【死活問題】

朝の出勤時、電車を降り暑い中歩いて会社に向かっていると、前方にホットパンツ（短パン）を履いた、肩幅が広く少々肉づきのいい若い女性が、ペッタンペッタン音を立てて歩いていた。どう見ても普通の会社員が出勤する服装ではないなと思いながら、携帯で話をしている彼女を追い抜きざま、漏れ聞こえてきたのは、

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『今日中に支払いますから・・・』

（どら(^о^)：業者への支払いが滞っている女性起業家？　には見えないな）

『電気も水道も止められて・・・』

（どら(^о^)：生活費の支払いか）

『スイッチが入らないから、私、死にそうなんです』

（どら(^о^)：切羽詰まってるんだ、でも肉づきはいいよね。しっかり食べてるみたい）

『昼間は仕事をしているので来てもらってもいないんです』

（どら(^о^)：『集金に伺います』って言われてるんだな）

『必ず支払いますから』

（どら(^о^)：あやしいな）

『何とかお願いします』

（どら(^о^)：そういうときは、色気と愛想で頼むんだよ）

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臭いを漂わせて出社する“イヤ〜ン、アッハ〜ン”は毎月病欠で休むんですが、『また？　体弱いの？』という冷ややかな視線を振り払うのは、いつもの色気と愛想と吐息まじりの喋りです。どら(^о^)社の情けない社長やクライアントには、『体が弱い中、頑張って仕事をしている』と思い込ませることに成功し、病欠翌日には『昨日一日休んだらもうすっかり良くなりました〜。ありがとうございます〜〜〜〜ぅ』と、いつも以上に色気と愛想をふりまきます。

困ったときは、色気と愛想と吐息まじりの喋りが武器になるのです。
そういった武器を持ち合わせていない人は、困らないようにするのみです。

ちなみに、色気と愛想と吐息まじりの喋りは女性相手にも通じることがあります。
私には理解できないけど、相手を選んでお試しあれ。

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そういえば、どら(^о^)社の三歩歩くと忘れる社長と“イヤ〜ン、アッハ〜ン”は不健康自慢をするんです。“イヤ〜ン、アッハ〜ン”の場合は、加えて不幸自慢までします。
カンパーニュサファリパーク在勤の珍獣たちも、不健康を自慢するというのを思い出しました。
不健康や不幸なんて、誇らしげに自慢するものじゃないと思うんですが、myamigoさんならきっと『そんな辛気くさい話なんて聞きたくないわよ』と一蹴するんでしょうね。

日本に元気がないから、不健康自慢と不幸自慢が蔓延するのでしょうか。
昨晩、自民党の政見放送を聞いて、安倍首相に活気や覇気がないので心配になりました。あ〜、この人で日本は大丈夫だろうか？　日本の死活問題です。