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from: shantiさん
2007年07月06日 03時05分23秒
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マントラ
こんにちは、皆さん。
6月21日付け、スレッド[989]の「カリユガ」の項でも少し触れましたが、“マントラ”について少しだけ。
何かマントラって言うと怪しげな呪文か何かだと思ってしまわれる方がいらっしゃるかもしれませんね(^_^;)
“マントラ”というのはインドの昔の言葉であるサンスクリット語でそのまま訳すと「心を超えた状態に私たちを導く助けになるもの]と言う意味だそうです。
???ですよね。
「心を超えた状態」という日本語が適切でないとも思うのですが、要は「色々と考え事が浮かんでくるのを減らしていって、心を静かにさせる状態になる」ということといえば、ちょっと判ったような気になるでしょうか(^_^;)
気持ちが落ち着くマントラは人によって違います。
信じている宗教によっても違ってくるかもしれませんね。
私たちが東京にいたときにお寺さんに大変お世話になりました。
そのお寺さんが一心に唱えるとよいとしているマントラは“南無阿弥陀仏”でした。
そう、“お経”と言えばわかりやすいかもしれませんね。
一身にお経を唱えることによって邪念がどんどん減っていって、心が静かに穏やかになっていく。 それが自分と仏様を繋ぐ架け橋になるという考え方(上人様、間違ってたらごめんなさい!)はまさにヨガで言うマントラの考え方と同じです。
私がお世話になったサークルの方でもあるお経をずっと唱えるとよいと言って実行されていました。
年配の方なら般若心経などずっと唱えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
また、別に仏教徒でなくても、また無宗教であっても思わず“神様!”とかあるいは好きだったおじいさんとかおばあさんとかの名前を呼ぶのも実は「マントラ」になるんだと知ったら驚かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
何も長いものでなくても、自分の好きな神様(仏様や観音様など)や好きだったおじいちゃんとかおばあちゃんとかの名前を心をこめて絶えず呼ぶことで、例えば小さい子がママを呼んだらすぐにママが来てくれるように、その神様が助けに来てくれる、あるいは常に守ってくれるとインドでは言うそうです。
これでないと、効力はないとか、そういうものではないそうです。
インドには実に色々な神様の姿や名前がありますが、みんな自分の好きな神様の名前を呼べばいいのです。
大事なことは心をこめて、常に、まるでBGMのように絶えず流れるようにすることだそうです。
いくら発音をきれいにしても、旋律を正しく取ってきれいに歌うようにしても心がこもっていなければ何もならないそうです。
発音よりも旋律よりも心をこめて、そのものが自分を守ってくれていると信じて唱えるのが一番だそうです。
苦しいとき、救って欲しいときだけではなく、嬉しいときも特に何の気持ちの高ぶりもないときも常に唱えるのが本来のあり方だそうです。
インドには古い文献に書かれたマントラがそれこそいくらもあります。
でも、悲しいかな、インドですら現代ではレコーダーのように無機質に繰り返すだけの人が多くなってきているといいます。
言葉にはエネルギーがあります。 繰り返すことで言葉が現実になることだってあります。
「俺はダメだ」といつも言っている人にとってのマントラは「俺はダメだ」になります。 そしてそれをずっと繰り返すことで本当にダメになってしまうそうです。
昔、インドの女性は料理を作るとき、ずっとマントラを唱えながら作っていたと言います。 そうするといいエネルギーが食べ物に伝わってそれが食べた人に吸収されていくそうです。
shantiでした。
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