そしてトレビの泉から、バルベリーニ美術館に向かう途中、林立する土産物屋で、知った顔が・・・【ピノキオ】である。クマ母がイタリアにツアーで行った時、もっと小さいのを買ってきたんですが、この細長い身体、結局鴨居にブラーンブラーン首つりさせといて、巣穴を建て直した時に、クマ母がお別れを告げたらしい・・・・それ以来姿を見なかったのですが、久しぶりに顔を見ました。

ボラレっティー通りならぬ、コンドッティー通りのブランド店、革の手袋を見てもクマ母は反応せず。「あんな客がいない所に入っていったら、ハイエナの餌食になるわよね」と足早にブランド店前を通り過ぎ、手袋屋を見た途端、「前に買った時、梅雨の季節に黴が生えたのよ・・・・」

経験値からすると、何も買う気になれないらしく、クーリー＠旅クマを従え、美術館に向かいました。



こちらが、美術館の正面です。
ここも、荷物をロッカーに入れないと、館内に入れてくれないもので、写真はありません。

因みにこの美術館、どこの小道に入ればいいんだかわからなくて、ご近所っぽいマダムを捕まえ、スペイン語の片言で聞いてみたら、何となく通じたみたいで、きちんと教えてくれました。路線バス車内でも、降りたい所を聞くならば、ご近所のマダムが一番です！

さすがにこれだけ歩けば、腹はすく・・・・
「ボラレっティー通り沿い」のレストランを見るが、どこもここも高い・・・・
ついつい、Caioに入ってしまった。



つまりここは、学食みたいな所で、かなり広いのでへ～っと思っていたら、けっこう人が入ってきた。初めておねぃさまご愛飲のZeroを飲んだが、これはこのPollo　鶏肉についてきたものだった。



ついつい忘れていたのだが、クマ母は「指さし」しか、意思表示が出来ないのをすっかり忘れていて、そこに通訳をさせられたものだから、お湯で温めた料理が醒めてしまった・・・・・たまに二人旅をすると、面倒なもんだぃ、とちょっと思った。そして、腰がないスパゲッティーになっていたが、ま、お腹が減っていたので、いいとしよう。

ここでは２５Euros程度かかたのだが、「これだけあれば、スペインではいいMenuにワインがドンって出てくるのにぃ～」と、スペイン北部が恋しくなったのは、２日目あたりからであった。

さて、ポポロ教会を出て、双子の教会の修理中では無い方を覗いてから、高級ショッピング街として名高い、コンドッティー通りに進む。



こちらがポポロ教会前の広場の全景。この時までは小雨が降っていたのですが、歩いているうちに段々晴れてきました。



例の宙に浮く坊さんを見たのも、この通り沿いです。



そしてこちらが、Plaza de Espana (スペイン広場の階段)です。
アイスクリーム禁止なので、食べている人はいません。



人並みと共に歩いていたら、「トレビの泉」に着きました。
こんな白かったっけ？？？

とにかく、ローマってやたら人間が多いな～、と思いました。

さて、ボルゲーゼ公園を抜け、信号を前にすると、急にトルコに来た気になった。
どうも、丸いドーム型の屋根の教会が多いので、トルコ気分になるんですね。



真っ正面の教会は、「双子の教会」と呼ばれていますが、実は双子でもなく、建造年代も違うそうです。そして、エジプトから強制的に頂いたオベリスクもあります。



お、そうだそうだ、目的地の、ポポロ教会は～と、首を９０度向けたら、すっきりした建物がやっと目に入りました。



さささ～っと入り、Caravaggioは～♪



Caravaggioの作品を持つ教会の中で、一番やる気がない所で、実は照明が壊れているんです！カメラのレンズを通してこの程度、自分の目では、殆ど浮き上がった陰影しかわかりませんでした。



因みに、基本的に「発光禁止」にして、撮っています。そうでもないと、教会や建物の内部が、やたら黒々としか映らないんですね。石を使っているせいもあるんだろうか、と思います。

さて、２日目。
この日はわざわざ２３時に国際電話をかけてまで、予約した、ボルゲーゼ美術館（Galleria Borghese）に向かいました。ここは完全予約制、５月８日まで予約済みとありました。



（開場を待つ人々）

ここは、予約時間３０分前に集合、ロッカーに貴重品以外の荷物は一切合財預けなければならないので、撮影は出来ません！ここには、個人美術館では一番作品数が多い６枚のCaravaggioの絵画が、１Fの部屋に奥深く展示されています。また、この正面写真１Fの正面は、見事すぎる大理石の部屋で、モザイク画も素晴らしいのですが、あまりに金と黒の大理石の組み合わせに、霊廟にいるきになってきました・・・・・



大体１時間半もあれば、ゆっくり見ても見終わるので、その後はボルゲーゼ公園を斜め歩き、次の目的地のポポロ教会に向かいます。

この広大な公園には、幾つもの美術館、博物館、動物園、競馬場等々があり、ボルゲーゼパスという切符もあります。ま～、時間があればここだけでも数日遊べます。移築された古代～中世の門が、あちらこちらにあります。

