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from: shantiさん
2010年10月06日 23時14分12秒
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「ギータ」の中心テーマ:権利より義務を
皆さん、こんにちは。
子猫はまだウチに居ます。
よく食べるのですが、最近ちょっと下痢気味で心配です。
昨日から部屋を出て庭の木に登り始めました。
物凄い勢いで走って登り、こわごわ降りてきます。
何度かメッセージにも書かせて頂いたインドの古い書「ギータ」ですが、
その中心テーマは
“自分の義務を果たす”
と言うことです。
仕事をしている人はその職種、ポジションの人間としてしなければならないこと、
親がいる人は子供として親にしなくてはいけないこと、
伴侶が居る人は伴侶としてしなくてはいけないこと、
子供が居る人は親としてしなくてはいけないこと、
社会の中で自分が果たさなくてはいけないこと、
それを理解して自分の果たすべき義務をきちんとこなしていく。
「ギータ」の中で戦う気をなくしてしまったアルジュンにクリシュナはこう言います。
「君は戦士として生まれた。 だから戦士として悪を倒すのは君の義務だ。」
悪に加担してしまった友人、恩師、母親が違うとは言え、一緒に育った兄弟達...。
敵陣にその人たちの顔を見て、戦い直前に戦意を失ってしまうアルジュン。
「彼らを殺すのなら、彼らに殺される方がマシだ」
「彼らを殺して戦いに勝ったところで、その後一生後悔が付きまとう」そう言って地面にへたり込んでしまうアルジュン。
クリシュナはそれでも「君はやるべきことをやれ」と言います。
「ギータ」をお勉強されていらっしゃる方はこのクリシュナの言葉の意味はお分かりかもしれませんね。
でも、そうでなかったら「クリッシュナってなんて非常でひどい人なんだ」って思いますよね。
私も初めそう思いました。
情けはないのか^_^;って....。
機会があったら又「ギータ」に触れます。
が、この「権利より義務を」と言うギータの教えは
あまりにも権利意識が強くなりすぎ、個人のわがままにも見える
今の日本社会には良い警鐘を鳴らしてくれるのではないかな、なんて思ったりしてしまいます。
shantiでした。
写真はトットコと木を登っていく子猫。
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