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from: shantiさん
2006/05/31 00:59:45
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呼吸(2)...吸う息と吐く息の間
皆さん、こんにちは。
百合子さん、ご質問有難うございます。
結論から言うと、最初から吸う息と吐く息の切り替わるときを特に意識しなくていいそうです。
呼吸にずっと意識を向けているとだんだんと呼吸が深く、ゆっくりになっていきます。 それは、吐くのにかかる時間が長くなるとか、吸うのにかかる時間が長くなるとかと言うことだけでなく、「吐く」と「吸う」の間の間隔が長くなってくることに気づくと思います。
その「吐く」と「吸う」の間、即ち、呼吸が止まっている間がとても気持ちよくなってくるのです。
普通は息を止めていると苦しくて仕方がないのですが、そうではなくて、このまま息をするのを止めてもいいような心地よさを味わえます。 勿論、苦しくなる前に次の呼吸はしますが。
”そんな訳ないだろ”と言う方は是非、この呼吸を見つめるということを実践して欲しいです。 この心地よさをきっとわかってもらえると思います。 このとき、心がとても平穏になり、ストレスが吹き飛びます。 人によっては、体が動いているような感覚を覚えたり、実際に傍から見ても動いている人がいます。
なぜ、心が落ち着いて気持ちよくなるのでしょう?
インドの昔の教えでは「全てのものは1つ」(サンスクリット語でアドワイタ(ADWAITHA)と言います)と言うのが基本です。 ヨガの目的も勿論そうです。 自分と宇宙との繋がりを悟ります。 これに対する言葉が「二元論」です。 これは対立するものが必ずあります。 ‘男’と‘女’、‘神’と‘人’...。 インドの昔の考え方ではこのような対立がなく、皆同じなのです。 ヨガではそれを知ることがとても大事になってきます。 ヨガを通して心を体を綺麗にしていき、本来の「魂」に近づいていくそうですが、「魂」そのものには男も女もありません。 「魂」そのものは他のものをいいとか、悪いとか批判したりしません。 妬みも怒りもありません。 だから本来の自分ー魂ーに触れることで平穏でいられるのです。
で、呼吸が止まっているときですが、このときは「吸う」ことも「吐く」こともしません。 どちらでもないのです。 これが“対立のない状態”です。 つまり、「魂」に近づいた状態なのです。 私達がこの状態でとても心地よく感じるのは「魂」に近づいたためです。 私は仏陀のことについては詳しくないのですが、こう考えていくと彼がそうやって悟りを開いたいきさつが何となく判るような気がします。
お答えになったでしょうか?
以上は私の答えではありません。
うちのヨガの先生(主人)に聞きました。
何度も読んでやっぱりわからなければまた聞いて下さいね。
説明の仕方が悪いかもしれませんから。
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