さて、胃袋が苦しいので、雨が止んだのを見て、夜の散歩に出た。
ここは見事なゴシック建築なんだが、不思議とガイドブックには紹介されていない。



ちょっくら、周りの建物もめぐってみた。
ここだけクリスマス気分だが、ひとけはない。



スペイン側Tui、ポルトガル側Valenca do Minho共々、丘の上に旧市街の中心がある。




夜はさすがにあの谷間の坂と、橋の上はわたりたいとは思わないので、おとなしくCatedoalのあるTui側でのんびり散歩。ここの町の建物は、北部ポルトガル様式が多いです。

Catedoralの内部に入ったことがないのを、ふっと思い出したので、翌朝行ってみることにして、また雨が降りそうになってきたので、宿に帰りました。

ここで、Arbarin~oにワインを替えます。




そして、このホタテ貝なのですが、まるで北海道か？と思うような厚みがありました。
今までスペインで食べたホタテは、ベビーホタテサイズ。



こちらは、スズキだったと思いますが、毎回プリプリの食感です♪
しかし、上にのっているのは、懐かし？のもやし。
スペインで初めてもやしを食べました。魚に岩塩で味付けがされているので、もやしはゆでられただけです。



そしてこちらは、フィレステーキなのですが、正直１塊なので、ホッとしました。さすがにここまでくると、お腹一杯に近づいているので、用心深く楽しみます。しいたけも、４，５年前から普通に見るようになりました。




普通だと、ここでチーズが入ってくるのですが、今回はチーズは断ったので、デザートです。最近、スペインのチョコも、ほのかな甘み程度になってきたので、美味しいのです。



こちらが隣のテーブルで、チーズの講釈をしながら、切り分けるシェフです。



これで最後のデザートになります。
パンナコッタにオレンジピールの砂糖漬け、それからパイ地に包まれたカスタードクリームです。

はぁ～、お腹一杯！
どうせ、もう夕方で晩御飯なんぞ何も入らないので、ちょっと休んだら、夜のTuiのCatedoralを見に行く事にしました。

さて、ここから本番モードに入る。
と言っても、Menuがないと、中身が何かイマイチ思い出せぬ。



最近思うのは、しいたけ、豆腐、もやしなど、日本の食材を当たり前のように取り入れてきているな～、という点である。おまけに、けっこう味を薄く整える。これも、Nuevo Gallegaという新しい流れなんだろうか？




どのコースにも、このフォラグラが入っているので、「内臓ではない、これは内臓ではなく、新種の肉もどきなのぢゃ～」と、呪文を唱えながら、懸命に見ないように食べたのであるが、こういう時に限って、シェフがご機嫌伺いにくる・・・・うー、フォアグラの筋が出てきてしまったので、うぎゃーっと思い、皿の端に隠しておいた。




ここのコースは、６．７品あるので、ペース配分をよく考え、がっついてはいかんのである。ここらへんで、前半のコース終了となる。フー！

さて、Valenca do Minhoの散歩が終わり、宿と同じ建物内にあるレストランに行く前に、いちおう毛皮といおうか、髪の毛を整えに部屋に戻り、靴を履きかえた。ふと外を見ると、青空晴天が嘘のごとく、ざっと雨が降ってきた。危ない処であった。



珍しく、他にも客がいるな、と安心して、ずっとTintoばかりを飲んできたので、Blancoでいく。外は雨が降っている。



こちらは、ガリシアパンです。これを思う存分食べたら、メインに行く前に終わってしまうので、ちょびちょびと食べる。これはこんな種類がありますよ、と見せにきただけで、ここから食べたわけではないので念のため・・・



このレストランの前菜のひとつで、スペイン各地域のオリーブ油と塩の紹介がある。ここもブレーキをかけ、あまり食べぬようにする。



前回はチーズつきのコースを選んでしまい、あとあと散歩しても苦しい思いをしたので、今回はきっぱり、Menu Clasicoで行く。因みに、ここのメニューの書き方に慣れない時は、「どうやって選べばいいんぢゃ～？」と焦ったが、つまり日本の懐石風に出てくるので、そう迷うものでもない、ということに落ち着いた。さて、ここから本当の前菜に入っていく。

さて、城壁の穴を通り抜け、上るとPousadaの裏手に出ます。きちんと丘の上まで坂道を登り、きちんと城壁をくぐろうとすると、まず外側の城壁☞内側の城壁☞川寄の一番端っこがPousadaとなり、つまり省略パターンですね。ここで、人とすれ違った事はありません。




ここに来ると、急に言語はポルトガル語に変わり、マイナス１時間の時差になります。Miranda do Douroと似ている点は、国境線の際にあり、Linenを売るお店がやたら多い事です。スペイン人も車で押し掛けてくるので、安いのかな？品質はよく、足ふきマットは数年使っていても、ほころんできません。



町の中は、ポルトガル北部様式です。
しっかしここまで来て、急に雨の合間のこの晴天は何だ？と思いました。




雑貨屋で、こんな日本めいた小物を見つけました。
白髪のおかっぱ頭って、すみません、贔屓目にみようとしても不気味です。



ぶらぶらうろついてましたが、特に買い物もなく、プラス１時間時差のスペイン側で、昼の予約時間に近づいてきたので、そろそろ戻る事にしました。丘を下って、川を渡り、また丘を登ることになるので、片道３０分弱かかります。写真はスペイン側に戻って、川と同じ高さから撮った、Tui Catedoralになります。

