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from: shantiさん
2006/07/27 17:48:37
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アシュタンガヨガ(パタンジャリヨガ)...第3ステップ
皆さん、こんにちは。
shantiです。
5月29日付のスレッド[216]でアシュタンガヨガ第1ステップについて、7月28日付のスレッド[461]でアシュタンガヨガ第2ステップについてご紹介しました。 サンスクリット語で‘8’という意味のアシュタ。 今日はその8つのステップのうちの3番目です。
1番目は「ヤマ(YAMA) 」でした。
2番目は「ニヤマ(NIYAMA)」でした。
「ヤマ」が外のもの、社会に対する心のコントロールであるのに対して、「ニヤマ」は自分自身に対する心のコントロールでした。 それぞれ5つずつありました。
3番目は「アーサナ(体のポーズ)」です。 ここでやっと、ヨガマットの登場です(?)
「アーサナ」はサンスクリット語の「アース(座る)」という動詞からの派生語だそうです。
「アーサナ」とうのはヨガをする人たちが瞑想をする時に取る、じっ〜と座ったポーズに繋がっていくそうです。
なので、本来「アーサナ」というのは忙しく体を動かす動作そのものではなく、その同じポーズでじっとしている所にポイントがあるようです。 だから、ヨガでポーズを教わったときに、“最終的にはこのまま3分じっとしていられるようになればいいです”、などという解説がなされると思います。
以前にも書きましたが、普通のストレッチ体操と違うところはそのポーズをじっとしているときに呼吸を見つめ、伸びている体の部分に気持ちを持っていくことです。 この、“気持ちを一つの方向に向けていく”ことで、瞑想に繋がっていくそうです。 だから、「アーサナ」は一種の瞑想でもあるとも言えるそうです。
「ヤマ」「ニヤマ」が先にあってそれからやっと「アーサナ」が出てくるということは、ヨガの本来の目的からいえば、いくら体が柔らかくて綺麗にポーズが出来た所で、心の面での訓練が出来ていないとそれはそこまでのものだ、ということだそうです。
ヨガを教える人は自分の経験を踏まえて教えないと、本当の教えにならないといわれます。 (ヨガでなくても学校の先生でもそうだと思いますが。 生徒に言ってる事と自分のやってることがずれてる先生がわが子の担任だとちょっと嫌な気分ですよね。)
インドでは、「ヨギ(女性の場合はヨギニ)」という言葉が使われますが、それはヨガに精進し、心も体も魂も綺麗な人で、自分が宇宙の一部であるとの認識に達し、いつも幸せに満ちている人だけに使える言葉です。 「ヨギ」という言葉はそれほどすごい意味の言葉なので、本人から自分の事を「ヨギ」と呼ぶよりはむしろ、人から見て本当にその人がヨガに精通し、困っているものを救おうとし、愛に満ちてスゴイと思われたとき、「ヨギ」と呼ばれるようです。 (インドでは、です。)
「アーサナ」のことについては、“ハタヨガ”というもの(知っておられる方もいらっしゃると思いますが)について、書く機会があるときに触れたいと思います。
それでは。 (今日は比較的短く済みました!(^^)!
コメント: 全7件
from: おみゃーさん
2006/08/07 23:58:16
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「Re:「ヨギ」と言う言葉」
shantiさん、こんにちは。
いや全然横道じゃなくって、まさに知りたいことを教えていただきました。
私の行くヨガスタジオの先生もインストラクターではなく、指導員と呼ばれたいと話されています。
ヨガというのはやっぱり師匠と弟子が向かい合って伝えていくものだと思います。
そういう意味でもサダカーとチェラーという言葉を教えていただいてありがたいと思っています。
(-人-)ナマステ
from: shantiさん
2006/08/07 02:40:28
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「「ヨギ」と言う言葉」
おみゃーさん、こんにちは。
ご質問、折角頂いたのにお答えできていなくて申し訳ありませんでした。 お手間にも拘らず再度メッセージを送って頂き、有難うございました。
> ほえー、インドでは「私はヨギです」とうかつに言えませんね。
> というか嘘つき呼ばわりされちゃうかな?
うそつき呼ばわりされちゃうとは思いませんが、「なんだ、あいつは...」とは思われるでしょうね。 確かにインドでは「私はヨギ」と言うと救いを求めて人が押し寄せて、凄いことになるかもしれません。
日本では、そういうことにこだわりなく使われているので、気にすることはないと思いますが。 ただ、知っておいたほうがいい知識じゃないかなとは思います。
> では普通にヨガを練習している人は自分のことをなんと呼ぶのか教えて下さい。
サンスクリット語では生徒の方のことは、「サダカー」又は「チェラー」と言うそうです。 「チェラー」というのは師匠について勉強をしている人のことで、「サダカー」というのは本や、今風に言うとDVDなどで勉強している人も含まれるそうです。
なお、日本ではヨガインストラクターと言う言葉をよく使うそうですが、英語でヨガインストラクターとヨガティーチャーとは全然違うと聞きました。 ヨガインストラクターはポーズとか、表面的なことを教える人で、ヨガティーチャーはヨガの哲学や人間性のことも含めてすべて教えられる人のことだそうです。
日本ではそんな意識をしていないし、“ヨガ教師”よりも“ヨガインストラクター”の方がかっこよく聞こえる、と言うのがあるでしょうね。
格好から入る日本人ですが、そこから入ったとして、本質の良さに気づいていって深めていってもらえれば格好から入ってもいいんじゃないかと私は思っています。
またちょっと横道それちゃいましたが、おみゃーさん、答えになりましたでしょうか?
ホントに遅くなっちゃてスミマセンでした。
from: shantiさん
2006/08/04 18:27:23
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「Re:Re:アシュタンガヨガ(パタンジャリヨガ)...第3ステップ」
> いつも なるほどと 思いながら読んでいます♪
> shantiさんからの メッセージで ヨガが、かなり身近に感じるのではと思います♪
ラベンダーさん、有難うございます。
とにかく、ヨガは日々の生活の中で自然にできるんだ、ということを一人でも多くの人が気づいて頂けたらな、と思っています。
また、何かありましたら、メッセージ下さいね。
from: おみゃーさん
2006/07/31 11:13:42
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「Re:アシュタンガヨガ(パタンジャリヨガ)...第3ステップ」
shantiさん、こんにちは。
>インドでは、「ヨギ(女性の場合はヨギニ)」という言葉が使われますが、それはヨガに精進し、心も体も魂も綺麗な人で、自分が宇宙の一部であるとの認識に達し、いつも幸せに満ちている人だけに使える言葉です。
ほえー、インドでは「私はヨギです」とうかつに言えませんね。
というか嘘つき呼ばわりされちゃうかな?
では普通にヨガを練習している人は自分のことをなんと呼ぶのか教えて下さい。
from: shantiさん
2006/08/12 18:41:22
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「グルクラ」
おみゃーさん、こんにちは。
参考になったようで、よかったです。
ヨガの先生は生き方も教えてくれますよね。 それを通じて、周りのものと調和して生きていける道を探っていくのがヨガなので、ヨガをやっていると気持ちも安らいでくるのだと思います。
> ヨガというのはやっぱり師匠と弟子が向かい合って伝えていくものだと思います。
昔のヨガのスタイルはまさにそれですね。 私達もそのスタイルを継承しています(グルクラというスタイルだそうです)。
ヨガ、一緒に頑張りましょうね。
shantiでした。
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