ここは、スペイン随一を誇る「ステンドグラス」のCatedoralだが・・・・、個人的には、「白いCatedoralだった筈」、という記憶が先に立ち、非常に違和感を覚えた。



うーん、どうしてこうも記憶と違うんだ～？と思いながら、見事なゴシック様式のご本体を、なるべくギリギリの角度で撮って考える。



90℃側面に回ってみるが、印象からすると、ゴツゴツした感触で、こちらの方が正面にならないのかなぁ～、と思った。



記憶では白いのに、実際は茶色い・・・と思いつつ、内部へステンドグラス鑑賞へと、入った。

それでは、みなさま、よりよい新年をお迎えください♪
旅クマのスペイン＠グッテグッテ歩きは、来年も続く予定です。

San Isidroの博物館といおうか、「Leon王家霊廟」に面した回廊です。




回廊はよくお手入れされていて、修道士が瞑想にふけりながら、一日中ぐるぐる回るのに、邪魔にならないようになっていますが、誰もおりませんでした。




こちらも本当はご禁制ですが、霊廟天井のモザイクです。
赤い色がよく残っていました。
ここには、600-800年前の王様、王女様の石棺が安置されていますが、昇天されているようで、変な雰囲気はまったくありませんでした。



こちらはレオン王家の「聖杯」です。
案外歴史的には王家は長く存続したんですが、残ったものは少ないな～、と思いました。





こちらは礼拝堂の祭壇です。
王家所有の教会だった割りには、質素だなぁ～と思いました。



因みに写真撮影厳禁で、見張りがつく霊廟ですが、全体の写真を撮ると、こんな感じらしいです。見張りがついただけで、ツアーなんてないのだから、フラッシュなしで撮影許可を出してくれればいいのに・・・・とブツブツ。

さて、ここからCatedoralへ向かいました。

Casa de los Botines
こちらGaudiが、Astorgaの設計後、Leonで設計に携わった建物です。
現在は、銀行として使用されているので、内部観光は出来ません。



そして、段々とCatedoralへ近づいて行きます。



先にCatedoralへ・・・・と思ったのですが、San Isidroに向かう事にしました。単に、１６時近いので、Siesta後に開くと考えたまでです。



ここがSan Isidroの正面になります。
１２年前は、ここに来た覚えが無い、というのが今回の再訪の理由の一つでもあります。



ここ最近、Navarra地方では「ナバラ王国」、Asturiasでは「アストゥリアス王国」という表記を見ていますが、やはり今回も「レオン王国」という表記が、はっきりとこの教会前の石碑に明記されました。

さて、ここでいきなり博物館に入りました。

LeónはAsturias王国の後を受け、レオン王国となった、かつての首都である。レオンのオにアクセントはあるので、注意。さて、Astorga往復してきたら、昼食時間になってきたので、観光は後回し、旧市街中心部の、レストランが多い地域にまず行った。ぐるぐる選んで、一角にレストラン３軒が軒を連ねている一角にした。



まずはTintoを頼み、メインを選び、心を静めて待つ。



まずは、「秋の味覚、きのこ」を選んだら、あっさりオリーブ油と岩塩で味付けしたものを出してくれるので、パンと共に、ウマウマと頂く。



羊君の肉に、ポテトと、Pimientesの酢漬け。
酸味がほどよく、肉と合い、Tintoの味もさらに色濃く、もぐもぐと頂く。



カラメル・プリン風味のデザートを平らげ、一息ついた。
ここも甘みが抑えめで、スペインのあのチョー甘々なデザートは無くなりつつあるので、助かるにゃ～っと思い、さて午後の観光を始めた。

この町は、「やたらチョコレート屋」が多い。甘ったるい、カカオの匂いが漂っている中、切手を買ったお店で、地図ももらえたので、バスターミナル間近の、Catedodal / Gaudi設計の司教館から、ぶらぶら旧市街へと歩いて行った。



ここの教会も月曜閉店のようなので、またブラブラと２大建築の方へと戻る。



因みにこんなアーチが、Catedoral周辺にある。ついでに横手の門も、しっかりと閉まっていた。



こちら靄がちょっと晴れてきた、Catedoralです。



この対をなしたアーチが、非常に特徴的だな～と思った。



この司教館に司教が住んだことはないらしく、ひたすらにお城のごとく聳え立っているのが、なんともはや・・・・・



こちらも靄が晴れてきた所で、Leonへの戻りのバスの時間になったので、またバスに乗って、Leonに戻ったのでした。

尚、バスターミナルに荷物預かりはありましたが、RENFE駅はALVIA車内から見ただけなので、わかりません。ただ、今回使った列車の駅には、荷物預かりは見当たりませんでした。