さて。RibadaviaからTuiに行くのには、Porrinoでバスを乗り換えるのが一番！と調べ上げたのはいいんだが・・・・バス停しかないので、あらかじめ運ちゃんに「Porrinoでおりたいの」と宣言しておいた。次回以降のために、念のために、写真を撮っておいた。やはり、次回も運ちゃんに宣言するしかないか・・・・




すぐ、ホテルの部屋にチェックインさせてくれたので、「14：30までに戻るからね～♪」とフロント係に行って、ポルトガル側に歩いて出かけた。ほぼTuiに泊まる時には、いつも泊まる宿なんだが、ある時、いつのまにミシュラン★ひとつに選ばれていたんだ・・・と知ったのはもちろん、シェフのおぢさんと顔見知りになってしまったのはいいが、昼の時間の予約を取られるので、言い置いて出かけないといけないみたい。



Min~o川のここの川幅は３００ｍだそうだ。
そのうちに、Caminha～La Guardaへのフェリーの道も試してみようと思いつつ、丘の上の町を目指す。




ここで、頭の中で、時差１時間を引く！
なにやら橋は修理中、ポルトガル側ではテレビが入っていて、人が大勢いたのに驚いて、傍らを通り過ぎ、城壁の孔を目指す。



城壁内潜入完了！
ここから、リネンの町ぶらぶらを始める。

さて、こちら夜のワインです。
Ribeiro blancoにしたんですが、個人的な好みからすると、Tintoがよかったな。
これで、３Euros程度です。やっぱり産地っていいな～♪と思いました。




雨の夜はBarもレストランも、人が入っているので、首を伸ばして、テレビを見ると、スペイン国家的大人気蹴玉大会の最中でした。FCBのAwayユニフォームに見えるんだが・・・確か、ガリシアのチームはすべて、La Liga Bレベルに落ちてしまった筈・・・




身体が冷えて仕方ないので、具だくさんのスープにしました。
雨はいよいよ激しく降りしきり、部屋の暖房はろくに利かず・・・
明日こそ、暖かい部屋に泊まってやるぞ～と誓いながら、さっさと寝ました。

初冬のRibadaviaはワインと食事は旨いが、肝心のブドウ畑はおしまい。
そのうちに秋に再訪するべっと、今でも思っています。

次は何度も訪れている、スペイン国境側のTui・ポルトガル国境側のValenca do Minhoです。歩いていかれる距離なので、スペイン側に泊まり、ポルトガル側にまたもや数時間戻りました。

さて、夕方の散歩です。
どうせ、小さいんだし、とプラプラ歩くだけです。



おぉ、引きずってみたら、写真を移動出来ました！
友よ、Muchas gracias!




博物館にも入りました。必ず国籍を尋ねられるんですね。
Miranda do Douroは、ダースベーダー姿の民族衣装でしたが、この町でも、女装で踊る風習があるようなんです・・・・？



それはさておき、また雨が降り始めたんです。
夕暮れが早い、じゃぱじゃぱと降る雨、ひとけがない町。
陰鬱なんですが、じっとするには部屋が寒い。

身体が冷えたし、雨がひどくなってきたので、部屋に戻り、軽食を食べに、やっぱりまた宿のレストランに行く事にしました。

さて、待ちに待った昼食！
Ribeiroワインの産地のど真ん中なんで、ワインに期待をしていたのです！

一応、Menuから選び、肉（又はタラ）を選んだので、Tintoにしたら、またこれが旨いのなんの・・・・すきっ腹にワインはまずいので、パンを食べながら、待っていると、細かいパスタが入ったコンソメスープが届きました。

これで、身体が温まってきたので、メインを待っていたら・・・・（＠O＠；）「一人前がこんなにあるんでっかぁ～～～？」という量の、メインがきました！いっや、とにかく、飲み食い飲み食い飲み食い飲み食いして、脂身を残し、何とか腹に詰め込み、どうせ夜は軽食だよな、とばかりに勢いでデザートにしたら、チョコケーキでした。

またこのチョコケーキが、日本みたいに、ほんわか甘味が利いた程度の味。数年前までは、のたうち回るほど甘いのがふつうだったんですが、健康志向になってきているんだか・・・Cafe soloを頼み、とにかく自室に戻り、休憩しました。

それにしても、ここの宿、ネットと接続がなく、電話予約もこちらの片言レベルで怖すぎるので、Turismoが同じ建物にあるのをいいことに、Turismoから予約を頼みました。安いし、レストラン併設はいいんですが、困ったことに、暖房が弱い！安いから文句も言えないな～、と思いつつ、ちょっと疲れが取れたので、夕方の散歩に出たのでした。

Ribadaviaはスペインとポルトガルの国境となるミーニョ川の畔にあり、Ribeira Sacraの中心地のひとつでもある。近年もうちょっと上流のSil川のRibeiroワイン産地として、注目を「スペイン国内」で集めつつある所でもあるが、１２月中旬～下旬というのは、いかにも時期外れ。お蔭で、５－１０月にはあるバスツアーも情報のみとなってしまった。

バスターミナルに近い、教会には修道院も併設されているようで、町と比べると大きすぎる感じがしたが、ひとけが無いので、由来は調べないとわからない。

川の畔の小さなブドウ畑にもひとけはなく・・・・うーむ、さすがにBodegaの場所も近辺にはないようで、これは仕方なく、宿のはす向かいにあるVinotecaを覗くことにした。

町自体は小さく、雨に濡れた路地を巡っても、丘の下に降りれば終わり？という調子なので、一回りして、また宿のあるPlaza Mayorに戻り、いくつか食事する場所を検討したが、やはり宿で食事を取ることにした。