミニ演奏会などを数回やったことがありますが、こんな風に異なるハンディの子ども達が一緒に、というのは、ヒロ&ポールも初体験。

    4月末のRAVE主催スクール・ホリデイ・プログラムで、太鼓講座にダウン症のデレク君が参加しました。
    付き添いで来たピア先生がすっかり感動し、学校でも他の障害のある子ども達に太鼓を体験させやれないかと、5月半ばに、相談がきたのです。
    校長先生が予算もやりくりしてくださって、話はすぐにまとまりました。(NZの学校では、校長先生の判断・権限で即決できることが多いので、この点は動きが速い!)

    RAVEの講座の時は、デレク君本人は楽しんだものの、他の子どもとは無関係に好きに打ってる状態だったので、今回もちょっと混乱するかなと覚悟してました。
    でも、3人の先生が補助につき(「特別なケアの子ども達」担当ピア先生、手話通訳の先生、音楽の先生)、リズムの一番簡単な「ドンドンドン.カッ」を繰り返したので、皆、整然と一緒に打ち続け、30分もあっという間のとても充実したレッスンになりました。

    初めはバチなしで、手(指先)で打ちます。大太鼓1つに3人。締め太鼓は1人ずつ。太鼓の皮の独特の弾力が、直に手に伝わるので、子ども達はこれが大好き。
    「ドンドンドン カッ」の「カッ」の所で、手をパチンと合わせたり、太鼓の胴にポンと触れたり、両隣の子と手のひらを合わせたり…とバリエーションを付けてみましたが、どの動きも皆バッチリでした。

    次にバチを持って、同じリズム。今度は、上でバチをカチリと合わせるパターンを繰り返しました。

    最後に、太鼓を横おきにして、ヒロ&ポールがそれぞれの太鼓の片面で「木遣り太鼓」の基本リズムを打ち、子ども達は床に座って反対側の面の皮に手を触れていてもらいました。床と皮の振動を感じてもらうためです。
    世界中の太鼓類の中でも、和太鼓は特に空気振動が大きいのが特徴。これが、心拍や血液循環にとてもいいんですよね。
    太鼓の音でワクワクと血が騒ぐのは、日本人のDNAでもあるのですが、それだけじゃなくて物理的・生理的にも、和太鼓は心身にとっても効くんです。リズムセラピーには何より。

    今後も機会があれば、学校での特別太鼓レッスンを、続けていきたいと思っています。



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    kozogawa tokkun

コメント: 全2件

from: ヒロ&ポールさん

2009年06月02日 21時34分17秒

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「Re:Re:特別・太鼓レッスン」
> 私たちも以前、水口町(当時)の福祉センターで行なわれたイベントにお呼びいただいた際、演奏後に通所者の子どもさんたちの手をとってお囃子をしたことがありました。確か、馬鹿囃子をひと周り、大太鼓も小太鼓も鉦もず〜っと地打ちをしていたような・・・

「ず〜っと地打ち」というのは、シンプルそうに見えて、実は難しいですよね!


> 校長先生の権限で即決・・・こういう行事に於いてはたいへんありがたいですね。また、そのキッカケを作ったピア先生もエライ!

ホントにそうです。
ずっと前のことですが、私が某工業高校の教員だった頃、和太鼓クラブを創りたいと言ったら、職員全体が賛成だったのに、当時の校長が「あいつに太鼓クラブなんかつくらせると、平和集会に生徒を連れて行って演奏したりするに違いないから、ダメだ」と
潰されました(笑)
私って「危険思想教師リスト」のトップの方だったみたい…

その後、某夜間高校では、校長さんも教頭さんも、和太鼓部創設にも、父母や市民と共に展開した「夜間高校を知る会&和太鼓演奏会」にも、全面的に協力してくれました。

管理しようとする発想と、子ども達の自己表現をサポートしようとする発想では、こんなに違うんですよね。


> 私たちのお囃子の指導でもそうですが、『手に手をとって』ということ、すごく重要ですね。特に各曳山町内では、そのように思います。でも、子どもの人数も少ない、それ以上に大人の人数が少ない。一番手をとってやるべき時に、そうしてやれない・・・子どもたちには「申し訳ないなぁ」という気持ちがずっとあります。
> いつか(できるだけ早い時期に)そういった気持ちが払拭できるように頑張ります。

doko.ちゃん達に「手に手をとって」教えてもらう子ども達は、幸せですね。
地道な伝習が、きっと実を結んでいくと思います。

NZでは、逆に、「日本にいた時は伝統文化など全く意識しなかったけど、離れてみて、その大切さを感じる」という人も多いです。
日本では、どこにでも太鼓を習う機会はありそうだけど、意外にそうでもない……

ロトルア楽鼓では、1ヶ月とか数カ月とかの短期でロトルアを離れるワーホリ中のメンバーもいて、そんな人たちが帰っていくのは寂しいけど、どんな短期であっても太鼓の楽しさ・お囃子の魅力に触れてもらえたら、それがきっと何かの種まきになると思っています。
だから、レギュラーメンバーと短期メンバーの区別なく、皆で本気で練習し、できるだけ演奏本番も体験してもらっています。


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from: doko.ちゃんさん

2009年05月31日 11時18分39秒

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「Re:特別・太鼓レッスン」
レッスンお疲れさまでした。
私たちも以前、水口町(当時)の福祉センターで行なわれたイベントにお呼びいただいた際、演奏後に通所者の子どもさんたちの手をとってお囃子をしたことがありました。確か、馬鹿囃子をひと周り、大太鼓も小太鼓も鉦もず〜っと地打ちをしていたような・・・

校長先生の権限で即決・・・こういう行事に於いてはたいへんありがたいですね。また、そのキッカケを作ったピア先生もエライ!

私たちのお囃子の指導でもそうですが、『手に手をとって』ということ、すごく重要ですね。特に各曳山町内では、そのように思います。でも、子どもの人数も少ない、それ以上に大人の人数が少ない。一番手をとってやるべき時に、そうしてやれない・・・子どもたちには「申し訳ないなぁ」という気持ちがずっとあります。
いつか(できるだけ早い時期に)そういった気持ちが払拭できるように頑張ります。

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