さて、朝８時のALVIA(中距離特急)で７０分。Leonに到着、その後ろ足で、駅前の宿にチェックイン、そのまま手荷物だけまとめ直して、３ブロック隣のバスターミナルへ急ぎ、Leon - Astorgaへと、バスで到着した。時刻は朝１１時前。天気はまた靄っている・・・・



うぉぉぉ～、Gaudiが設計し、一部Gaudi設計のまま建てられた司教館は、月曜日は休館である。しかし、靄ったままであった。



角度を変えてみたが、やはりてっぺんが靄っている・・・・



仕方がなく、Catedoralに行ったのだが、月曜午前中は開いている筈なのに、元気よくおっちゃん達が、修理中で、門は鎖が巻き付けられ、うんともすんとも開かなかった。

仕方なく、亡霊のごとく、フラフラとこの２つの建物を歩き回る。

さて、日曜日は、「家族で集まって食べる日」なので、案外レストランは混んでいる。前日目をつけていた「郷土料理」が売りの、セルバンテスの家近くのレストランは、さりげなく「予約で一杯です」と断られたので、泊まっている宿のレストランに戻った。



今回泊まったホテルのチェーンは、入っているレストランに外れは無い、と他都市でわかっているので、選んだのもあるが、今回はそれで助かりました。Tintoを選び、料理を待っていると、Amuseときたので、「随分スペインもサービスするようになったもんだ」と思いました。これは、Sopa de Ajo、ニンニク入りスープです。




Menuは２種類あって、「秋のお勧め、魚も肉も」と、「普通の定食」があり、Toroのピンチョスを食べてしまっていたもので、普通の定食にしました。こちらは、トマトにマッシュポテトを詰めたものです。赤いのはケチャップ味でした。



メインのステーキに、Pimientesとポテト付きです。この段階で、季節のMenuにしなくて、えがったなぁ～、と思いました。



アップルパイとCafe soloで締めました。この段階でお腹一杯で、またもや夕食は、軽食どころか、せんべいとお菓子で十分でした。



今回のValladolidはここで終わり（まだ見たい所があるので、また寄ります）ます。
翌朝は朝早い中距離特急で、１２年ぶりのLeonへ向かいました。これは、RENFEのBarで、「朝食セット 12.95 Euros」です。

これでもちょっと靄が晴れてきたので、改めてCatedoralを撮る。



旧市街への入り口を、これまた撮ってみるが、やはり全景とはると、靄がかっている。



そして、ワイン博物館は、日曜日は閉じられたままだったのが、最後の最後まで無念であった。



バスターミナルへ通じる広場から、旧市街への入り口のアーチを撮ってみる。
いやはや、日の出（朝８時過ぎ）前からずっとずっと、モヤモヤ～っとした、冷たい日であった・・・・



そして、こちらValladolid Campo Grande駅。
こちらが朝食の出発点となったが、最初から最後まで、靄靄していて、かつワイン博物館も休日で、ワインの産地のToroでは、１杯飲んでそれで終わってしまった・・・

やれやれ、やっと町中も開き始めたようで、ワイン博物館は相変わらず閉店、仕方なく小道の先に見えた中庭をに見に来たら、「伝統家屋風」のようであった。背後はパン屋さんです。



Barも開いていたので、入りやすそうな方に入り、Tintoとピンチョスを注文。これで2.10 Eurosであった。



卵巻きの何たらとあったので、注文したが、けっこう油ギッシュであった。まぁ、これで身体を温める。



油ギッシュで黄色いピンチョスが、Castilla y LeonのBarに並ぶ。
因みにここは、スペイン最高級のサインの産地の一つなのだが、ワイン専門のお店は、日曜閉店であった。



こちらはチーズのピンチョス。そこまでお腹は減っていないし、さすがに昼食に関わってくるので、写真のみ。

ちょっと一休みして、まだValladolidへのバスの時間には、余裕があるので、もう一回りをした。

Catedoralから城に向かって、モヤモヤ～っとした中を歩くと、いきなり城壁が出てきた。



城を見まわしたが、ひとけは無いまま、モヤモヤしているだけ・・・・更に、内部の展示はしていないようなので、地図を開き、近くの教会を目指す。



何と言おうか、やっと「風景に色」が出てきた感じです。



質素なロマネスクの扉部分でした。
内部は、質実剛健、つまりいつもの内陣だった上、入場料と言われたので、そそくさと退却してきました。



こちらは更に別の教会です。どうやらこの町では、「教会巡り、4 for 3」のような感じの割引入場券制度があるようなんですが、先程のCatedoralを見てしまった後では、印象がどこもここも薄い。ちょっくらここで、一息入れに、町中に戻りました。