「Re:訂正」
収獲は、タラの芽と山椒の葉。
　↓
収穫　　　　　　　　　ですね。

「桜のサイクリングロードと蟹」
おおっ！焼きましたね。美味しそうです〜
簡単で美味しくて、すぐれもののレシピだったでしょう。

myamigoさんも、きっと大丈夫ですよ。是非！

さて、旅クマさんは、彼の地にでかけていますが、
私は実家で母の相手（というか世話）をしています。

私の実家のある湯野浜温泉と鶴岡は、
かつて江ノ電のような電車で結ばれていました。
朝夕の利用客が多い時間帯は３両編成、その他は２両だったり１両だったり。
庄内平野の田んぼの中をガタゴトーン、ガタゴトーンとのんびり走っていたのです。

でも経営難で'７５年３月に廃線になり、
その跡地の一部、湯野浜〜善宝寺間がサイクリングロードになりました。
その後、湯野浜から七窪にかけては地元の有志たちによる
１軒１本運動のようなもので八重桜が植えられ、
「桜のサイクリングロード」と名付けられています。

陸奥の海辺の町ですから冬は横殴りの厳しい風にさらされるためか、
桜の成長はゆるやかなもので、
なおかつ、町に近い方は、かつて線路だった地面そのままに近い状態で植えられ、
石がごろごろしているので、自分で土を入れ替えた人と
そうでない人の桜とでは成長に差があります。
また、心ない人たちによって切られるという事件もあり、
スタート地点から３〜４０本は、本当に育っていません。
その中に、父の桜もありました。
（それぞれの木に名前が添えられているのです）

昨年、父が入院して初めて、みんなでこの桜を大切に育てれば
父の励みにもなるのではないかと、
根元を少し掘り返し、石を除いて土を入れました。
昨年咲いた花の写真は、父の病室に飾り、
来年は一緒に見に行こうね、と約束していたのですが…

父が亡くなった今も、私達なりにこの木を大切にしています。
名札はそのままで。
めっきり弱くなり、全然歩かなくなった母を、
この木を口実に散歩に連れ出すと、重い腰を上げて出かけるのです。

今回の私の帰省に合わせたように、この道の八重桜が見事に咲いています。
これが父の桜。


そしてこれが桜のサイクリングロードです。


単線だったので、道幅が狭いでしょ。
私は、ここをノルディック･ウォーキングしています。
七窪の駅だった辺りを過ぎると、
桜ではなく緑のサイクリングロードという感じ。


来た翌朝、２駅先の善宝寺近くまで往復してきました。
歩いている時に、いいものを見つけたので、一昨日は背中に袋持参で行きました。
収獲は、タラの芽と山椒の葉。
タラの芽は素揚げと天ぷら、山椒の葉は佃煮にしました。

さて今の時期、こちらは美味しいものがいろいろ。
渡り蟹もその１つです。
雌が子を持つ時期なのです。
身がぎっしり入って重たいものを選んで買って来ました。


割るとほら、卵と味噌がたっぷり。

身も、しっとりと甘みがあって、ただ茹でただけで美味しかったです。
おしゃべりな母も、このときばかりは無言でした。