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インドのヨガ(Traditional Yoga)

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公開 メンバー数:173人

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from: shantiさん

2008年03月05日 01時53分00秒

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ギータ

こんにちは、皆さん。「ギータ」については何度かサークルの中で言葉を出したことがあるのですが、私自身難しすぎて今一度ちゃんと読む気がしませんでした。が、

こんにちは、皆さん。

「ギータ」については何度かサークルの中で言葉を出したことがあるのですが、私自身難しすぎて今一度ちゃんと読む気がしませんでした。 が、今は時間があることと、読みたくなったので気を入れて勉強し始めています。

「ギータ」とは正式名をバガヴァッドギータ(Bhagavad Gita)
と言ってサンスクリット語で書かれたインドの5000年前とも言われる古い文献です。  インド哲学のエッセンスが詰まっているとも言われているとても有名な書物です。  有名であるがために、沢山の学者にも研究され、ある人は宗教的に、ある人は哲学的に様々な角度から見られ、色々な比較などをされながら今日に至っています。

私はヨガの専門家でも、インド哲学を専攻したわけでも、宗教研究家でも、ましてやサンスクリット語がわかるわけでもないので、ただ純粋にインド人の社会でこの「ギータ」がどういう風に扱われているのか、という視点になると思います。

「ギータ」は私達が困難に出会ったときにどのように前向きな考え方をもってその困難を切り抜けていけばいいのかについて書かれてあるようで、会社の研修などでも使われることがあるそうです。  
そしてギータが各国に読者を持っているのは特定の宗教に偏らず、人の生き方について書いてあるからだとも言われています。

長い文は読むのがしんどくなるので、ちょっとずつメッセージに出して行こうと思います。  が、今18章中の4章まで行ってすでにA4ノートに50ページほどになっています。 勿論、メッセージでは、かいつまんでしか書きませんが、1年以上かかるかもしれません。  それよりも終りまででいけるのかどうかと言うこととが自分でもちょっと不安です。

サボりそうになったらハッパをかけて下さい....(^_^;)

一応、ついにここに書いてしまったということで自分を追い込めました。

shantiでした。

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from: shantiさん

2008年04月28日 02時27分31秒

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「ギータ8 :第1章 ほんの初めの部分」
こんにちは、みなさん。

> 戦場の名はクルチットラ(Kurukshtra)。
>
> いよいよ、18日に及ぶ血みどろの戦いが始まろうとします。
>
> そして次からがいよいよ、ギータの第一章です。

と言う所で前回は終わりました。 で、又引き伸ばすようで申し訳ないのですが、第一章に入る前に状況説明を。

名前もややこしくなっていると思いますので、ちょっと整理を兼ねて。

アルジュンは、非常に人間の出来た5人の兄弟のうちの一人でした。 弓矢の名手です。 彼ら兄弟をパンダヴァと呼びます。

ドゥリヨダンは、パンダヴァとはいとこにあたる100人兄弟の長男です。 嫉妬深く、貪欲でわがまま。  彼の父親、ドリタラシュトラは盲目で、その為彼の弟のパンドゥ(アルジュンたちの父親)が王位を継ぐことになり、パンドゥの死後、アルジュンの兄がその跡を継ぎます(あれ? またややこしくなっちゃいましたかね?)。  
つまり、ドゥリヨダンは正当な後継者でありながら王になれなかったのです。 しかも、同じように宮殿で育ち、同じように武術を習ったのに、パンダヴァ兄弟に勝てません。  嫉妬が嫉妬を呼び、彼はこの5人兄弟を殺そう、あるいは追放しようと何度も悪巧みを企てますが、ことごとく失敗してしまいます。
懲りない彼は、もう戦って彼らを殺すしかないと決断を下します。
 
で、ギータが語られている状況なのですが、盲目のドリタラシュトラは戦場に赴かず、宮殿に残っています。  が、戦場がどのような状態になっているのか知りたくてしかたありません。

そこで、ヴィヤッサという人物が呼ばれます。 彼については「ギータ2」で2行だけですが、触れたので割愛します。
彼はとてもスピリチュアルな人物で、不思議な力を持ち、ドリタラシュトラに「もしも自分で見たいなら“第3の目”を開いてあげるよ」と言います。  
すると、彼は「殺し合いを見るなんてきっと私には耐えられないから、私の部下のサンジャイの目を開いてくれ。 彼が私に見たことを伝えてくれるから」と言います。


そしてギータの第一章の最初の詩篇です。 とても有名だそうです。 ドリタラシュトラがサンジャイに尋ねます。

「最強の兵士を伴った私の息子、ドゥリヨダンと彼のいとこのアルジュンが、今まさに戦わんと集まった聖なる土地クルチットラでは何が起こっているのか?」


この老人は彼の息子の戦争をするという決定が間違っていることを知っていました。 その判断がいとこに対する嫉妬、嫌悪で曇らされていることを知っていました。  彼は息子がアルジュンの家族の王国を騙し取り、当然彼らのものである土地のほんの一部を望んだ件を断った時も何も言いませんでした。 その男は彼の息子が、部下も含め一族が皆見ている前でアルジュン達の妻の服を剥ぎ取ろうとしたときも止めさせようとしませんでした。  彼は彼の息子のアルジュンの家族全体を暗殺するという極悪な企ても非難しませんでした。 

間違ったことを間違っていると教育されなかった彼の息子達に、全ての良心的な判断はなくなっていました。 
不当な戦争が今まさに始まろうとしています。 そしてこの時点で彼が唯一この悲惨な虐殺を避けられる立場であったのに、それをしようという気は全くなかったのです。


義母がこんな話をしてくれました。 

ある駅でお母さんに抱っこされた幼い子がいました。 そこにフルーツかごを頭に乗せてフルーツを売りに来た人が近づいて来ました。 高い位置にいたその子は、そのかごからフルーツをひとつ取ってしまいました。 そうとは知らずにフルーツ売りはどこかに行ってしまいました。  
彼がそのフルーツを母親に見せたとき、母親はその子を叱りませんでした。  
叱られなかったその子は、こういうことをして簡単に欲しいものを手に入れられるんだと、学習しました。  大きくなって大泥棒になり、とてもひどい人間になった彼はとうとう逮捕され、死刑の宣告を受けました。
処刑当日、ロープにぶら下がる前に彼はそこに居合わせている全ての人に「言っておきたいことがある」と次のように言いました。
「自分はずっと悪いことをしてきたが、本当に罰せられるべきは自分ではなく、あそこで泣いている自分の母親だ。 彼女が最初に自分のしでかした悪いことを叱ってくれていたら、自分はこんな人間にはならなかった。」  
そう言い終わると彼は縄を首に回し、刑を受けました。

本当にあった話だそうです。

shantiでした。

  

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