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インドのヨガ(Traditional Yoga)

インドのヨガ(Traditional Yoga)>掲示板

公開 メンバー数:173人

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  • from: shantiさん

    2006年07月18日 14時29分33秒

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    アシュタンガヨガ(パタンジャリヨガ)...第2ステップ

    こんにちは、皆さん。


    5月29日付のスレッド[216]でアシュタンガヨガ第1ステップについてご紹介しました。 アシュッタというのはサンスクリット語で‘8’という意味だと書きましが、今日はその8つのステップのうちの2番目です。  

    1番目は「ヤマ」でした。 その「ヤマ」の中に5つの項目があったんですよね。 ①他のものを傷つけない(アヒンサ)、②常に真実を言うこと(サティヤ) ③自分の許容範囲を超えた欲望を持たない(ブラフマチャリヤ) ④盗まない(アステヤ) ⑤物に執着しない、人から物をもらわない(アパリグラハ)。

    2番目は「ニヤマ(NIYAMA)」です。
    「ヤマ」が外のもの、社会に対する心のコントロールであるのに対して、「ニヤマ」は自分自身に対する心のコントロールです。 これも全部で5つあります。

    1番目は 「ソーチャ(SAUCHA)」: サンスクリット語で「清浄」と言う意味だそうです。  体や衣服は勿論、心も常に綺麗にしていなさいと言うことです。

    2番目は「サントーシャ(SANTOSHA): 「充足感」と言う意味です。 物があるないに関わらず、その現状を受け入れてそれに満足しなさいと言う意味だそうです。 
    ご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本にも「吾唯足るを知る」と言う有名な言葉がありますよね。 京都の竜安寺のつくばいもその4つの漢字をかたどっていますね。 何故か私はそのつくばいが好きでした。 ちなみに、竜安寺は禅寺だそうです。 インドのこの古い考え方が、ひょっとしたら少しはニュアンスも変わっているかもしれませんが、お釈迦様を通して日本に伝わってきたんでしょうね。 
    この知足の精神が、茶道の心にも結びついたと言われているそうです。 ちょっとそれちゃいました。

    3番目は「タパス(TAPAS): 「簡素、自己修養」と言う意味です。 よりよい生き方をするために、不満を口にせずに多少の我慢をしていきなさいよと言うことです。 
    例を挙げれば、例えば凄くケーキが好きな人がいたとします(私がそうですが)。  1日に例えば、毎日1個食べていないと落ち着かないものを、体に悪いからと1週間に1個とか、1ヶ月に1個とか我慢して減らしていきます。 でも、それでイライラしたり、 文句を言ったりはしません。 このことはその人にとって「タパス」となります。

    4番目は「スワディャーヤ(SWADHYAYA)」:「自学」と言う意味です。 よい本を読み、よい人の教えを聞き、常に自分を向上させていくことです。 

    5番目は「イシュワル-プラニダーナ(ISHWAR-PRANIDHANA)」:「エゴの克服、神に対する敬愛」と言う意味です。 自分のためではなく、常に他のもののためにいたわりと無償の愛で言葉や考え、行動を発しなさいよ、と言う意味だそうです。  

    以上です。

    今まで何度か書いてきましたが、ヨガをすることはポーズで体をコントロールし、呼吸法や瞑想で精神をコントロールし、こういう道徳的な規律を守ることで心をコントロールしていき、これらが全部上手く相互に作用しあって初めて本当に幸せに、平安になって行くのだそうです。

    ヨガをされる場合、是非、この心の部分がヨガの土台なんだと言うことを、思い出して頂ければ嬉しいです。

    また、日々の生活でこれらのことを思い出し、それを心がけることがそのままヨガをしていることになるそうです。

    ‘ヨガマットを出さないとヨガにはならない’ってそんなことはないんだよ、と言う例のひとつになると思います。

    また、長くなっちゃいました。

    shantiでした。

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