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from: shantiさん
2007年09月06日 03時04分27秒
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ヨガの伝統
こんにちは、皆さん。
shantiです。
今日は「ヨガの伝統」について私が勉強したことについて。
ヨガはご存知のとおり、気の遠くなるような年月を経て今の私達に伝えられています。 これだけの歴史をもったもので今も通用するものはそうないと思います。
以前にも書いたと思いますが、地球上で最初にヨガを伝えたのは“シヴァ”という神様だと言われています。
彼はこの地球上に愛や調和を伝えるため金星から来たとも。
そしてインドで広まったヨガはそれぞれの師から師へととうとうと流れる“伝統”を持っています。
昔はヨガと言えば、森の中に住んでいるヨギやその家族と共に生活しながら、何年もかけて生きていくのに大事な知識を教えてもらっていたそうです。 勿論、その頃には証明書もなく、師が“こいつは大丈夫だ!”と思ったら外に出て人にヨガを教えるようになったとか。
で、このいわゆる住み込みで教えてもらう制度を“グルクラシステム”と言います。
お坊さんになりたくてお寺に若い頃から住み込んで修行をするのとちょっと似ていると思いました。
学校は卒業したらそれで先生との関係が切れることが殆どですが、伝統的なヨガではそれとは違い、子弟の関係はずっと続きます。
師は常に弟子を支え、弟子は常に師に相談をして自分を磨いていきます。
そして、弟子は師を選び、ヨガを習ったことで師から師へと続く伝統の光の中に身をおくことになります。 真剣にヨガを修練するものは、その伝統の光がずっと見守ってくれるそうです。
師を辿っていくと最後にはシヴァに行き着きます。
弟子が外に出て人に教えるようになると、その生徒さんも又その伝統の中に入ることになります。
そう考えると気の遠くなるような重みを感じてしまいます。
インドには偉大なヨギが沢山います。 素晴らしいのは彼らが絶対に他人のヨガをけなしたりしないことです。
彼らの弟子が“他所のヨガ”を批判するということはあるかもしれませんが、偉大な人たちはそういう“ちっぽけな心”を持っていないようです。
そして大事なことはヨガの知識は先人が頭で考えて編み出したものではないと言うことだそうです。
瞑想を通じて彼らが見て、頭に直接伝えられたものをヨギが弟子に口伝えし、弟子がそれを書き記したと言われています。
だから、ヨガのアーサナやその他のテクニックは都合で根本から変えてしまうのは良くないそうです。 もともとの形をしっかり守り、“神聖なもの”としての扱いを受けるぐらい尊いものだそうです。
都合で勝手に変えてしまうことで、その本来の効果が無くなってしまうと言います。
その意味では、今流行のヨガは元々インドにいた優秀なヨギがアメリカ人向けに変えてしまって、その効果がなくなてしまったと嘆く人もいるそうです。
私にはその真偽のほどはわかりませんが。
ただ、その効果を受けている方もいらっしゃるので、その方たちにとっては有難いヨガでしょうね。
とにかく今、ヨガを習っている方々は、その師の系譜を確認し、その伝統の中に自分も身をおいているのだという自覚を持って欲しいということです。
ただの健康法だと思っていたヨガがこんなに深い意味があったとは....。
私の驚きのほんの一部です。
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