Tudelaは「野菜の一大産地」と聞いていたのですが、白アスパラガスが、こんなに山積みになっている光景は、ここが初めてでした！



アンチョビも大量に積まれています。



市場内にある保存食品、加工食品店なのですが、いやはや、何でも大量大量で、アスパラガスの缶詰はここで、じっくりと選んで買いました。缶詰って重いんですね。





瓶詰の方がいいのですが、やはり半日を超える飛行機には、缶詰が安心！このサイズは、大きすぎるので、半分の厚みのものを選びました。

さて、次の目的地へのバスは、13時過ぎに出るので、一旦宿に戻り、荷物を改め、チェックアルトをして、バスターミナルへ行ったのでした。巡礼路沿いなので、荷物預かりはあったんですが、平日の日中も、シャッターが閉まったままでした。

05/02に開館した宝物蔵（博物館）とCatedralです。
アラゴンとナヴァラが、覇権を争ったにしては、やけに豪華な内陣だ、と感心感心。



こちらの礼拝堂部分も、見事です。



中世のモサラベ文書に関係があるそうなんですが・・・・スラスラ読めるわけもないので、そうですか、と後にしました。



こちらも、モサラベの天使なんですが、何気に寄木細工を思い出させるんですね。





そしてこちらは、回廊です。お参りに来ている地元の人も、わざわざここまで散歩はしないようで、静かでした。

ここを後にして、同じく平日開いた市場へ、道を戻りました。

ここTudelaでは、メーデーの05/01はどこもかしこもお休みなので、到着日は外観を見歩きました。ここが、Catedral隣接の博物館の扉です。見事なアラゴン風です。



05/02の朝のCatedralです。やっと扉が開きました。このSanta Maria Catedralは、実に見事なロマネスクの扉なので、ほれぼれとさせられました。Huescaもロマネスク彫刻は見事でしたが、ここも同様です。



扉情報部分の彫刻です。かなり綺麗に残っています。



こちらはべスの教会で、ここのロマネスクは初期の、簡素な彫刻でした。ここも05/01なので、お休みです。

川から撮った、Tudela旧市街の塔の全景。



宿でもらった地図を元に、適当に歩き始めたら。何だこの袋小路は？という所に辿りつきました。



これが、市庁舎という事でした。



今回、この町を訪れたのは、「荷物預かりがないので、１泊しないと見られない」のと、前回SoriaからPamplonaに抜けた時に、バスの車窓から、この塔が見えたので、気になっていたからなのです。



文化的にも、行政的にも、ぎりぎりNavarraに入るのですが、アラゴンにも近いので、このようなアラゴン風建築も、しっかりあります。

さて、ここからNavarraに入る。Navarraはバスク地方の一部とみなされている地域なので、「食事とワイン」に期待をしていた。



実は泊まった宿にレストランがあったので、スペインの丁度昼食時の到着時間だったので、すぐ食事に出来ると思っていた！しか～し、あの予約をろくにしないスペイン人ですら、メーデー週末の祝日の昼食は、予約をして、まさかまさかの満席で断れるとは、予想谷しなかった！！！

こちらのおぢさん達は、たまたまここで飲んでいて、ポーズを咄嗟に取ってくれたものです。



おまけに、Tudelaというのは、スペインの一大野菜生産地で、白アスパラガスの旬でもあるので、実に期待しまくっていたので、宿で断れて、ブシューンと沈み込みながら、旧市街のレストランを探しまくった。



何とか、ジモティーの隙間から、奥のレストランに滑り込み、「一人だから、こっちのBar部分で、このMenuを食べさせて！！！」とお願いしたら、わたしとその次のカップルまでが、滑り込みセーフ！





こちらが、野菜コースの最初の料理です。Pimientesのデッカイのに、熱を通して、剥いて、タマネギとクリームチーズを乗っけたものでした。



こちらは、タマネギを、ブイヨンで煮込んだものです。トローリとしていたので、ビックリ！



こちらが、お目当ての白アスパラガスなんですが、始めてグラタンソースで食べました。アラゴンの塩加減がよくわからない料理より、塩胡椒かげんが絶妙で、バスクはこれだからたまらない。ソースはパンで綺麗に拭って、頂きました。



きのことネギを焼いた一皿で、パキパキと乾いた食感で、元々の味が上手く活かされています。



こちらは、涙豆（Lagrimas）のミネストローネで、スペイン北部では、よくある料理です。白アスパラガスも、ザクザク入っていて、こちらも味が絶妙！勿論、残りのソースは、パンで拭いました。





こちらが、クリーミーなデザートです。ここ数年のスペイン、デザートも、ほのかに甘い味付けに変わっていて、何とか、北海道以外では苦手とする生クリームも、食べられました。

さて、野菜生産地での野菜メニューも頂いたので、目的の観光に出かけます。

一瞬、Caravaggio?と思ってしまったのですが、Caravaggio派の画家の絵画でした。





Catedralに隣接した博物館です。
つまり、宝物？は全てこちらに移しているので、Catedralというのは、内陣・主祭壇を見ると、見どころは博物館になってしまう、という最近のスペインには多い、方法を取っています。



ここは、空かと思って覗き込んで、一瞬「修道士の亡霊が出た～！！！」と思いました。聖書だの、本を、中世の昔はこのように書き写して、飾り文字にしていた、という展示でした。



回廊から見上げたCatedralです。中世の昔は、アラゴン王国の首都でもあったというのに、納得納得。





スペイン語のガイドでは、売りの回廊なんですが・・・・実際は回れない回廊になっていて残念・・・・



この素晴らしい、日本のガイドには紹介されていない、ロマネスクの扉を、もう一度じっくり眺めて、次の目的地へと、荷物を部屋に取りに戻り、駅に向かいました。





駅の窓口に列が無かったので、これ幸いと、Huesca - Zaragoza (乗換え) - Tudela de Navarra までの、RENFE Regionalの切符を２枚購入します。個人的には、予約をしていくと、必ずその切符をパーにするジンクスがあるので、基本時刻表のみを確認して、窓口で買うようにしています。無事２枚の切符を手にして、乗り込みました。

Huescaの朝食。スペインだというのに、ろくに開店中のBarが無く、開いた所に飛び込み、重めの朝食となった。付け合わせのパンが、Pan con Tomateだったのは、ちょっと驚いた。



さて、Catedoralと隣の博物館が開店したと同時に、入る。



素晴らしい彫刻の祭壇だが、よくよく見ると、か～な～り、グロテスクです。



こちらは、内陣の「中世の貴族達の椅子」なんですが、なかなかに華麗な装飾だわ～と、ウロウロ見ていました。



どうも、ここは「見せてはいない」そうで、ボケーっと座っていたおじいさんがいたんですが、カソックをまとった聖職者のおっさんに、追い払われました。