こんばんは

関東在住の方はいったい何これって思われるかもしれませんが、阪神地区在住のパン好きならここは知っているはずなんですが（笑）

岡本とは阪急岡本駅、フロイン堂は創業1932年。ここの食パンはいまだに薪で焼かれたパンで香りと食感が何とも言えず止められません。かと言ってなかなか入手も難しい。

営業が月～土のみ。通常のパン屋と違って、開店時にパンは有りませんので予約することになります。名前と数量を店の方に言えば、店員様から食パンの出来上がる午後2時頃に焼きあがるので来てくださいっていわれます。その時間に遅れそうなら大体何時ごろになりますがって伝えたほうがよい。

午後3時前にパンを受取りに行ったら食パンの予約分とクッキーがあるぐらい。なんて恐ろしいパン屋さんなんだろう。

これに懲りずにフロイン堂様に行きたい～

さて、教会を後にし、雨が降り始めた所を、ぶらぶら歩いて行きます。



デザインの美しさ等々で国のイメージを作るイタリアにしては、塔が非対称的・・・・
よくよく後日、あちらこちらの教会を見てみたら、塔はあちらこちらで非対称的でございました。



Vittorio Emanuele II 公園と、地図にありました。
若者がボケラーっと、無為に過ごしています。多分、季節になると、照明も付けるようでした。



そういえば、この王様、Torino出身で、５年半前にPiemonteに行った時に、本拠地の近代的な城だの広場があったな～、と思いだしたのですが、やはりイタリア統一を果たした王様なんで、ローマにも名前とお棺が残っているんですね。

ヨーロッパ到着初日は、どうしても身体が日本時間に引きずられ、夕方以降から眠気が増すので、ここらへんで切り上げ、雨の中スーパーに寄り、パンとヨーグルトを買って、宿に戻りました。

さて、昼食が終わったら、「Vatican」の飛び地に行ってみます。
ここは、新法王が就任後まずお祈りに行ったそうです。



Sta. Maria Maggioreです。ついついスペイン語読みしてしまうんですよね・・・



華麗な内陣だなぁ～、と思いました。
文盲率が高かったので、全て目で見て理解出来るようにしたそうで・・・・



内陣の続きです。



まだ、最初の教会で気付かなかったのですが、やはり今見返すと、大理石が見事です！
ここには、Caravaggioの絵画はありません。

さて、ローマの街中に出たが、さすがに「腹ごしらえ」の必要性を感じたので、キョロキョロしていたところ、Menuを出したレストランがある。



最初がこうだと、これが普通だと思ったのだが、そうでは無かった！
これはBarcelonaだと、Pan con tomateと言うが、ローマ語では知らない。



そして、スープとパスタを一皿づつとった。



どちらも量が多い！おまけに、Al denteってイタリアじゃなかったっけ？
グチャ麺ではないが、こしはない！



メインも豚肉で一皿づつ別モノを頼んで、途中交換した。



Cerdo con Limonとスペイン語であったので、レモン味と、何やらクリーミーなものを頼んだが、ブヒヒ・・・・ま、下の写真のもののほうが、柔らかかった。



１２EurosのMenuでは、デザートは聞かずにこれが出てきた。
これにCafe soloならぬ、Espressoを頼んで、観光名所に向かった。

さて、今回の黄金週間、アナウンサーが「大型連休ですっ！」と唾を飛ばして叫ぶ割に、「どこが大型なのさー？」とチャチ入れたくなるほど、並びが悪い・・・・



（さらに内容が悪くなってきている機内食）

曜日の並びが悪い、悪すぎるので、久しぶりに「大都市滞在型」をやってみようかな～？と思い、２０１０年に「Caravaggio 生誕４００年記念展覧会」を見損ねたのもあり、絵画巡礼に出掛ける事にした。
http://www.salvastyle.com/menu_baroque/caravaggio.html



（早朝の空港ラウンジにて、辛カップラーメンでもあればいいのに・・・・）

尚、似て非なる国イタリアは、いきなりパスタで始まるのもあり、滞在型の旅で、宿代もイベリア半島よりもかかるので、クマ母に誘いをかけたら、「行く行く～、あんたの奢り～？」というとんでもない勘違いも甚だしい返事が戻ってきたので、割り勘だよ～んと言う事で解決？でも、飛行機・宿・美術館の予約手配全て、下調べ全てはこっちであった・・・・



（初のアルゼンチン人ローマ教皇のお写真）

イタリアは５年半ぶりであるが、ローマは２回目。
曇りはいきなり雨模様になり、Termini駅前はアフリカ系、インド系がたむろし、「一体どこに来たんぢゃ～？」と思うような雰囲気であった。　（だらだらと続く予定）